【感想・ネタバレ】鬼の御伽のレビュー

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Posted by ブクログ

あの御伽噺のイメージが鮮やかに変革する、まさに『新説』。
傲慢、醜さ、残酷さを痛烈に皮肉りながらも、そこに救いのように優しく灯る光も見出してくれる。色んなメッセージがそこにある。
戦闘シーンが多いけれど丁寧で細かく、スピーディー且つわかりやすい。
構成力が素晴らしく、散りばめられた真相と伏線、その伏線回収がするすると解かれていく綺麗さに驚かされ、ラストのまとめ着地の心地良い落とし方が好き。
語り手側の結末もゾクワク感が止まらない。最後は番外編ですが、番外編っていうかこれぞエピローグ。
浅田弘幸さんの美麗な装画が豪華。もうとにかく滅茶苦茶面白かったです。板倉さん多才。

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2022年03月15日

Posted by ブクログ

おおおお、そうくるのねっ!?って私はたのしめました。
昔話モチーフのお話ってほかにもあるけれど、板倉さん、やっぱりすごいな。あの、テレビでみせる、ひねくれた感じ、本にも出てます、滲み出てます(笑)

人間のいやらしい部分を突きつけられて、途中読みすすめるのがツラいところもありますが、おしまいに救いがあり(?)読後感はよいです。

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2021年09月25日

Posted by ブクログ

インパルス板倉さんが鬼にまつわる話を新訳として落とし込んだ作品。桃太郎モチーフと泣いた赤鬼モチーフの作品があります。戦闘描写も含まれますが、伏線が回収されていくのが好きな人にお勧めです。

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2021年02月27日

Posted by ブクログ

インパルスの板倉俊之さんが語る、新しい御伽噺。
桃太郎モチーフのパーフェクト太郎。
泣いた赤鬼モチーフの新訳泣いた赤鬼。
どちらも、人間が善で鬼が悪という昔話の前提を取っ払って、人の心を持つということはどういうことなのか、何が正しいのか、考えさせられるストーリーだった。
戦闘シーンが好きな人は、これでもかと繰り出される描写に血湧き肉躍るかもしれない。私はそんなに好きではないので、途中ついていけず。
妖魔とのエンドレスな戦いの描写は、小野不由美さんの十二国記の陽子が襲われまくる上巻のようだなと思った。
板倉ワールド、コントのみならず、活字でも楽しめた。

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2021年06月06日

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