些細な事でむしゃくしゃする事ってありませんが?
そんな時にも読めば人に優しくしたくなるマンガです。
深夜のコンビニバイトのベテラン店員の島さん。
彼はどこにでもいそうな、ちょっと頼りなさもある白髪頭のおじさんです。
ですが、実はワケあり…。
その背中一面には昇り龍の入れ墨が刻まれていたのです。
恐らくは何かしらの過去があり、ヤクザ業から足を洗いカタギの世界に戻ってきたのではないでしょうか。
でも、島さんはそんなことを周りに匂わせたりはしません。
1話目からとても印象的でした。
深夜にタバコを買いに来た若者に対し年齢確認をした若手の後輩バイト君が因縁をつけられた際、島さんは一瞬でボスポジションの人間を見抜きました。
彼は過去の経験から、一番静かにしていた人間をボスだと見抜いたのです。
そして言葉を荒げることもなく、「お願い」をすることでその場を治めました。
彼は「元ヤクザ」ではなく、あくまで普通のおじさんとして実直に、誠実に人と仕事に向き合っているのです。
その姿に、思わず状況に流されそうになったりする自分が恥かしくなります。
島さんの優しさは恩着せがましくなく、とても些細なことだったりします。
しかし、その些細な優しさに救われるのです。
島さんの過去に一体何があったのか…非常に気になるところです。
元ヤクザである事を活かした物語や、島さんの過去も今後描かれるのか…!?
続きが気になります!!
ギスギスした世の中に疲れたら是非、『島さん』を読んで優しい気持ちになってください。
感情タグBEST3
今回も良い話ばかりでした
特に28夜が泣けました!
毎回ほっこりするお話ばかりで、自分も頑張ろう!って思えて元気がでます!
次の巻も絶対買います!
人情というのか…ほっこりします
また今度、クーポンいいのでたときにでも買おうかなと思いつつ…試し読みしちゃうと続き(その人がそんなことした経緯とか)気になってしまって結局買っちゃいますね(笑)
人情というのかわかりませんが、読むとほっこりしたり、心の背筋が伸びたり…そんな魅力的な漫画だなぁと思います。
Posted by ブクログ
コンビニの夜勤ヘルプのベテランのおじいさんは、実は背中に立派な彫り物を持っていた。
と書けば、ありきたりなお話のように思うかもしれない。でも彫り物があったって、島さんは裏稼業をしているわけでも、時々スーパーマン的役割を発揮するわけでもない。どうやらホントに地道に昼は交通整理、夜中のバイトでカツカツの生活を送っているらしいのだ。超リアルなのだ。それは作者のコンビニバイト体験の裏打ちがあるからだろう。
1巻目巻末には、「長く苦しい年月を経て、これが最後だと思って描いた作品」だと告白している。ツイッター紹介には元コンビニ店員とあるので、年齢はともかくホントにベテラン店員だった。今はこの作品一本らしいけど、なんとかアルバイト卒業てきている段階なのではないかな?2巻目巻末には、ツイッター投稿した「0話」が思いの外好評だったこと、ツイッターフォロワー160人が一挙に1万6千人になったことが綴られている。「長い間漫画を評価される事がなかったので全く自信が持てず、プレッシャーに押しつぶされ、連載が始まってからしばらくツイッターで最新話公開のお知らせをするときに手が震えていました」らしい。
今は4巻まで出た。このまま重版出来、生活が安定してゆき、なおかつドラマ化されるかどうかの瀬戸際だろうと推測する。編集者はそのために色々手を売っているのが読んでいてひしひしと感じる。1巻ごとに島さんの過去話を挿入しているのがその一つ、コンビニ店長や同僚、元同僚、常連客のキャラ度を高めて(野良猫サスケまでキャラ度を高めている)、できたらレギュラー化しようとしていることがその一つ。
作者の強みは、長いことコンビニバイトをしてきて豊富な実話を多く持っているだけでなく、おそらく島さん同様の気質を持っていることだろう。欲なくカタギの仕事をコツコツやるけど、同時にヤクザのような底辺世界の事情も知っている、心優しい初老の男。
様々な客が登場する。
タバコの年齢確認させないチンピラ、
犯罪意識ない万引青年、
コンビニ強盗になってしまった元同僚、
マナーの悪いお客、
万引カゴダッシュの客、
いつも同じものを頼む常連客、
常連万引の青年、
ゲートボーラーの椅子取り合戦、
難癖のクレーマー、
大量の小銭で支払いしようとする客、
店前でうるさくする不良たち、
「なんで万引する前に止めてくれなかったの」という保護者の母親、
他の店のクレーム言って指摘すると謝らず電話切る奴、
歯ブラシ万引して店のトイレで磨いたやつ、
底辺からの優しい眼差し。それこそが作者の武器であって、それがブレなければ、いつまでも続ける事ができる「武器」だと思う。連載は「漫画アクション」であるが、それこそ令和の「じゃりン子チエ」のような長期連載になってもおかしくない素質ではある。
頑張れ、島さん٩(ˊᗜˋ*)و
Posted by ブクログ
島さんの周りの人々にもスポットが当たるこの巻。そっと寄り添う島さん。島さんを巡る人々さえも温かい。島さんがいるからみんな優しくなれるのかもしれない。
今はとても穏やかでちょっぴりドジな島さん。若い頃はどんなヤンチャをしたのだろう。どうにもならない事情があってその道へ進んだのだろうか。
Posted by ブクログ
シリーズ第四弾。
深夜のコンビニでヘルプで働く島さん。
人当たりも優しく、一見ひょうひょうとしていますが、実は壮絶な経験が、、、
過去の話もアレコレ。
Posted by ブクログ
おじさん同士の話が好きだなぁ。
この4巻はおじさん回が多かったかな。
巻末にいつも島さんの過去話が入るのは、そういう風になるように話持ってきてるのかな。