【感想・ネタバレ】ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」のレビュー

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Posted by ブクログ

日本の巨大企業「戦艦大和」のような時代遅れになりかけたのを、解体・再生した実行力は見事。日本の経営者で希有と言える。(同じ道産子として誇り)
日立は立ち直り、世界へ挑戦している。
他方、東芝は実質的に消滅してしまった。
この二社の運命は「日本の行方」を厳しく迫っている。
いずれにしても「トップのリーダーシップ」「高い見識」
→川村社長の「カンパニー制導入」自己責任体制と
 東原社長の「BUビジネスユニット制」の対比は☆
経営理論の現実適用レポートとして大変勉強になる。
有数のBusiness School Case Studyに相応しい
日本の経営学者はもっと関与すべき。

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2024年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

7000億円の赤字
日立時間
大抵の改革はスピードでどうにかなる
社会イノベーション事業
カメラの目を持つ
稼ぐ力を身につける
社長にカリスマ性は必要ない
情報を集めて未来を予測する
51点でいい
ピークを少し過ぎたら撤退する
最良のときはこれからくる

以前から読もう、読みたいとは思っていた一方、経営者向けの内容だと思っていたので、読んでいませんでした。しかし実際は、一般のビジネスパーソンに向けた内容、
メッセージもふんだんでした。特に、日立のようなトラディショナルな大企業に勤めているビジネスパーソンは、参考になる一冊かと。

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2023年08月14日

Posted by ブクログ

ラストマンの思想は普段の業務にも活かせるもの

自分の日々の行いが河村さんの言うラストマンと合致する点があり、自分の心持ちや行動に少し誇りを持てるようになった。責任感を強い方なので、自分がこの仕事をサボったらプロジェクトの成果に影響する、という思いのもと、たとえ一メンバーに過ぎないとしても従事してきた。この思いはぶらさず持ち続けたい
これから上位職になった際には、情を持ちつつ理を重んじ、強い思い出決断、断固実行する人間になる

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2024年03月21日

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日立製作所が7,873億円の赤字を出した直後の09年に執行役会長兼社長に就任し、V字回復を成し遂げた川村氏の著作。大企業のトップに立つ人物の思考、視座を垣間見ることができます。

【メモ(改革について書かれた第一章から抜粋)】
・一人ひとりが、会社から給料をもらうだけではなく、「自分がみんなの給料を稼ぐ」という意識を持てるようになれば、会社は再生できるはず。
・たいていの改革は、スピードさえあれば何とかなるもの。決断して実行するまでに時間がかかると、その反対勢力に根回しをされ、改革を断念せざるを得ない状況に追い込まれる場合もある。
・改革をするにあたって、最初に手掛けたことは、意思決定をする人数を絞った
・緊急時を切り抜ける方法は①出血を止める②キャッシュを生む事業を見つける→近づける事業と遠ざける事業を決める。

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2023年09月09日

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飛行機が墜落しかけている緊急事態であっても、マニュアル通りに行動しようという意識が働くものであることを知った
人から投げかけられた言葉の端っこが心に留まり、人は教育されていくのかもしれません。
改革に時間をかけることによるデメリットは、さまざまなものがある。次々と反対勢力が出てきてしまうのもその一つ
健全な競争はお互いの実績を認めながら、会社全体で上をめざすような競争です。
「みんなが会議をしているような組織は何事もなし得ない組織であり、四分の一以上の時間が会議に費やされているならば組織の構造に欠陥があると考えていい」
江戸時代の禅僧、鈴木正三は「指導者が備えるべき能力」として次の7つを挙げた。①先見の明がある②時代の流れを、的確に読める③人の心をつかむことができる④気遣いができて人徳がある⑤自己の属している共同体、組織全体について構想を持っている⑥大所高所から全体を見渡せる力量を持っている⑦上に立つにふさわしい言葉遣いや態度が保てる
実現させるシンプルなプロセス①現状を分析する②未来を予測する③戦略を描く④説明責任を果たす⑤断固、実行する
数字だけでなく、「なぜ必要なのか」「何のために必要なのか」「それを達成すると何が起きるのか」といった背景や将来を語ると、部下も「それなら私も実現させたい」という欲がわくでしょう。
戦術は変えても戦略は変えてはいけません。
「タウンホールミーティング」と称して、現場の社員とコミュニケーションをとる場を設けました。
日立の創設者小平浪平は日立の精神として「和」「誠」「開拓者精神」という言葉を私達に残しました。
孔子の『論語』、佐藤一斎の『言志四録』

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2022年11月30日

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日立グループの変遷、特に業績悪化からの立て直しを行なっていた時期について知りたいと思い購入。淡々とした口調で語られながらも、日立が置かれていた状況やそれに対しての考えや当時の思い、行動が取り繕われることなく書かれていてストーリーとしても面白かったし、一ビジネスパーソンとしても心改められるようか場面が多かった。

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2022年08月11日

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ネタバレ

転職の都合上、読んでみたものの、そこまで気付きはなかったです。目新しさがないという感じ。V字回復をやったその時の温度感とか感情をもう少し濃く描いてくれるとより良かったなと。

結局自分がやるしかないなーそんな感覚でしかし楽観的に実行することが重要

行き先や、航海ルートは船長が決めるが、船内のメンテナンスは方法、実行タイミングはボトムアップ(戦略はトップダウン、戦術はボトムアップ)

戦術は変えても戦略は変えてはいけない。戦略はどんなに情勢が変わってもグラグラしてはいけない、朝令暮改してよいのは戦術のみ

理と情のバランスは大事だけど、結局情を理解しつつ、理をとることができる人間が重要。小事には情、大事には理


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2023年01月18日

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少し先の最適解を追求して提案

データを元に分析し勝てる道筋を示す

現状を分析する
未来を予測する
戦略を描く
説明責任を果たす
断固実行する

逃げたくなる未来と向き合うコツ。逃亡の先に未来はない

失敗したときにどうなるか考える

51点で満足する
こてんぱんに打ちのめされてもラストマンとしての覚悟、力量が身についている

慎重なる楽観主義
楽観は意志に属する、悲観は気分に属する
どんな物事でも自分の意志によっていくらでも楽観的になれます。困難な場面でも「自分の成長の糧になる」

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2022年03月09日

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