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サムシング・グレート(神)の存在をめぐり、東大教授矢作直樹と筑波大名誉教授 村上和雄との対談。冒頭、小柴教授とダライラマとの対談の紹介がある。戦争が無くならないのは、宗教に問題があるのではとの小柴教授からの質問に、どの宗教も素晴らしい、問題があるのは、それらの宗教を解釈している人間側に問題があるとしている点がとても驚かされた。
日本人は、戦後スピリットを忘れてきた。
ノーベル賞を取った科学者は、サムシング・グレートの存在を感じている。また、日本人も「あの世」を信じている人の割合が増えている、特に若い人ほどその割合が高い。
東日本震災以降、日本人の生に対する価値観が変わり始めている。
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神(サムシンググレート)の存在は否定出来ない。
科学で知り得ないことは、存在しないのではなく、まだ解っていないということ。
人間の都合で宗教が生まれる。
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『人は死なない』という医師と『サムシング・グレート(神)』を信ずる科学者の非常に興味深い対談。
「見えないもの」を見ようとして発達してきた科学、「見えないもの」を見えないまま受容してきた宗教、「見えないもの」は「ないもの」として教えてこなかった現在の教育。この三者が理解しあえると、人の悩み苦しみはもっと軽減されるはず。
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矢作先生の第2弾。
おそらく刊行にあたり多くのお誘いがあっただろう。
こうした本が出版されて本当にうれしい。
科学者である2人の先生が未知なる領域をどう捉えるか、意義深いと思う。彼らは、まず科学で説明のつかない大いなる世界を神の領域(矢作先生は摂理と呼んでいる)とはじめに定義づけをしている。
科学界からの批判は多いだろう。
人間の限界をふまえ、大いなる存在に畏敬の念を抱いている姿は逆にとても謙虚に見えてすばらしい。
科学と宗教のアインシュタインの言葉の引用もすばらしい。
本書は村上先生と矢作先生が交互に論調するスタイルの構成ですすむ。とても読みやすいことでも本書を評価したい。