【感想・ネタバレ】Distance わたしの#stayhome日記のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

絵がねえとても好き。ジブリの海が聞こえるや耳すまの絵コンテを眺めているかのような、細やかでわかるなあと共感する、切り取りに著者の感情や思いも感じながら日常の一コマをキュンと味わえた。

p.s
「海がきこえる」ってジブリの隠れた青春ピュアロマンス作品なのだけど好きな方、おられるかなあ?
共感トークしたいなあ。
いつか浜辺で大切な人と観ながら、この本をパラリめくりながらハートのピノを分け合うのが夢。
(そんなドラマどこにあるんや!夢想すぎ…?夢を見るのは自由。と言うことにしておこう。

これこそ、いとエモし。なイラストだ。
今日マチ子さんシリーズ、初任給で買い揃えたい。
ちょっと気恥ずかしくなる展開のシリーズもあるので大学生以降の方々向きでしょう。

無印で買った本棚にスッと立てかけたいな。
いつか買いに行こう。

Dさん、素敵な選書を本当にゴマスミダ。また遊びに行かせていただきます。

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2024年04月08日

Posted by ブクログ

センネン画報のときからちょっとタッチが変わったような気がする。でも日々の気づかないようなところに瞬間を捉える目が素敵。

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2022年09月10日

Posted by ブクログ

あの一年の記憶を残すため。
まだ全然マスク生活も続いてるけど、あの止まった時間はちゃんと覚えておきたい。
これを読んで、見て、あの頃を思い出して、センチメンタルな気分になった。

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2022年06月17日

Posted by ブクログ

緊急事態宣言明けに再読。
あのステイホームの感覚を忘れたくない。

人と人との距離感を物理感覚で味わった日々。
今思うと、あの隔たった距離の間に天使が舞い降りていたかも。

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2022年03月22日

Posted by ブクログ

毎日目に見えないものと戦ってこの怒りを誰にぶつけることもできなくてそれでも生きていかないといけなくて。今も毎日が精一杯でもう過去に置いていった記憶だったけど、ページとともにあの時の1日、1日を思い返す度、さみしくて、不安で、だからこそ今まで当たり前だったことに愛おしさを感じた日もあったって思い出せた

今日マチ子さんの描く空が、きっとあの日の私もこの空の下でちゃんと生きてたんだって証明できる気がして押し潰されそうなとき、またこの絵に会いに行こうと思った。

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2022年01月28日

Posted by ブクログ

物語があるイラストで、
日常の風景、それら、全て美しく感じた。
コロナが終息することを祈って、またこの本を手に取った時、この日常を思い出すことができるのだと思った。コロナに負けず頑張る、のではなく、
やれることだけ尽くしたい!明るい未来があるということを信じて。

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2021年10月10日

Posted by ブクログ

『必要とされていない。そう考え始めると、悪い方向に転がり落ちていく。運動のために、毎朝散歩をした。線路脇のツクシがスギナに変わっていったり、日に日にタンポポの茎が伸びていった。そんなものばかり見ていた。綿毛が飛んでいく。ふっと、そうだ、今のじぶんは最高に自由なんじゃないか、と思い始めた』

十年以上前になるけれど、何故か巡回(これって既に死語かしら?)している連載やブログが、カタカナの入っている作家ばかりだったことがあった。既にリンクが切れてしまっている古いブックマークには、寺田マユミの「His Daily Life」とか、オカヤイヅミの「すきまめし」とか。その中に今日マチ子の「センネン画報」もある。こちらは更新こそないものの過去のブログ記事も含めて全てに未だアクセス可能で時々眺めてみたりすることもある。

一般的にネット上の表現の場はブログからソーシャルネットワーキングサービスへ移行した感があるけれど、その新たな場で作品そのものを淡々と投稿するスタイルの表現者の裾野が広がったのとは裏腹に、いわゆるプロフェッショナルな人々は作品そのものの発表するやり方から、エッセイ風の言葉を発信する方向に変化している傾向があるように思う。そんな中、今日マチ子が淡々と上げ続けるイラストの投稿の本質は、場の呼び名が変わっても大きく変わってはいない気がする。この「Distance」として単行本にまとめられた作品たちには、「センネン画報」に繋がる表現者の「シンネン」のようなものが存在するとさえ思うのだが、それは「発信する」ことに対する作家の拘り、そこにこそ今日マチ子の業(カルマ)があるからなのかも知れない。。

毎日一頁マンガを描く、と宣言して始まった「センネン画報」は、宣言通り描かずにはいられないという気持ちが先行した作品だとも言える。もっとも作品のスタイルの変動幅は大きい。ただし一つ言えるのは、回を重ねるにつれ、如何にもマンガというスタイルの作品から、徐々にエッセイ風の内容にシフトしていく、ということ。画風も時に抽象的になり、時には少女漫画風になりはするが、作品はより内面的なものに焦点が当たったようなスタイルに移ってゆく。その中で生まれた幾つかのヒントは、「いちご戦争」ではより抽象的な表現へ、「みかこさん」では青春期の物語へと発展していったと、かつてのフォロワーとしては思うのだが、そんな風に個々に分化する前の「センネン画報」の芯に近いもの、ある意味もやもやとした内面を映し出したものが、#StayHomeとタグ付けられた本書の作品群と位置付けられるように思う。

高橋源一郎による解説めいたリーフレットは、伴走者的立場の理解者というより、展覧会で作品を鑑賞する批評家といった視線で綴られているけれど、これらの作品を自身のかつての(やさぐれた)日常を記した作品と対比して、やや刹那的な心象風景の日記と捉えているのは流石だなと思う。というのも、ここには失われてしまう刹那に対する思いはあるものの、意図を持って残そうとする意志はないようにも思えるから。だが、その刹那に対する共感を、喚起する才が今日マチ子にはある。

日々更新される作品では、短いキャプション以外に作家の心情を窺う情報はなかったが、本書ではその作品の背景をもう少しだけ知ることができる言葉が添えられていて、意外な事実を見い出したりもする。そして切り取られた時には気付かなかった想いが、後になって意味を持っていることを改めて発見するという経験に繋がる。閉塞感の中で多くの人が感じる苦しさを、全面的に解放するような作品ではないが、互いに孤独だけれど並走している人の存在を知るだけで、少しだけ楽になることができるような本だと思う。作家自身の健康を祈って止まない。

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2021年08月12日

Posted by ブクログ

著者が、コロナ禍の2020年から2021年の間の日々を1コマにしてSNSにあげていたもの。ステイホーム中の日記や評論など、いくつか詠んだが、これはヒット!
1コマで完結できているのがすごい。

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2023年07月18日

Posted by ブクログ

2020年4月の緊急事態宣言以降、何気ない日常の風景をイラスト日記として綴っている1冊。そう言えば、こうだった、なんて思いながら読んでいた。

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2023年07月10日

Posted by ブクログ

個人的に大きな変化があった年、世界も大きく変わりました。
マスクをつけることが当たり前になりました。日々誰かが病にかかり、亡くなる人もいました。
「死」をあまり意識せず暮らしていた人たちが、「死」をさらに怖がるようになりました。

引きこもり体質のわたしは、家の中にいることは苦ではありませんでした。家でできる仕事になって、なおさら外へ出なくなりました。
「死」を考えていたわたしは、当たり前のことなのに、と思っていました。むしろ、自分により死が近づいた感じがして、密かに胸が高鳴っていました。不謹慎ですけれど。

そんな自分なので、マチ子さんの文章を見て、びっくりしてしまいました。かなり気が滅入っていたようです。
そういう方もいますよねえ……。

人によって、かなり、差があっただろうと思います。軽率にわたしのように、あまり影響がなかったとかほんのり気持ちが上向きだったとか、言ってはいけないのでしょう。
大人は本音を隠さないとダメですね。

今日マチ子さんの、天使が好きです。


(以下、読みながら綴った感想)


2023/04/26 最初-解説

2020年4月13日
“雨が降っていて、誰も外にいない。”
この日、雨が降っていたことを覚えていませんでした。この日、自分は何をしていたのか、思い出せません……。
時期的にたぶん、心が亡くなっていた頃。

2020年4月15日
“藤の花”
春は、藤の花が咲いていますね。最近歩いていて、見かけました。
そう思って、ふと、以前よりお散歩するようになったなぁ……と自分の変化に気づきました。いままで、藤の花のことをあまり意識せず暮らしていました。

2020年4月17日
“今週ずっと作っている家”
新築……? と一瞬思ったものの、ダンボールハウスでした。なかなか大きいですねえ。

2020年4月24日
“きみの代わりに風がふく”
このタイトルと絵、好きです。
たんぽぽも綿毛も、春を感じます。

May 2020
このタイミングで新しい会社に入って働き始めたなぁ……と懐かしくなりました。もうすぐ3年経ちます。

2020年5月4日
“そろそろ伸びてきた”
この新生活の影響で、しばらく美容室に行けず、髪がかなり伸びました。そうして、ヘアドネーションに挑戦することに決めました。

2020年5月4日
“友人達とLINEで伸び放題の髪をどうしたらいいか相談しあう。”
このような会話はなかったなぁ……と思いました。仲が良いですねえ。

2020年5月6日
“タルト屋も休業中。”
タルト屋さん……! 近所にこんなすてきなお店があったらいいのですけれど。

2020年5月7日
“誰がこんな世界になるって想像しただろう?”
ここまで世界が変わるとは思っていなかったです。世間の常識ってこんなに変わってしまうものなのですね。

2020年5月21日
“天使たちのディスタンス”
この絵、好きです。今日マチ子さんの、天使の絵が好きです。

2020年6月3日
“カウンセリングのお世話になる。”
行けるのなら、行ったほうが良いです。

2020年6月6日
“スワンボート再開”
スワンボートってどこも蝶ネクタイをしているのでしょうか?
この前行った上野公園のスワンボートも、さまざまな色の蝶ネクタイをしていました。

2020年6月17日
“一体化するほどの近さって、大人になると経験しなくなるなあ。”
たまには、このくらいの距離感になってみたいです。大人の距離は、寂しくなります。

2020年6月30日
“上野の池のほとりで。”
絵を見た瞬間、「上野だ……!」と感じました。先日、お花見に行ったばかりなのです。

2020年7月13日
滑り台に寝っ転がっているこの絵、好きです。

2020年7月13日
“うまくいかないことばかり。”
こんな文章ばかりですね。悲観的な方なのでしょうか?
まぁ、外に出たい派の方は気持ちが塞いでしまう時期だったのでしょうけれど。

2020年7月17日
“本の虫”
(中略)
“コミュニティバスを待ちながら、ずっと本を読んでいる女の子。”
この子、好きです。
外でもずっと本を読んでいる人たちのことが、好きです。

2020年7月29日
“電灯に詩を読んでやる”
天使が詩を読んでいるってすてきな発想……。そのお相手が電灯なのは面白いです。

2020年8月20日
“オフィス街のウェディングドレス”
ウェディングドレスって幽霊みたいに見えるのだなぁ……と、初めて気がつきました。そういえば、どちらも白い布がふわふわしているイメージです。

2020年9月16日
“背中合わせ”
あ、これ、この本の表紙になっている絵ですね。

2020年10月31日
“ハロウィン”
猫の仮装をしている子どもたち、かわいいです。

2020年11月30日
“耳を塞いでも目を背けても結婚のことばかり”
先ほどウェディングドレスを描いていましたね。ご結婚の予定があったのでしょうか?

2020年12月1日
“猫のいる古本屋”
なんて最高な空間なのでしょう……!

2020年12月5日
“家に帰りたくないと泣く友達”
かつて、わたしも、「帰りたくない」と泣きました……。その日は帰りませんでした。

2020年12月12日
黒い服、赤いリボン、黒猫……! 『魔女の宅急便』のキキ?

2021年1月5日
“冬の朝の空気が好きだなあ”
わたしも!

2021年2月8日
“マスクをして話していると酸欠のように苦しくなる。”
それほど人と話していなかったからか、そのような記憶はあまりないです。歩いている時のほうが苦しくなります……。運動不足も相まって。

2021年2月19日
“過去未来7時50分”
最初はわかっていなかったのですけれど、過去の朝の時間帯にいる自分と、未来の夜の時間帯にいる自分……なのですね。
おしゃれな発想です。

2021年3月18日
“舞台の作業で埼玉の劇場へ。”
舞台にも関わってらっしゃるのですか。なんだか親近感。

2021年4月5日
“どんな光でも救いになる。”
救いになってほしいです。

解説
“「2020年」は、特別な年になった。世界中の誰にとっても。”
そうですねえ……。わたしの場合、職が変わったという意味で、かなり「特別な年」になりました。

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2023年04月26日

Posted by ブクログ

あの頃の特殊な空気が段々過去になり忘れていってしまう気がしたので、どこかに残しておきたいと思い購入。
あったなぁ、わかるなぁと、自分のことのように絵と文を読む。
その時期の状況も載っていることで、よりリアルに思い出される。

あとがきが至高。

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2022年01月20日

Posted by ブクログ

今日マチ子さんによる、2020年4月から1年間のイラスト日記。
緊急事態宣言に心がぐらぐらしたり、ちょっとしたことで心を保ったり、新型コロナ禍渦中の情景を虚実織り交ぜて写し取ったイラスト。大まかな時事のタイムラインも月毎に載っているので、自分自身の新型コロナ禍よりも前の記憶も重ねながら深く読んだ。

2021年5月16日、第三十二回文学フリマ東京にて購入。栞、ポストカードのオマケもいただいた。今日マチ子さんのイラストはツイッターではよく見かけていたけど、著書を手に取るのは、実は初めて。

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2021年05月19日

Posted by ブクログ

毎日、1.2時間の作画とかで
こんな含みを持った良い絵が描けるのすごいなぁ。
ゆっくり一枚ずつ、
眺めていたいような作品でした。
ありがとうございました。

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2021年12月24日

Posted by ブクログ

2020年4月の緊急事態宣言以降、著者がTwitterにアップしていたイラストの日記。
ソーシャルディスタンスが当たり前になっていく人々の様子、街の様子。
何気ない日常の風景が綴られている。
来年の今頃はどうなっているだろうか…

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2021年06月09日

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