【感想・ネタバレ】メンタリティマネジメント―社員のストレスをモチベーションに変える方法のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

"◆メンタリティマネジメントとは
心の状態をきちんと図り、課題点を把握した上であるべき正しい状態に戻すようにすること
⇒メンタルヘルスケアとメンタリティーマネジメントの違い

メンタルヘルスケア:
病気や鬱になって会社を休んだりした場合にこれをいかに最小化するかと言う考え方
メンタリティーマネジメント:
病気ではない人たちの心の状態を良くして結果全体の生産性を上げると言う”投資”と言う考え方


◆人間のメンタリティーとはパソコンで例えるとOSのようなもの
⇒人を動かすためのベーシックインフラと言える。

それに対して仕事に関する知識、技術、経験等は、
コンピューターで言うとOSの上で走るアプリケーションソフトにあたる。

ここのバランス感がとても重要で、
OSがきちんと作動している人は会社が敢えてアプローチしなくても、自分から進んで勉強してくれる
OSが故障していると会社がセミナーや勉強会などを企画しても忙しさを理由に参加しなかったり、参加しても居眠りをしていたりする


◆ストレスとは何か
本来は「刺激」と言う意味なので、言葉自体の意味にプラスもマイナスもない
⇒ストレスの正体は単なる刺激であって、受け取った人によってマイナスにもプラスにもなる

◆認知行動療法
下記がそれぞれの、ベーシックな発想・概念
認知療法:
「物事は捉え方によって変わる」
行動療法:
「人の行動と言うのは後天的な学習によって獲得される」

例えばペットボトルのキャップを開けるのは後天的に「喉が渇いたらペットボトルのキャップをひねれば水が飲める」ということを学習したからである。
使った経験がなければキャップをはずすと言う事は思いつかない可能性が高い。

認知行動療法とは、双方が関係しあっているから両方から考えていきましょうというもの

◆認知行動療法を部下指導に応用していく
部下を褒めることが大事と言われているが、
「人間は褒められた行動をまたしたくなる」という習性がある為。※行動療法の発想

ポイントになるのは具体的なプロセスを褒めてあげる事
×「今回の商品は良く売れたね」
◯「今回、あなたが考えた商品戦略は~~で良かったね」


◆エンゲージメント
=ポジティブな感情で仕事に取り組んでいる状態。

仕事に自主的精力的に取り組んでいる状態はワーカーホリックも同じだが、
エンゲージメントとの違いはポジティブな感情があるかどうか
※外部からは同じように熱心に仕事をしているように見えるが、
ポジティブな分エンゲージメントは生産性が高く、ワーカホリックの方はバーンアウトの可能性がある

しかしエンゲージメントも万能ではない。
例えば”ゲームをやりすぎて徹夜した”のと同じように、楽しくてやっているが、体力は消耗する。
⇒精神的な負担にはなりにくいが注意が必要。

それをカバーするのがメンタルタフネス
タフな人こそエンゲージメントされやすい。また、エンゲージメントから一度脱落しても復帰しやすい。
⇒メンタルタフネスとエンゲージメントは補完しあう関係にある。

◆エンゲージメントを高める方法
1)会社の方針と自分の価値観が一致しているかどうか
2)自分の強みが発揮できているかどうか。"

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2017年12月14日

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