【感想・ネタバレ】ストレンジボイスのレビュー

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なんじゃこりゃ?

などと思いつつ、気付いてたらハマって読み終えてた。
実に上手い。
ライトノベルで納めるには実に勿体無い作品かも。
内容は"ライト"ではなく"DEEP"な心理状態な逸品。

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2020年04月21日

Posted by ブクログ

全1冊。
張り詰めた想いで一気に読んだ。
一瞬登場人物に共感しそうになったが、そんな甘さは入り込む余地がなかった。

ライトノベルだからといってやさしいと思ったら大火傷しますね。

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2014年10月04日

Posted by ブクログ

想像していたストーリーと、全く違う方向へ進んで行った。
この材料で、ライトノベルで、こんな話を書くのか。展開から結末まで、たぶんすごく人を選びそう。

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2013年02月20日

Posted by ブクログ

明るく無い青春物語です。
苛めっ子、苛められつ子、傍観者…そしてそれを見てるだけの教師、何も解決してないけれど、何故か引き込まれる感じでした。
下手なハッピーエンドよりもしっくりくるバットエンド?です

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2011年11月03日

Posted by ブクログ

ちょっとキツめのいじめ描写に惹きつけられ、読み始めた。
いじめの被害者、加害者、傍観者。この3人を中心に描かれている。
いじめを題材にしているが、いじめ自体を解決してなんとかするような話ではない。
甘さや爽やかさゼロで終始、暗い雰囲気の漂う物語である。
ラストの前向きなようで、ぜんぜん前向きじゃない3人の危うい関係が非常に興味深かった。

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2011年10月25日

Posted by ブクログ

 なかなかに評価の厳しい人から「面白いよ!」といわれて借りた本。

 内容的には明るくない青春物語。
 あとがきのほうにも書いてあるのですが、人生の皮肉を描いたような作品でした。
 しかし、個人的にはこのような皮肉な話も嫌いではないので、すっかりのめりこんで読ませていただきました。
 変にハッピーエンドにこじつけたりする作品なんかよりもよかった、と感じます。

 出てくる登場人物は、何かしら「歪み」「皮肉」が混ざっているように思えた。
 しかし、それがある意味人間らしさであって、そしてこの物語に置いての一つのスパイスとなっている。
 内容が内容なので嫌いな人は嫌いかもしれないけど、なるほど味のある物語なので一読してみることをおすすめします。

 結局何一ついいことなんてない話だけど「まぁ、やっぱり、そんなもんだよな」と思える話。
 この方の作品は他には出ていないようですし、どうやらこの本自体も少しマイナーらしいので、もしも見つけてみたら読んでみたらいかがでしょうか?

 続編などもないので、読みやすいと思います。
 ではでは。

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2011年04月08日

Posted by ブクログ

ちっとも未来が明るくない青春小説。
気持ち的にライトなお話が読みたいと思って読んだら
間違いなく怒るか後悔するかの二択。
学生時代の人間関係にトラウマを抱えてるなら
読まないほうが幸せかも。
抱えてなくても読んで幸せには普通なれないだろうけど。


他所のレビューを見ると、
それなりに水葉らメインのキャラに対する理解や共感があって
作中で先生に「変わりもの」と評される彼らも、
程度はともかく存在する割合で考えたら
普通の枠に収まってしまうのではないか、
というよく分からない希望めいたものを感じてしまった。

その一方で、彼らを理解出来ない、
物語が何を示しているのかさっぱり見えてこない
という人も当然ながら少なからずいて、
水葉らに共感を抱き、
中学時代をどちらかと言えば彼らと同じような
立ち位置で過ごした自分としては、
ああやっぱりなという絶望めいた思いに苛まれた。

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2011年03月24日

Posted by ブクログ

 文化系トークラジオ「Life」でチャーリーこと社会学者の鈴木謙介が強力推薦していたライトノベル。学校の負の面に焦点を当てた、ネガティブな学校ものだ。

 発端はいじめなのだけど、社会や人間というもののどうしようもなさ、またろくでもないと言う先にあるありようそのものを見据えた上での生きていく術みたいなものを視野に入れている。

 ……と言うと、抽象的にすぎるだろうか。いじめに象徴されるように、人間社会には冷ややかな現実があるわけど、まあ人は誰しもそれを前提として何とかやっていかなればならないわけで、この小説では、いじめる側も、いじめまれる側も、スネオタイプの人間も、変わり者も、そのありようをそのまま認めた上で、「この先やっていけるかどうか」が思考されている。

 この小説に出てくる教師は、語り手のヒロインに、やっていけるならいいのだ、と言う。この小説の主人公=語り手はそもそも普通の人間関係を持ちたいと思わない変わり者の女子なのだけど、やはり変わり者である達観した教師は、いじめ問題に主人公を絡めた、きわめていびつな形での落とし所へと導く。

 人間のありようや孤独というものへの理解が透徹しすぎているほど透徹しており、なかなか理解されにくいラストだと思うが、ある種の真実が含まれていると思う。

 このようなライトノベルもあるのだなと思わせるようなライトノベルである。

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2011年02月02日

Posted by ブクログ

現代版『人間失格』といったところでしょうか。何も決着せず、煮え切らない感じで終わってるのも、「中学を卒業したばかりの段階でその後の人生全部を決めるようなことが決着してたまるか馬鹿」っていうことかも知れん、と思う。水葉にもある程度まで共感できてしまったし、久しぶりにとても面白い小説が読めて満足。この筆者の文章、個人的には好きな書き方だし、非常に上手いとも思う。少なくとも1人称と3人称がどっかで混ざっちゃってるようなものとは別格、と個人的には思うってだけですよ、と。

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2010年01月29日

Posted by ブクログ

ライトノベル?というか
ガガガ文庫ならでは黒黒どろどろ暗黒史観青春小説
先に『パニッシュメント』を読んだあとだと印象に欠けるか
キャラクタの個性がごろりころがしてあってくみ上げ不足に感じる

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2018年12月09日

Posted by ブクログ

文化系トークラジオLife 司会のチャーリーオススメ小説
いじめっ子、いじめられっ子、観察者の三角関係を主に観察者の視点で描く
それぞれが常軌を逸した性格で、複雑な歪んだ内面表現が中心。
ハッピーエンドでもバッドエンドでもなく、各々が持つ持ち味は内容がどうあれ人生ずっとそうあるもの、というのが見いだせるメッセージか。

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2012年07月29日

Posted by ブクログ

ダウナー系の話です。
そして暗い、とてつもなく暗い、最後まで暗い。
萌えも燃えも何もありません。
でもつまらないかというとそうでもなく、
かといって面白いかというとそれも違う不思議な話です。
おそらく人を選ぶ一冊ではありますが、
あらすじを見て自分は耐性があるなって
思えたなら読んでも損はないと思います。

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2010年01月28日

Posted by ブクログ

最近、ガガガ文庫を気に入ったので購入したうちの一冊です。

内容はひとつのイジメを発端とした奇妙なヒューマンドラマです。
1人の行動的なヒロインを主軸に、その奇妙な人間関係は展開されていきます。

そのストーリーは「いびつ」の一言に尽きます。
日常的でありながらも歪んだ物語は、先の展開を容易には予測出来ませんね(^_^)

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2012年06月24日

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