【感想・ネタバレ】父 山本五十六のレビュー

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Posted by ブクログ

山本五十六のご子息が書いたということで、非常に興味深く拝読。五十六の家族に対する愛情をひしひしと感じた。阿川氏の「山本五十六」にある”例の件”はさすがに書かれていないが、そこらへんはどうなのよ?

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2015年05月02日

Posted by ブクログ

山本五十六といえば、あの真珠湾攻撃やミッドウェー海戦を指揮した、言わずと知れた連合艦隊司令長官である。本書では映画やドラマであまり紹介されることのない、父親としての山本五十六像が描かれている。

海軍という職業柄か海外赴任経験が豊富で、赴任先の外国からは息子や娘宛てに、クリスマスカードを送っていたらしい。また普段は粗食好んだようだが、当時では珍しいブルーチーズやマンゴーを食し、時には葉巻もたしなむという、なかなか国際的な人物だったそうだ。

長男が生まれたばかりの頃には、洗濯されたおしめを丁寧にたたんだり、海軍中将になってからも近所の酒屋や下駄屋の店員さんと、路上で談笑するような気さくな人柄。
いつも軍刀を握り締め、背く者には鉄拳制裁・・・と勝手に恐ろしい軍人姿を想像していたが、どうやら本書を読む限りではそんなイメージとは真逆だったようだ。

海軍の司令官として、戦闘や訓練で多くの部下を失っているが、出張の折には必ず戦死した部下の実家を訪ね、仏前に線香をあげていたというエピソードが印象であった。

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2013年09月18日

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