感情タグBEST3
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いろんな親子、夫婦がいるんだなと思った。
それから理想どおりに進んでも、その先も理想どおりにいくのかは分からなかったり、思うようにいってなくてもそれなりになったり…
私の場合、子供にきちんとした教育を受けさせて、それなりの学校へ進学させて、自分で選んだ企業に勤めて、生活に困ることなく育ってほしいと考えていましたが、全く理想どおりになりませんでした。
でも、元気で幸せに日々を送っている。
今後どうなるか分かりませんが、もしかしたら変化があるかもしれない。とにかく、夫や子供を中心に据えず、自分を第一にして生きてみようとか思うことができました。
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思春期の息子に手を焼いている私には、視線を変えることのできた。
バブル期前に4大に進学しながら、就職の壁に悩む地方出身者が、当時の社会の矛盾とこれを乗り越えようとし、結局壁にぶつかる自分の姿と重なった。
コミカルな登場人物、登場人物と場面が次々に変わりながら、話が進んでいくおもしろさと、一気に読ませてくれた。
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2024年21冊目
4年生の大学を卒業しても実家暮らしじゃなければ就職先がない、就職しても結婚したら寿退職し専業主婦になる。自分がこどもの頃はそんな時代だった。中学生の時、男子は技術で女子は家庭科の授業を受けた最後の世代。
あれから30年以上過ぎ、共働きは当たり前の時代になった。
なかなかしんどい人生を送っていた3人。「自由に生きられることが、いちばんの幸せだよね」と子育てを卒業する時に語り合えたこと。
いろいろなしがらみから開放されて清々しいラストだった。
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韓国ドラマについての記述に笑いが出た。
『なぜこれほど夢中になってしまうのだろう。波瀾万丈な人生が展開され、財閥の御曹司が薄幸な美人に恋をするというお決まりのパターン。そして記憶喪失やら本当は血の繋がった兄妹だったという使い古されたストーリー。そこには単純だからのめり込めるというだけではない何かがある』
注意:これがこの作品の中心ではありません。
隣の芝は青く見える。
青く見える芝にも苦労はある。
『どう転んでも厳しい人生なら、好きな道を行った方がいい』
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一番心に残った言葉
「女は苦労を顔に出してはいけないと母に言われて育ちました。女性がしかめっ面をすると幸福が逃げていくって」
あーしろこーしろじゃなく、こう言われて育ててもらったら幸せだろうな。
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子供から、大人へ、そして、母になった3人の人生を描く。
子供はほんと、思いどおりにならないな…。
となりの芝生は青くみえるけれど、それでも色々と抱えているもので今の私の心にグサグサと刺さりまくるテーマでした。
淳子が息子2人に啖呵を切る場面は、すごく共感してしまった。
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自らの就職や結婚、子育てに三人三様に思い悩みながら、でも自分の決めた道を進んでいく。
結果、落とし所はどうなるのかな?と思いながら読み進めたが、ラストは…。以下ネタバレ回避のため自粛。
世代的に私自身と近いものを感じて大いに共感!
うちの子供はまだ5歳だから、今後の悩みは「明日は我が身」と受け止めました。^^;
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毎回この著者の本は、頷きすぎて首ガクガクになる。笑笑
もうまさに。
3人の大学時代の仲間が結婚して、子ども産んで、それぞれがそれぞれの生活の色々ね。
不登校あり、学歴、就職、収入、高層マンション、子どもの発育、美容、ブス、旦那の甲斐性、浮気、お金、ブランド、見栄、羨望、ママ友、地域、義母、義父、コネ入社、海外、老い、激太り、病気、などなど。笑笑
いやーわかるわ!そう!そうなのよ!
って主婦ズはみーんな身に覚えがあるんじゃないかな?
この10代からの歴史が、自分の子どもの年齢と重なったときに過去に戻ったり、現在だったり、子ども目線からだったりで、もう面白い。
あー子ども目線の見え方もわかるし、他人の子どもとしては冷静に見れるし、自分のことじゃなあなら客観視できるのよね。
でも、実際、じゃわたしってなると、同じよーなことしてる矛盾に気がついたりします。笑笑
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1950年代後半に生まれた女性3人とその子供たちの生き様。
時代はいったりきたりするけどわかりやすく読みやすい。
主人公3人の子供たちは私より少し年上世代なので「わかるわかる!」という内容ではないのだけど、時代が少し変わると色々なことが変わるのも面白いし、時代が変わっても変わらない事柄もあって興味深い。
女性の選択肢が少なかったこの時代に生きたからこその生きづらさがあり、その道に進むしかなかったからこその焦燥感のようなものを3人からは感じる。
何か満たされない心を持っている。
でも結局、結果論でいえばだけど、3人とも経済的に恵まれているのは羨ましいとも思う。
当たり前に専業主婦になれた(なるしかなかったのだけども)し、一馬力で子供を育てられた時代。
共働きが当たり前になり、一馬力で余裕のある生活ができる人は少数になっている今、お気楽だなぁとも思ってしまう。
でも彼女たちは大学を出て働きたかったのに、就職口もなかった、共働きするような制度も整っていなかった。
どちらが幸せとかはなくて…自分の中の幸せを見つけるしかないんだろうな。
子供はいつの間にか大きくなって、精神的にも身体的にも離れて行く。
レールを敷いてその通りに行く子もいるかもしれないけど、思いもよらない方向に行く子も。
翔太郎が小学生の頃変わった子となっていたのは、今ではADHDと診断されそうだと思った。趣味がコロコロ変わり、興味を持ったら一直線。だからこそ、勉強にそれが向いたら医者になれる。
ただ、親が望むような道にはいかない。
龍男の壊滅的な要領の悪さみたいなもの(本人は頭が悪いと言ってたけど…)も発達障害の一種なのかもしれない。境界知能とか。
天真爛漫な翔太郎よりも龍男はかなり困りごとを抱え生きづらさを感じながら生きてきていて、就職してからは特に読んでいて苦しくなった。
けど2人とも特性が悪いとかではなく、親の敷いたレールではなくても好きなこと、やりたいことを見つけて進んでいけていて素敵なことだと思った。
高学歴なのに佐官になんかなって…と言っていたけどそれもそもそも裏口入学だし、その時にもっと龍男にあった進路を選択できていればよかったのかもしれない。結果論だけど。
エピソードの中でルーシーの話だけは要らなかったのでは?と思っている…。不倫相手ならまだしもお店の女の子があんな風に電話してくるのが不可解すぎて。そして夫の開き直った態度…癌で死ぬかもしれないから妻を裏切ってもいいの?
結局違う趣味に没頭するようになったようだけど、葬りが良くなった途端不倫する感じがなんだかなぁ。気持ち悪い。それでも離婚したら今の金銭感覚ではいられないし、再構築(というか諦め?)を選ぶのはリアル。
杏里はフランスのハーフで赤ちゃんモデルから売れっ子女優に成長…見た目は沢尻エリカのような感じなのかなと想像しながら見てた。紫に似て優等生だし道を外れたりしなさそうなので全くモデルではなさそうなんだけど、あくまで見た目だけ。
夫の職業の詐称は顔出ししてしまってたらネットで少し調べればバレそうで、事務所側が迂闊だなと思った。
兄嫁はずっと杏里の活躍が疎ましかったのかなぁ。義妹がモデルになってどう思ってるんだろう?はしたない、とか思ってるんだろうか。
結局紫は家族とは疎遠なままだったけど、どんな家族でも仲良くいなきゃいけないと言うわけではないし、あそこまでされたらもう仕方なかったと思う。
人生の後半になっても3人の友情が続いていて、戦友のような感じで素敵だなと思った。
いろいろあって途中「会いづらいな」という時期があっても、ライフステージが変わるとまた会いたくなる時が来るのかも。
自分も子育ては卒業ねなんて言う日が来るんだろう。その時に今が幸せだと思えればいいな。
Posted by ブクログ
地方から東京へ大学進学で出てきた3人
三者三様の就職、結婚、子育ての様子を
時代を行きつ戻りつしつつ、描いた小説
同じ大学で意気投合した3人の人生は
その後大きく異なり、それぞれの人生を歩んでいく
その時代時代で大なり小なり悩みは尽きない
社会へ、親へ、子どもへ
胸に溜まる色々な不満はたくさん!
でも作者の文体のせいか、主人公たちのたくましさのせいか、意外と暗くならず面白く読めるし共感できる
ラスト
50代になり子育て卒業宣言をする3人が
何だかリアルでいいなぁ~と思った
私とは少し年代が違うけれど
聞いたことはある時代の話なので
昔と今と変わったところ、変わっていないところなど
思い馳せながら読むのが面白い
1978年に4年生大学への進学で東京に出てきた3人だが、その頃は大学進学率が26%しかなく、その中でも短大ではなく四大へ進学する女子は12%しかいなかった時代
就職でも苦労している
何しろ「女子学生は自宅通学に限る」という募集要項がまかり通っていた時代だから…!
女子社員は若く、可愛く、男性に尽くすお嫁さん候補のみが入社を許可されていた
一人暮らしをしている女性は生活が荒れていたり、水商売に手を出していたり、お嫁さん候補として良くなかったのだろう
私の父もだいぶ封建的な人で
「自宅から通えるのに一人暮らしをしたいという女は頭がおかしい」というようなおかしい人
でもそういう人がまだまだ主流だった時代の女性って大変だっただろうな…
淳子が子どもを私立中学へ裏口入学させたり、明美が子どもに手に職を付けなさいと言ったり、紫が芸能人となった娘に学歴を得させようとするのも自分が就職で苦労したからなんだろう
『女友達の集まりでは、夫が医者だとか弁護士だとかエリートサラリーマンだとかをそれとなく自慢しあうこともあると聞く。しかし、私たち三人のうち誰かの夫が仮にエリートだったとしても、夫の経済力や地位を、自分の手柄のようにひけらかすことはないだろう。私たち三人がうらやむのは、エリートの妻ではなく、結婚して子供がいるのに社会で活躍している女性たちだった』
この頃、女性が自立するのは難しかったので、そういう意識を持ち続ける女性は少なく、だからこそ、三人の友情が長く続いている
『それにしても、これだけ時代の流れが速いと、子育てが難しくて当然だよね自分が育ったのとは違う環境で育っていくんだもん』
その言葉が胸に残る
私の就職は氷河期でやっぱり思うように就職できず、苦労した
その分子どもたちには早いうちから将来のことを見据えて動いて欲しいと思ってしまうが…
でも時代の変遷もあり、こういう考えは古くなるのかな?
この話の中でも、親が心配のあまり先回りをして裏口入学で一貫校へ入れ、就職もコネで入社させた子はその後、会社でうまく行かなくなって突然辞めて引きこもるようになってしまった。
物語終盤 三人の子どもたちが集まり親のことを話しているシーンがある
『正直言って、母の勧めに従って看護師になってた方が正解だったかなって思う時もある』
『私も資格を取った方がいいってママンから今もさんざん言われてる。いつ売れなくなるかわからないってママンはいまだに言うのよ』
『親は子供が何歳になっても心配なんだね』
『俺は金がないけど幸せだよ。あの頃は不眠症だったけど、肉体労働の今は毎晩バタンキューだ。… 負け惜しみじゃなくて、ほんと今が幸せ』
自分たちの子どもの頃のビデオを観て
『このときのママンたち、確かまだ二十代よ』
『てことは、今の俺たちと変わらないんだ』
『当たり前だけど、ママンたちは生まれつき〈お母さん〉てわけじゃなかったんだね』
『十八歳から親元離れて頑張って生きてきたんだよ』
『偉いよ』
『うん、偉いね』
この子どもたちの言葉は知らず、母たちは女子会で子どもたちの話をしている
『好きなことを仕事にできるって凄くない?』
『一生の仕事にしようと思うくらい好きなことを見つけられる人って案外少ないと思う』
『だって自分なりの幸せを見つけてるってすごいことじゃない』
『どう転んでも厳しい人生なら、好きな道を行った方がいいよ』
『子供たちの未来は、もう子供たちに任せようよ。親が口出しする年でもないし』
『自由に生きられることが、いちばんの幸せだよね』
私はまだまだ子育て世代真っただ中なため、この三人のように達観できる境地に至っていない
子どもの進路にも色々とおせっかいなアドバイスをしてしまう
言わない方がいいのに…と思いつつ、どうしても行ってしまうのは母親の性なのか?
いずれこのラストのように「子育て卒業!」と言える日が来るといいな~
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世代は少し違うが様々な困難に立ち向かいながら就職結婚子育てする女性に共感するところがたくさんあった。すべての経験を糧にして生きていく3人のたくましさを見習いたい
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親にとっては、何歳になっても子供は子供なんですね。でも、子供たちも自分が置かれた立場とかしっかりと理解していますよね。
子育てってホントに大変!私もいつになったら子育て卒業できるのかと待ち臨んでいます。
Posted by ブクログ
まだ子育ては始まってないけれど、すごく共感できる内容だった。
時代が目まぐるしく変わる中、親も何が子供にとって最適なのかわからないということが多くなってくると思う。
昔の考え方(大学卒業して一流企業に就職して働く)が必ずしも子供に適応できるかはすごく微妙になってきているなと思った。
最近は国際化や技術の進歩、多様性から昔だったら大手で将来安定と言われた企業でも業績不振になっている会社もあるし、逆にベンチャー企業やYouTuberなどで稼いでいる人もいる。
どんどんAIが進歩して、いろんなものが自動化していく中で必要とされる人材になる必要があるという私が生まれ育った時代とは全く違う時代がきている。
自分の子供をうまく導けるかわからないけど、自分の固定観念を捨てて子供のやりたいことを尊重しつつ、しれっと将来に布石できるような子育てをできたらいいなあと思った。
自分の人生かなぁ
時代的に自分の人生と合ってて面白かったです。子育てに成功も失敗もないと思いました。その時に一生懸命に頑張って生きてきた三人でした。あっと言う間にに読み終えました。
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大学で出会った女友達3人組。
3人の大学時代から55歳までの人生をそれぞれの視点を行き来しながら描いた作品。
文章自体は読みやすいが、、、
彼女らが大学生活を過ごした時代が自分たちのものと違いすぎて、、、結局みんなまともに就職できずに(そういう時代だったようだが)子どものことに首を突っ込んで、専業主婦だったり、パートだったり。それでも悩みはありますってか?なんだか共感できない物語だった。
Posted by ブクログ
女子3人の大学での出会いから就職、結婚、子育てを経て、「今が一番幸せ」と言い合えるようになるまでの物語。時代による価値観の描写もリアルで「そういえばこんな感じだったなあ」と 思う場面も多々あった。
三者三様、隣の芝生は青く見える。心配、不満、苦労のない家なんてない。そんな中で、最終的に今あるよさに気づき子供から離れ、自らも自立し、落ち着くところに落ち着いた3人の最後の会話はとても清々しい。
垣谷さんの他の多くの物語同様、爽やかな読後感。
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子育てで何か問題が起きると、育て方が悪かった、甘やかしたからって言われたり子離れできてないからって言れたり。
親として手を出すべきところなのか手を離すべきところなのかの判断てとても難しいです
結局どうなろうとも、周りと比べず信念を持って対応していくこと。
どんなことも、必要な経験と受け止めていければ、きっと人生は楽しい
「それぞれが好きなように生きるのが一番」という言葉、心に刻みます
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3人の似たようなお母さん達から視点は子供達に。やはり子供はいくつになっても心配で。でも子育て卒業と。自分の母親の気持ちが分かったような気がした。
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3家庭について、それぞれの視点からオムニバス形式で語られる。20年間あると、いろいろあるよね。
徐々に明かされる各家庭の事情と、変化。うまい。
語りても時代もどんどん変わるが、不思議と読みやすい。子育て卒業というタイトルは無視していいかな。
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私より少し上の世代の3人の女性の話。
隣の芝生は青い。
子供達は子供達で、もう十分自分の考えを持って生きていってるし、子育てはもう卒業。遠くで見守る程度で。
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自分がいろいろと経験してきたからこそ子どものためを思っていろいろ奔走するけれど、結局子どもは自分の思うように生きていく。
一緒に暮らしていても別の人間なのだから思い通りになることなんてない。
家庭環境も人によって全然違うし、人から見れば羨ましくても、内情は辛かったりもする。
そんな中でも仲良しの友だちがいて、つかず離れずお互いの暮らしを気にかけてる。
子育ての終わり方はびっくりしたけど、面白かった。
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祖父祖母世代は子どもを縛ることの、親世代は子どもに期待をかけることの、それぞれ悪い側面を知らなかったし、我々世代にも盲目的にやってしまっているなにかがあって、次の世代に突きつけられることになるんだろう。
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子供のためにと色々やってあげるのがいいのかどうかは分からないけれど。
子供からしたらうるさいなぁってなるんじゃないかなぁ。自分は子供が今年大学受験ではあるが特に何も言ってはこなかったなぁ。
自分が受験のときも特に何も言われなかったしなぁ。
Posted by ブクログ
03月-16。3.0点。
大学同級生の女子大生三人、それぞれの結婚・出産後の奮闘を描く。
なかなか思い通りにならない育児、子供は親の思惑通りにはならないなぁ。
読みやすい。ラストは結構あっさりしている。
Posted by ブクログ
★3.5
私よりも少し上の世代の女性3人のお話
時代が少し違うだけで、社会での女性の立場や考え方が違ったんだとびっくりした。
共感できない部分も多かったけど、周りからは幸せに見える人でも、その人それぞれ悩みがあること
それを打開するのは、結局自分だということ
40歳すぎてからでも、挑戦できること
子供も自分は違う人間だということ
共感できる部分も後半たくさんあった!
人生を楽しく生きたい、そのためには今のままで良いのかなとも考えさせられました!
Posted by ブクログ
いつも心を鷲掴みにして離さない垣谷さんの作品。今回は「子育ての卒業」という、親にとっては解放感を感じるタイトル。
10代で出会い故郷を離れてからも結婚、出産、嫁姑問題、子供の進路…と、悩みを打ち明け合う3人。こういう繋がりは正直羨ましい。
「隣の芝生は青い」し「タラレバ」を考えるときりがない。みんなその時にベストだと思う選択してきて今がある。
女性の生き方に対して、一昔前の昭和の価値観も感じました。
自身も子育ての終盤なので、物語に自分を重ね合わせながら読みました。
思うのは「子どもはいくつになっても可愛いし心配」
Posted by ブクログ
人間模様を書くのがうまいなあと思いつつも、今回はその模様が生々しかった。
マウント合戦のような嫌な部分は読んでてあまり気持ち良くなかった。
時代背景が自分の知らない時代というのもあったのかもしれない。
Posted by ブクログ
1950年台後半生まれの3人の女の子達の半生と、その子ども達のこのまた半生が描かれている。
どの時代も大変なことはあって、その中を親の言うことを鬱陶しがりながら逞しく生きていく。母親はそこから学んだことから、我が子には良い道をと奮闘するが、子どもからは疎まれ・・・。でもそんな子ども達も大きくなり、一丁前に親の子育てを良くも悪くも評価して。時代は繰り返すんだなぁ。
そんなもんだと理解して、親にも子どもにも寛容でありたいな。