感情タグBEST3
Posted by ブクログ
サイコパスだらけ
ボウフラのたとえが気持ち悪くてゾワゾワした
錠也と間戸村の二人暮しが微笑ましい
というか、間戸村は無茶な事はさせるけど凄く人情味のある人だなと思った、けど、週刊誌の記者かあ...、でもやっぱりいい人だなと思う
鍵人の行方が分からないから怖いし、再開した時何が起こるか不安すぎるけど、母親からのテープを鍵人にも聞いてもらいたいと思った
錠也の心が変化しつつあって嬉しい
Posted by ブクログ
内容はもとより、言葉選び、構成、ちょっとしたトリックが合わさっていて、一気に読み進んでしまう笑
残酷な描写も多い気もしたけど、題材を考えると妥当なのかなと思う...
とりあえずもう一回読む笑
Posted by ブクログ
途中まで多重人格なのか双子なのか分からなくて何回も戻って読み返した。よく見たら表記が違ってたのも全然気づかなかった…
あれはそういう事かと理解できるのが楽しかった。
まともじゃない人だらけの中で、主人公が段々まともになっていく。先生、間戸村さんとのやりとりが良かった。ヤバイ人たちだらけの中にも、ちゃんと優しい人たちがいるんだ。
1番の不安要素が残しつつ、スッキリした終わりも好きな作品でした。
Posted by ブクログ
こんなにもサイコパスが集まってくるのかな〜
というほど大集合で、ゾッとする恐ろしさ。題名の「スケルトンキー」と双子の名前が鍵となり、展開が面白い。途中から鏡数字で双子の視点それぞれで描かれているのに気づき、驚かされた。それにしても犯人が行方不明でその後は…どうなることかと気になる。
Posted by ブクログ
サイコパスがたくさん登場。
読んでいるときの違和感が、双子の登場で繋がる部分が面白かった。
見出しの漢数字が鏡で兄弟の視点を表してたのは、気づいてから思わず読み返してしまった。
Posted by ブクログ
なかったはずの違和感が、突如として現れた。
知らない世界をまた1つ見てしまったような後ろ暗いような不思議な気持ちになる作品。後半の怒涛の流れに翻弄されない人はいない!
登場人物にはモデルがいるに違いない、と思うほど登場人物の解像度が高い…脱帽。
Posted by ブクログ
背表紙にあるように、「道尾秀介本人がサイコパスなのではないか」という脳科学者のコメントに、「疑う余地はないでしょう」と僕は思ってしまう。
どの作品も、他のミステリー作家以上に読者を欺こうとしている捻くれた筆者(僕にとっては褒め言葉だ)だが、今回はサイコパスをテーマに、疾走感のある「欺き」を我々読者に与えてくれた。
そもそも途中から不思議な感じはしたが(これは僕が道尾秀介を読む際はあらゆる事を疑ってかかる性質からだが)、二章の結末で疑問が広がり、三章の展開で広がっていく世界観は見事だ。僕は最終盤に恐ろしいドンデン返しがあると恐る恐る読み進めたが、まあ、この世界に相応しい着地のしかたかなぁと納得は出来るものだった。
以降、ネタバレになるが、
最終盤、錠也の持っているスケルトンキーで箱が開かない、実は生きていたのが鍵人の方で・・・となっていれば、僕にとってこの作品はトラウマ級のサイコパスな作品だった。実はまだ疑っている自分がおり(スケルトンキーは合鍵とも言われている様なので、どっちの鍵でもどっちの箱が開くはず)
ただし最後、心境みたいな描写もあった為、そこまで筆者はいかれてないと思いたいが。何せ道尾秀介だからなぁ(笑)
少しずつ結末を受け入れる事にしよう(笑)
Posted by ブクログ
児童養護施設で育てられた青年
自分が"サイコパス“だと自覚している彼の目線で語られる事件
彼はサイコパスの自覚があるだけに、自分を"普通ではない"と思っており
上がらない心拍数を上げるための薬を飲むなど、突然暴走したりしないように自己制御している
中盤くらいから、取り返しがつかないくらい殺伐としてくるし驚きの仕掛けもある
普通じゃないと思っていた彼が、(そこに登場する何人かの中で)一番まともに見えるシーンがあって
"普通"って言葉の相対性を強く感じた
Posted by ブクログ
坂木錠也が週刊誌記者 門戸村の手先としてバイクを乗り回す話がスタートだが、錠也が施設に預けられた経緯が次第に明らかになるにつれて、ストーリーが深まっていく.施設の同僚 うどんこと迫間順平との話で母が殺されたことを知り、田子庸平の存在が大きな問題となる.錠也は双子で生まれ片割れの鍵人が現れたことで話が急展開する.最後の最後で表題の意味が解き明かされる場面が秀逸だった.
Posted by ブクログ
殺人事件が起きて、徐々に謎が明らかになっていくので「ミステリ」に分類したが、かなりなハードボイルドでもある。サスペンスでもある(- -
からくりが明かされるまで、お見事な叙述トリックの展開。もはや「犯則」とも言えるようなトリッキーな設定で(^ ^; からくりが分かると、「え、ちょっと待って、だとすると...」と、遡ってあれこれ確かめたくなる(^ ^;
ストーリー的には...「日本サイコパス連盟(そんなのあるかどうか知らんが)」から怒濤のクレームが来そうな(^ ^; 他人事ながら「大丈夫かいな」と心配になる(^ ^;
残酷なシーンも多く、弱い方は読まない方が良いかも(^ ^; タイトルになっている「鍵」の秘密が、最後の最後で明かされはするが... 私にとっては、何ともすっきりしない終わり方で(^ ^; その分、☆一つ減らしましたとさ(^ ^;
Posted by ブクログ
難しい…一人称が途中から信用できなくなるところも難しかったし、話のオチも正直よくわからなかった。いや作品としてはハラハラドキドキの展開で、仕掛けられたギミックにも気持ちいいくらいにひっかかってしまった。やはり作者がわかりやすく明示してくれない部分があるので、もう少し読み込みたいなと思った。
Posted by ブクログ
サイコパスを自認している主人公の一人称で語られるこの話。途中で一変。思わず戻って読み返してしまった。
何気ない会話や行動のひとつひとつが、なんか怖いような、違和感感じるような…普通じゃないなっていうのが伝わって来て、道尾さん凄いなと思った。
私は気が小さいと自認していて、ちょっとした物音でも心拍数が上がるし、怖さも感じるし、嬉しさも感じる。
常に落ち着いている人が羨ましいと思っていたけど、それはそれで悩みにもなっているのかも?と考えてみたり。
相変わらず読みやすく、先が気になって一気読み。
Posted by ブクログ
全員悪人ならぬ全員サイコパス。巻末の解説の、サイコパスをリアルに描けるなんて作者こそサイコパスなのではに妙に納得してしまった。実際には綿密にリサーチしたらしい。幅の広い作家たる所以。
Posted by ブクログ
面白かった
まさか錠也が双子とは思わなかった。
不幸が続いてたけど、最後錠也がハッピーエンドで終わってよかった。
ちょっとサイコパスが出てきすぎて混乱
Posted by ブクログ
サイコパスが登場するけど道尾秀介さんらしい作品だと思った。
サイコパスが出るからと言って、エグさ・血みどろがあればいいということではない。
「サイコパス」と「切なさ」みたいな、相反する言葉の同居って感じ。
Posted by ブクログ
サイコパスの大量生産! 狂気の血が織りなす冷酷ながらも悲しいサスペンスミステリー #スケルトン・キー
児童養護施設で育った主人公は恐怖を感じない体質。いつも一線を超えてしまわないようにコントロールをしていた。しかし自らを不幸に陥れた復讐の正体がわかったとき、サイコパスの血がうずき始め…
道尾さんはホントに小説がお上手。
冒頭からいきなり派手なアクションとともに、強烈な人間性や背景の説明を一気にしちゃう。中盤も読者の不安を搔き立てることによって、もう読ませる読ませる。そして中終盤からの驚愕などんでん返し、さらには激しいアクション、そしてスケルトンキーとはいったい何なのか。
決して長い話ではないのに、サイコパスのテーマ性も、エンタテイメント性も、重厚感もしっかりあり、しかも全体のバランスもとれている。そりゃ面白いっつーの。
本作はなによりサイコパスの描写が凄い!
サイコパスの心情描写、殺戮、暴れっぷりがリアルで怖いよ。
そしてミステリー要素もさすがですよ。途中で例の怪しい点に気づいて、おおむねの予測は立てていたんですが、道尾秀介はそんなに甘くはありませんでした。でもこの伏線だけでは難しいよ~ く、くやしい。
しかし悲しいお話ですな。
物語なのでありえない話なんでしょうけど、生まれや家庭に恵まれない不幸はどうしたらいいんでしょうね。自分は専門家ではありませんが、話を聞いてあげることくらいです。
テーマは強烈ですが、読みやすく初心者にもおススメできる?かもしれないミステリーです。面白かった!
Posted by ブクログ
サイコパスを自認している主人公による一人称視点で進む物語。
途中で話の作りが分かって、なお読むのが止まらなかった。一気読み作品。
主人公の幼い頃からの言動はぶっとんでるんだけど、その根底にあるのはサイコパスだから、じゃなくて、大人に自分を見てほしかったことだと、最後に気付くのが切ない。
もし、母親が銃殺されることなく、母と双子一緒に青光園で暮らすことができていたなら。
鍵人も錠也も、誰にも大切な人を奪われることなく、母と園の大人たちの愛情を受けて生きることができたのかもしれない。
最後の母親の想いが、そんな未来があったことを想像させて悲しい。
鍵人視点での続きを読みたい。
Posted by ブクログ
人の様々な気持ちの表現の仕方が匠で毎回翻弄されるが、今回の作品では特に「嫌な気持ち」の描写ご良かったと思う。私自身の言葉で表せないような気持ちを道尾秀介さんは小説で示してくれる。
Posted by ブクログ
主人公は施設で育った男の子。
記者の助手のような仕事をし生計を立てている。
成長過程で自分をサイコパスだと指摘され自認していく。
自分の出生に関わる件で殺人犯していくのだがいきなり双子の兄登場。
こっちの方が覚醒したサイコパス。
サイコパスという定義は色々あるのだが自分がそうだと生きにくいだろうなとおもいました。
Posted by ブクログ
⚪︎全267p
⚪︎サスペンス系ミステリー
⚪︎本ならではの展開
⚪︎登場人物はもう一人居た系
⚫︎初めて答え合わせ前に登場人物がもう一人居ることに気付けた作品
⚫︎父親が誰か?という点は途中に出てくる歯並びの話で推察出来たり、警察の聞き込みで三日前のアリバイを聞かれた時に薬局を襲撃したのでは?と推察出来たり、買ったはずなのにジャケットが破れているのを着ていたり、と伏線が分かりやすく散りばめられていてスッキリ!
⚫︎鍵はどこに行ってしまったのか?という恐怖感を残して終わるが、錠が少しずつ心を知り始めて上手に生きられるようになっていくといいなぁと思えるラストだった
⚫︎間戸村さん良い人…!いや、未成年をあんな危険なことに巻き込む大人は良い人じゃないか…?
Posted by ブクログ
要略としてはあるサイコパスの物語
サイコパスの定義、なりうる要因等が簡単にだが説明されておりそういった点は勉強になる
情報が上手く隠されておりミスリードに引っかかるため二度読みするとさらに楽しめると思う
「サイコパス」という物語の性質上、どうしても暗く陰惨なものになりがち
なんとなく伊岡瞬作品の「代償」を思い出してしまった
またラスト付近のバトル物になった時は蛇足では?と感じてしまった
Posted by ブクログ
自分としては、中盤までが特に面白かった。 錠也と鍵人の行動が錯綜している辺り、どっちの目線で書いている?!とハラハラして面白かった。 最後は意外とあっさり終わった感はあるけど、綺麗な終わり方だったかな。 寝る前に読んでいると、複雑な描写のところが翌朝覚えていない感があった笑
Posted by ブクログ
サイコパスを題材にした作品。
ちょいグロ描写や読んでいて苦しい場面もありましたが、最後は少し希望が見えるような気がしてホッとしました(錠也たちはまだホッとできないだろうけど...)
後半にかけては誰が、何の、どの場面で、話をしてるのか混乱するくらい怒涛の展開でした。
個人的には間戸村さんナイス!!って感じでした!!笑
Posted by ブクログ
今でもときどきツイッターの感想で見かけるタイトル。
実際手に取ってみたらけっこうすらすら読める感じの厚さだったこと、表紙の「僕は自分から何かを奪う人間を許さない」、そして裏表紙の「2度読み必至のノンストップ・ミステリ」という謳い文句にひかれて気楽に読みはじめた本書。
自分はサイコパスであると自認しているまったく普通じゃない、それゆえ<痛みも感じない>から危険なことを仕事にしている主人公青年かあ…と、つらつらと読みはじめ、おや、この子は孤児院で育ったのかあ、育った環境になにかあるのかなあ…と本当に気楽に構えず読んでいったら、はい、ここですよね、172ページ。
ここの一文というかある独白セリフで、「はあ~~~!!!????」となりました。
この反応は皆さんと同じです。はい、まったくもってやられてしまいました。
そうか、これは<そっち系>だったのか。
だから2度読み必至だったのか。
この作者さんは私にとって2冊目なので<知っている人なら働く注意力>が私にはまったく働いておらず、のんきにここまで読んできてしまいましたよ。
ただ、ここまで途中なんとなく変、違和感を感じたところ(たとえば、え、どうして彼女をそんなに躊躇なく殺しちゃうかな~)などには付箋を貼りまくって読んできました。
だから「その後の種明かし=前半部分とのかぶり」の説明(?)で、貼った付箋部分を見返すことによって、はあ、なるほど~と唸らせていただくことができました。
よって<それ系>にもかかわらず、2度読みは今回必要なかったです。
まあ、たしかにノンストップ、一気読みした本ですが、それだけといえばそれだけというのが感想です。
途中多重人格を思わせたり、そういった人格形成にかんする話など含まれていて興味深いところはあったんですが、うーん、最終的には「だからなに?」に落ち着いてしまいました。
この本が数か月後も私の心に何かを残していることはないでしょう。
感動とか心にジーンとくるとか、そういう点ではこの本と並行して読んだマンガ『スパイ・ファミリー9』のほうがずっと心に残ります。
さすが、伊達にアニメ化決定ではありません。
スパイ・ファミリー、これからも大いに楽しみにさせていただきます!
====データベース====
19歳の坂木錠也はある雑誌の追跡潜入調査を手伝っている。 危険だが、生まれつき恐怖の感情がない錠也には天職だ。だが児童養護施設の友人が告げた出生の秘密が、衝動的な殺人の連鎖を引き起こし……。
Posted by ブクログ
サイコパス…あまり深く考えた事がなく、エセサイコパスが、自分はサイコパスだって言ってるのを聞くくらいだったけど、ガチサイコパスは、なんか、想像以上でした。 遺伝だとか、キラージーンとか、想像を絶するもので、それで悩んでる人もいると思うと、なんだか切なくなりました。
Posted by ブクログ
❇︎
スケルトン・キー/道尾秀介
『僕に近づいてはいけない。あなたを
殺してしまうから』
本の帯に書かれたショッキングで少し
切ない言葉を読んで、ぜひ読みたいと思い
手に取りました。
完全に、恐怖を感じたことのない僕(=錠也)
として読み進めていたので、後半でひかりと
話す箇所でチラリと違和感を感じて、
その可能性を想像しましたが、それまで
全く仕掛けに気づきませんでした。
それもダブルで驚かされました。
いや、もっと前半まで遡るとトリプルです。
スケルトン・キー=合い鍵
この組み合わせがもっと早く、僕の前に
現れてくれていたら、また違った物語が
あったのかも、しれません、