感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とても読みやすく、一気に読めました。
作者の弥勒シリーズが大好きで、楽しみにしていますが、同じ作家が書いたのかと思うくらい、こちらはスラスラと読めます。
弥勒シリーズのあのくどいくらいの文章ももちろん好きですが。
あさのさんのもっと色々な作品を読んで見ようと思いました。
Posted by ブクログ
江戸時代、商家の一人娘のお八重。少女のお八重が恋を知り、大人になっていく成長物語。
江戸を騒がせる強盗の事件も絡み、捕物帳としても読める。
お八重が出会う「川獺」が、まあとても良い男。危険を帯びた謎めいた佇まいが魅力的で、少女も恋しちゃうでしょう、それは。
知ってしまったら知らなかった頃には戻れない。それが大人になるということ。と、解説にもあった。
ごく当たり前の少女が、恋を知って、戸惑い、思いだけで動くことはできない身の上で、何を考えてどの道を選びとるか。みずみずしい少女の感情が眩しい。
青春がしんどいタイプなので、あまり感情移入しないように読んだ。
大丈夫な人なら、この作品をもっと楽しめただろうな…。
Posted by ブクログ
時代小説はあまり読んだことがなかったが、全く問題なくすらすら読めた。江戸の雰囲気を楽しみつつ、ちゃっかりロマンスも感じたい人にオススメ。ハッピーエンドとまではいかないが、明るい未来に向かっていくような感じで良かった。
Posted by ブクログ
産毛な娘の純真の恋心が、平穏な少女の日常を
嵐の様な人生に脚を踏み出させる。
人の恋情は時として、予想外の行動をしてしまう。
八重に仕えるおちかの誠実さも外せない。
復讐に燃えたかわうその心さえも変えてしまう
切なく激しい恋心がよびおこす事件。