【感想・ネタバレ】虚ろ陽 風烈廻り与力・青柳剣一郎のレビュー

小杉健治

[ブクログ · ★★★★☆]

やはり、前回の予感通り最強の敵に翻弄されながらもギリギリ企てを回避する方向の作品だった
瓦版における青痣与力が現在のSNSの人気や炎上を思わせるが、今までの「長年の信頼がそんな簡単に崩れるか？」とか、「ラスボスがこんな姑息なまどろっこしい手段をとるか？」とか通勤の帰りに思いながら読みました

[ブクログ · ★★★★☆]

前の巻で解決できなかった事件の黒幕からの報復作戦が進む。
青柳の南町奉行所と、北町奉行所、それぞれの花形同心を主人公に、瓦版が大売れ。
そこには何か意図が。

次第にエスカレートする、瓦版。
青柳の腕を誹謗するための付箋だった。
あの大物老中が又しても、青柳に魔の手を。

北町奉行所の面々を始め、青柳を信奉する仲間たちと事件を紐解くと。。。

まだまだ終わりそうにないこの事件。今回も解決とは言えない。スリリングな１冊に。

[ブクログ · ★★★☆☆]

第四十六弾
前巻からの続き、剣一郎の名を貶める策謀が、背後に老中、一部北町と加賀藩の一部
背景には加賀藩に関する将軍家との婚姻の影に、大阪の商人も絡み更に混沌と