【感想・ネタバレ】散歩本を散歩するのレビュー

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Posted by ブクログ

東京を舞台とした多くの名作紀行文。その素材となった土地をあらためて散策する。博識な筆者ならではの楽しい一冊。

これだけの散歩本を紹介できる、どれだけ多くの本を読み街を歩いているのだろうか。憧れる生き方。

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2023年09月20日

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散歩とか、町歩きの本は多い。「散歩」とは名付けていなくても、読んで、歩きたくなるエッセイや小説も多い。
著者は、数ある散歩本をお供に、各一箇所ずつ歩いている。基本ひとりで歩いているのだが、(今回は)「散歩本」というお供が、きちんとお相手していてとても楽しい。私自身、手にするのは「散歩本」が多い。というか、最近は「散歩本」ばかり読んでいる。そうした散歩本をこの本のように分類してみるのはいいなと思った。
この本では、「水の都」「江戸の面影」「明治・大正・昭和をたどる」「東京生まれの東京育ち」「味の散歩」などに分けられている。私としては、もう少し細かく「城を見に行く」「銅像を見に行く」「落語を歩く」「暗渠を歩く」「みどり散策」「花を愛でる」「文学散歩」などとテーマ別に本を分類し(読み返しであっても)読んで、この本を真似て、書かれているどこか一箇所は、本を持って歩いてみようと考えている。

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2020年05月21日

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ネタバレ

【目次】
Ⅰ 水の都 東京
幸田 文『ふるさと隅田川』
鈴木理生『江戸の橋』
竹内正浩『カラー版 地図と愉しむ東京歴史散歩』
村松 昭『多摩川散策絵図』
陣内秀信+法政大学陣内研究室『水の都市 江戸・東京』
幸田露伴「水の東京」『一国の首都』

Ⅱ 江戸の面影
江戸いろは会『「江戸」を歩く』
池波正太郎『江戸切絵図散歩』
三遊亭圓生『江戸散歩 上・下』➖向島
江國 滋『絵本・落語風土記』
今井金吾『新装版 今昔中山道独案内』
長谷川渓石 画/進士慶幹・花咲一男 注解『江戸東京実見画録』➖一石橋
安藤鶴夫『わが落語鑑賞』➖三光新道
芳賀ひらく『デジタル鳥瞰 江戸の崖 東京の崖』➖愛宕山
岩本素白『東海道品川宿―岩本素白随筆集』
横関英一『江戸の坂 東京の坂(全)』➖麻布

Ⅲ 明治、大正、昭和をたどる
永井荷風『日和下駄 一名 東京散策記』➖神楽坂ほか
井伏鱒二『荻窪風土記』➖善福寺池ほか
内田百閒「東京日記」➖暗闇坂
新井 巌『番町麴町「幻の文人町」を歩く』➖平河町〜本郷
新潮社 編/東京国立博物館 監修『こんなに面白い東京国立博物館』
穂積和夫『絵で見る 明治の東京』
今 和次郎『考現学入門』➖井の頭公園
赤岩州五/原田 弘・井口悦男 監修『銀座 歴史散歩地図 ―明治・大正・昭和』

Ⅳ 東京生まれの東京育ち
木村荘八『新編 東京繁昌記』➖佃島
26-荒俣 宏『大都会隠居術』➖雷門通り
滝田ゆう『下駄の向くまま 新東京百景』
小沢信男『東京の人に送る恋文』
小沢昭一『ぼくの浅草案内』➖千束〜三ノ輪
種村季弘『江戸東京《奇想》徘徊記』➖大塚
秋本 治『両さんと歩く下町』➖亀有
川本三郎『ちょっとそこまで』

Ⅴ 小さな旅
つげ義春『新版 貧困旅行記』➖檜原村、御岳山
若菜晃子『徒歩旅行』➖秩父
財団法人日本ナショナルトラスト 監修『日本近代化遺産を歩く』
今尾恵介『鉄道唱歌と地図でたどる あの駅この街』
ニコラ・ブーヴィエ『ブーヴィエの世界』
長谷川 裕・村上 健『怪しい駅 懐かしい駅 東京近郊駅前旅行』
安西水丸『ちいさな城下町』

Ⅵ 味な散歩
菊地武顕『あのメニューが生まれた店』
太田和彦『銀座の酒場を歩く』
坂崎重盛『東京煮込み横丁評判記』
『東京渋カフェ地図』
辻 征夫「池袋 土曜の午後」
平松洋子『焼き餃子と名画座 わたしの東京 味歩き』

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2017年09月06日

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池内紀 著「散歩本を散歩する」、2017.6発行。文豪たちの歩いた散歩道、文豪たちの書いた散歩道、散歩好きの著者がまとめた「散歩本」です。読んでみたい本が沢山あります。幸田文「ふるさと隅田川」、川本三郎「ちょっとそこまで」、安西水丸「ちいさな城下町」、横関英一「江戸の坂 東京の坂(全)」、坂崎重盛「東京煮込み横丁評判記」、永井荷風「日和下駄」など。

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2019年10月02日

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ネタバレ

<目次>
第1章  水の都 東京
第2章  江戸の面影
第3章  明治、大正、昭和をたどる
第4章  東京生まれの東京育ち
第5章  小さな旅
第6章  味な散歩

<内容>
ドイツ文学者で旅行・散歩の達人による、他の作家の旅行・散歩本に載るところを旅する本。「散歩の達人」に連載をまとめたもの。明治期のものから平成のものまで、散歩したくなる内容。著者は、書棚に「行きたいところ」のファイルがあり、新聞や雑誌などで見かけて、面白そうだと感じると、片っ端からこのファイルに突っ込み、気が向くと出かけるらしい。ついでのときに近隣の地図もコピるらしいので、さすがに筋金入りだ。こっちは、興味を持ったところを記憶しておくのだが、最近とみに忘れっぽい。よほどのことがないと、忘却の彼方へ行ってしまう。こまめに何かするに限る。

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2021年04月10日

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