感情タグBEST3
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ベストセラ「国家の品格」の著者、数学者の藤原正彦・・・の妻の本。
藤原正彦の話には何度も登場する気骨ある妻。
その妻が書いたエッセイは・・・
とにかく、面白い!
笑える。
おバカで笑えるんではなくて、その滑稽の表現の仕方に、ついつい笑みを漏らしてしまう!
夫をけなしている(?)かと思いつつも、そこに深い愛情や信頼を感じてしまう。
そして、知性のある方なんだなぁと、幾度も感心。
エッセイのそれぞれで、落語のように最後の一言がとてつもなく面白い。
新田次郎や、藤原ていの話もあり、興味深く、楽しく読めたし、素の藤原正彦とその家族に接したような気になれる、素敵なエッセイ集。
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小学生時代に読んで大変感動した、“流れる星は生きている”の藤原ていさんに始まり、“国家の品格”の藤原正彦さん、そして最後に奥さんの藤原美子さんと続けて作品を読むと、ああ、こういう家庭だからこのような楽しい話が尽きないのだなと改めて納得できますね。
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『国家の品格』や『若き数学者のアメリカ』、『名著講義』などで、
日本人の品性などを熱く語った著作を出されている藤原正彦さんの、奥様のエッセイ集。
旦那さんが、熱く駆り立て、時に激しく吹き抜ける真夏のモンスーンであるならば、
奥様は、同じ夏でも、高原を闊達に流れる一陣の風のような、なんて。
それでもどこか同じ「匂い」を感じるのはやはり、ご夫婦だからでしょうか。
厳格な?旦那さんに対して、これでもかと言うくらいに「けしからん」言い様をしてますが、
それがまた愛情に満ち溢れていて、読んでいて心地よく感じました。
”『大学を出てから伸びる子』を育てよう、と言って三人をこれまで育ててきたんじゃないか。”
全部とは言いませんが、どこかの価値観があっていないと、夫婦であるのは厳しいのかと、
個人的には、お金と教育に対する考え方くらいかな、、とは思っていますが。
さて、題名の「悪夢」が意味するところは、、?
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夫である藤原正彦氏の「国家の品格」お母さま藤原ていさんの「流れる星は生きている」お父様新田次郎氏の「八甲田山死の彷徨」など、どれも大好きな著作です。
そしてこの著者、ただものではありませんね、やはり。
理知的でユーモアがあって、なんか突き抜けていてステキです。
≪ 悪口を 言い合う愛が あふれてる ≫
Posted by ブクログ
久しぶりにエッセイなるもの読みました。疲れた身体と心には、もってこいの一冊ではないかと思いました。『国家の品格』の著者である藤原正彦先生の奥さんが、夫を手玉に取り子育て奮戦記が嫌らしく無く好感の持てる作品になってます。