【感想・ネタバレ】新米刑事はシークレット・オメガのレビュー

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すてきなアルファです

オメガバースが好きで何冊も読んでいるのですが、優秀なアルファ設定が強く出ています。

この本のアルファの唐立は警察官ということで、正義感があり、常に冷静で、運動神経もあって銃も犯人のナイフに当てちゃうくらいスペシャリストなエリート捜査官です。

オメガの夏琉は発情期で襲われそうなところを唐立に助け出されて、その精悍さと正義に憧れまふす。そして同じ警察を目指し、トップの成績で同じ職場で働けるようになります。

2人はオメガ種が誘拐され売られる犯罪を暴く任務に就くのですが、オメガは発情期があるから警官になれない設定で、ベータと偽って就職しています。

この本の独自のオメガバースの設定がチラホラ出てきます。

オメガバースの社会的な問題、番の神秘など、ふんふん、そういう社会問題も出てくるだろうな、番を見つけると発情の怒り方に変化が出てくるのかぁと、想像を巡らせることができます。

ストーリーは考え込まれていて、やたらエロを剥き出しにしてきません。

でもエロになると唐立は冷たい…と思うくらいのSだし、始めは挿入もしてくれなくて夏琉が不憫になったけれど…

夏琉を見守ってたのが後で分かり、我慢してたのか!早く言えよ!と最後は許しちゃいます。

星3つは、攻めの視点が少なかったからです。

オメガバースの番なら、焦がれるように惹かれ合う心情や身体の変化があってこそなのに、アルファ側のストーリーが少なすぎでした。

表紙のイラストが良かったのと、試し読みで出会いのシーンでアルファがかっこよかったので、本編でどんだけ悶えられるんだ⁉︎と期待して購入しましたが、イラストは最初だけだし前述の通り攻め視点が少ない。
脇役も大した役割が無くただ脇役…。

買わないとわからんし、イラストがよかったからいいとします。ごちそうさまでした。

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2018年05月21日

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