感情タグBEST3
一人称で淡々とつづられていく一巻。
それだけに色々と心にぎゅっときます。
絵が可愛く美しく、それがまた尚更複雑な心の動きと物語を鮮明にして、とにかく幸せになってくれー!と願わずにいられない、、
大人びた性格のせいで"可愛げがない子供"っていう扱いを受け続けて自分を認められたことがないレオの心情描写が凄く丁寧に描かれてるから読んでて苦しくなる。透介と過ごす中で自分の居場所を見つけられるといいな。
二人とも周りから浮いていて、そういう二人でホームドラマみたいな家族ごっこしていくのかと思ったら、そうではありませんでした。
ダブル主人公ではなく、背伸びした小学生の心の揺らぎがメインになるのかな?と思いました。続きが気になります。
小学生のレオくんの心情がよく描かれていて、いい作品です。まだ楽しい(明るい)話ではないけれど、無邪気な義理の兄と過ごすうちにいい方向に向かうと信じています。これからが楽しみです。
Posted by ブクログ 2021年01月06日
大人の厄介にならないために構えてきた怜央と、子供っぽさから抜け出せない義兄の透介。ふとしたことから共に暮らすことになったふたりは、戸惑いながらもお互いの存在感をしっかり受け止めていく…。ひとり突っ張ってきた怜央が、徐々に自分の心に向き合っていく様が優しく切ない。透介の事情はこれから描かれていきそうだ...続きを読むけれど、あちこちに「将来の不幸」を感じさせる雰囲気が漂っているのが気になります。ふたりとも幸せになってほしいな。