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シリーズで読み終わりました。沖田と西川の同僚としての絡みが、時代を進むごとに微妙に変化して楽しませていただきました。
現場での警察の方はその時々でどう対処しているのか、どう犯人に、被害者に対応しているのかは、想像するしかないのですが、人間味のある内容で1巻1巻が終わることにホッとします。
現実は違うのかと思いますが、そこは小説ですね。
小説の楽しみです。
次の別のシリーズをまた読みますよ!
堂場さん
頑張ってこれからも書き続けてほしいです。
人情噺も描ける作家さんですものね、ジャンル拘らず読んでます。
全く関係ないはずの事件がつながってるって、推理小説の中では結構ありそうな感じですが、その繋がり方は、小説ごとに違うのは当然です。果たしてどんなふうに繋がるのかなと楽しみでした。さすが堂場瞬一さん、自然な流れの中で事件がちゃんと繋がっていました。二つの事件が話の中で行ったり来たりするので、3日ほど読めない日があったら、自分の頭がごちゃごちゃになってしまい、自分の中で話を整理し直すのが大変だったけど、最後まで楽しめました。話の所々に、堂場さんの別のシリーズに登場する、”同僚“の方々が出てくるが嬉しかったです。他のシリーズも読んでいるファンならわかる、っていうところが素敵です。次に何を読もうかな、と楽しみになりました。最後の話のまとめ方は、やはり人間味を感じる終わり方でした。
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話が複雑で、途中で頭の中で整理しながら読み進めた。
篠崎はあまりに気の毒。
現実に冤罪は起きているだけに本当に怖い。
社会に殺されるのと同義ではないか。
終盤、沖田の物忘れが気になった。
他のことに気を取られているにしては強調した表現だったので
何かの伏線の気もした。
喫茶店の話と言い、最終回が近いのかな。
Posted by ブクログ
初めから別々の2つの事件があり、どこかで繋がるんだろうと最初から思っていたが、繋がるのは後半、最後のほうであった。2つの事件をわかりやすく順番に進めていく書き方は素晴らしい。下手な素人だと読み手はこんがらがるだろう。登場人物を俳優さんに例えようとしたが、この人って人物は最後まで浮かばなかった。もし、ドラマ化されるならキャストが楽しみだ。堂場瞬一の本は長編が多いが読みやすくてとても良い。
Posted by ブクログ
とても流れが良くて詰まることがないので物語の枠が破綻せずに読めて面白かった。それぞれの事件に対して過不足なく書かれているのでそれらが繋がった時にピタッとハマった感じが良かった。
それと常々疑問に思っていた再捜査になった時に担当していた刑事のプライドが本当に傷つけられるのかなと疑問に感じていたがそれに対する筆者の考えのようなことも書かれていたのでスッキリする部分もあって良かった。
Posted by ブクログ
シリーズもの。今までのものは未読。
……なので、人物の相関を把握するのが大変だった。何せ登場人物多いし、2つの事件の話が交互にすすむし。
シリーズものとして読んでたら、レギュラー陣のキャラが分かってるからここまで人物関係を把握するのは大変じゃないと思うけど。途中から、相関図書きながら読みました。
この作家さんの小説、実は以前一度読みきるのを挫折したことがあったんだけど(これとは違う別の作品)、今回は完読。文章運びが独特?なのか(私の感性と合いにくかったのか)最初はなかなか入り込めなかったけど。
登場した事件の真相が気になって、読み進めれました。
おそらくシリーズとして読んだら面白さ倍増だろうな。
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犯人が予想以上に馬鹿で、少々あっけらかんとしたけど、面白かったです。
何度か、刑事の食事シーンが登場しますが、どれも美味しそうでした。私はピザが食べたい。
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【警視庁追跡捜査係シリーズ第11作目】
10作目は沖田の出番がなかったが、今回は追跡捜査係フル稼働で読み応えあり。
事件の発端は、10年前に殺人容疑で逮捕された容疑者が無罪となった。その容疑者から当時の捜査官に自分が犯人だという手紙が届く。
一事不再理のため、もし手紙が本当だとしても捜査はできないが、警察のメンツとして調べないということはできず、沖田が担当して動き出す。
一方、西川は神奈川県警に設立される追跡捜査係のアドバイザーとして動いており、4年間も未解決な殺人事件でそろそろ追跡捜査係案件になりそうな事件を研修として神奈川県警の刑事と調べ始める。
二人が違う事件を調べている、ということはどこかでつながるのだろう、とドキドキしながら読み進めた。
西川と沖田は今までぶつかり合っていたが、老後の話をするくらい歳をとり、お互いを信頼して理解しているからぶつかり合うことも少なくなったのはちょっと残念だったり。でもその信頼で話がさくさく進む感じもまた面白い。他のシリーズが終わってしまっているので、警視庁追跡捜査係はまだ続いてほしい。
今回から鳩山さんが異動になり、女性の係長となったのだが、どこか昔の失踪課の真弓に見えて、今後西川達もうまく女性の係長と付き合うようになっていくのかも楽しみ。
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沖田が調査を始めたのが、10年の中で起こった殺人事件。
西川が研修として捜査を始めたのが、4年前の殺人事件。
どちらも時間の経過で確かな証拠が掴めず、多くの部分にもやがかかったまま
そして現在起こった事件で、もやが薄れ関係者が浮かんでくるという
なんとも複雑な事件だった。
沖田と西川が定年後を話していることで、この作品の時間の流れを感じた
売り言葉に買い言葉なやり取りなやり取りだったのに…もうこの2人の組み合わせしか考えられない
鳩山さんにもそう見えていたのでは。
沖田西川以外、新しい顔ぶれになった追跡捜査係のこれからの関係性も楽しみである。
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[あの事件の犯人は本当は私でした],と手紙を警察に出した事で、犯人は失敗の元,悪の上にワルを重ねる事で自分が身動き取れなく成る,篠崎さんは、無実の罪を着せられ自分の人生はこの時に終わったような気がする,柳さんには家族と同じ墓に入れる様に頑張って頂きたい。
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警視庁の未解決事件を追いかける追跡捜査課に、無罪判決が出た事件の被疑者から私がやりましたという手紙が届き沖田と西川というふたりのベテラン刑事が事件を追いかける。
一事不再理の原則と再捜査へのモチベーションが厄介。
事件の関連性やピースがバラバラだったのが、終盤に事件の全体像が見えてきます。
刑事のふたりの関係は、あぶない刑事や相棒とは、また違った中年の味が出ているなと思います。
Posted by ブクログ
警視庁追跡捜査係の沖田&西川のシリーズ。二人が別々の事件の謎に迫る中、やはり交錯する結果となり、絡み合った謎解きが面白い。それぞれのキャラも明確で、事件の謎解きと共に彼らの生き方も面白く、好きなシリーズ。
Posted by ブクログ
警視庁追跡捜査係のシリーズ。
読み始めながら自分も古い記憶を呼びおこす。
沖田と西川の性格も捜査の仕方も正反対の2人が上手く事件を解決していくシリーズものだ。
今回は、10年前の事件で無罪判決となっていた被告から当時の刑事宛に「あの事件の犯人は、本当は私でした」と手紙が届き、沖田が被告の足跡を辿り始める。
西川は、神奈川県警に新設される追跡捜査班のアドバイザーとして、4年前の未解決事件を調べる。
まったく接点のなかった2つの事件が、殺人事件をきっかけに繋がっていく。
地道に歩いて人の話を聴き、もつれた糸を解きほぐす捜査。
無駄足は多いが、ちょっとした気づきで手がかりを掴む。
今作は、複雑に絡み合っていてどう辿り着くのか最終局面まで見えてこなかった。
沖田と西川のコンビも年齢と共に落ち着いてきたように思えて、読んでいても安心より安定なのか⁇と。
ちょいちょい入れてくる私生活も「老後」を見据えている気がしないでもない。
Posted by ブクログ
仕事へのアプローチの仕方は真逆な感じの西川と沖田。
当然、ぶつかることも多いんだけど、やはり二人とも
年取ったのかな?お互いを認め合っている部分や、将来
への漠然とした不安が感じられるといった今までの作品
にはなかった点が描かれている。今後も楽しみ。
Posted by ブクログ
殺人罪で起訴されながら無罪を勝ち取った男から、犯人は私でしたとワープロ打ちされた手紙が届く。一事不再理の原則では裁くことができない。
元被告を追うと死亡していた。
一方、神奈川県警に追跡捜査班の研修中、4年前の殺人の未解決事件の捜査を始める。
この2つの事件が後半に混じり合っていく。
面白い。
Posted by ブクログ
事件が繋がり解明されていく瞬間は気持ちが良いが、犯人が馬鹿で残念。10年間もいろいろな犯罪に手を染めながらも逃げ隠れできていたのであろう犯人が、こんなにあっけらかんと暴行事件で逮捕されるとは腑に落ちない。もっと手強い相手であって欲しかった。
また複数の事件が複雑に絡まっているのかと思いきや、ひとつひとつの事件の動機やストーリーが思ったより浅く残念。ヤクの売り専で口塞ぎのためだったり、強盗目的だったりと物足りなさを感じた。ここまで長編にするならば、犯人たちのキャラをもっと際立たせ、事件の動機や繋がりをもっと深めて欲しかった。
コーヒーの話はなんだか余韻を残してドラマチックな雰囲気を醸し出せているが、果たして必要だったのか、、、?なんだか消化不良が残る最後だった。
Posted by ブクログ
追跡捜査係シリーズ。
何作目なのか、よく分からないが、最近は沖田か西川、どちらかが不在のことが続いていたのだが、久々に二人ともがっつり活躍し、気合が入ったのか、いつもよりページ数も心持多め。
今作のテーマは「一時不再理」
10年前、無罪を勝ち取った被告から、「事件の犯人は、私でした」と言う内容の告発文が当時の担当刑事に送られて来る。
無罪を勝ち取ったはずなのに、何故今頃犯行を告白したのか。
「一時不再理」の原則から、表向き捜査が出来ない為、沖田たち追跡捜査係が動くことになる。
一方、西川は新設される追跡捜査係のアドバイザーとして、神奈川県警に赴いていた。
そんな西川は4年前川崎で起こった強盗殺人事件を追っていた。
10年前都内で起きた事件と、4年前川崎で起きた事件。
一見全く関係なさそうだが、捜査を進めていくうちに2件の事件が繋がる。
途中中だるみ感が否めないが、二人の合同捜査になってからは、久しぶりのコンビ復活!
取り調べシーンは読みごたえがあった。
何より苦手な食事シーンが2回程度だったのが、有難かった。
沖田も西川もシリーズを重ね、年齢を意識した会話も多くなって来た気がする。
と言っても、まだ定年まで10年以上あるんだけど・・・
Posted by ブクログ
10年前に無罪判決となり迷宮入りになった事件、当時の被告から「本当は私でした」と手紙が届き追跡捜査係が動きだす。なぜその事件は迷宮入りになったのか、見落としはなかったか、刑事が発する「なんだこの違和感」や「何かひっかかる」の言葉にゾクゾクさせられます。
終盤はページをめくる手が止まりませんでした。
Posted by ブクログ
「一事不再理」。刑事裁判で判決が確定した人間は、同じ事件で二度裁かれることはないという原則だ。
その無罪を勝ち得た被告から、裁判の十年後、当時の担当刑事に手紙が届いた。
「あの事件の犯人は、本当は私でした」と。相談を受けた追跡捜査係の沖田は、被告の足跡を辿り始めるが……。
一方、神奈川県警に新設される追跡捜査班のアドバイザーとして招かれた西川は、ある未解決事件が気になっていた。
二つの不審な事件がぶつかる時、複雑に絡み合った謎が解き明かされる!