【感想・ネタバレ】得点力を鍛える 「やらないこと」を決めて努力を最適化する技術のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

"??常にあらゆる可能性を考え、それに対して準備をする。
世の中の変化を見逃さず、未来を予測し「想定外」を「想定内」にするのが
プロジェクトマネージャーの務めである??


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受験勉強・コンサルティングの経験を切り口に、
イシューからはじめる「エコ燃費思考」=「最小投資で最大結果を得る思考」について書かれている。

相手から求められる物を読み取り、
タスク整理を行ない、何から手をつけるかを考えて行動する、といったロジカルシンキング。
ざっくり文にすると簡単だが、それが出来ないので非常に心に響く。

子どもの夏休みの宿題を例にしたプロジェクトプランニング、
ポケットモンスターの進化を例にしたマネジメント、どれもこれも分かり易く、印象に残った。

読んで良かった。

プロジェクトマネジメントに携わる人には是非お勧めしたい一冊。


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「得点力」とは、
×:自分が何ができるか・何を提供できるか
◯:相手が何を求めているかを正確に把握し、当てはめていくこと

その為に何が必要か?
→「やらないこと」を判断することで「作業全体の効率化」

ex)過去問をひたすら解くのではなく
 「全体に目を通して出題傾向を探り、出題可能性の高い問題の完成度を上げていく」
 
 <あらゆる問題には、出題者の意図がある>
 =ビジネスの場でも、相手が何を求めているか?何で満たされるか?を常に探していく


得点力は徐々に上がっていく
ポケットモンスターの進化と同じで、一定の経験値で進化=また修業期間
ex)LV16でリザード→LV32でリザードン、その進化までの間を人はスランプと言う
 →このスパイラルが出来ると、得点力がどんどん上がっていく
  ※マネジメントではこの進化までの期間に「いかに前を見させるか=ビジョン」が必要になる


◆ベストプラクティス分析はビジネスの「合格体験記」

ベストプラクティス分析とは
1)成功者が「どんな困難を乗り越えハードルをクリアしたのか」、「プロセス」や「工夫」を学ぶ
2)ライバルとして競争してきた企業が勝者と敗者に分かれた場合、「勝因」と「敗因」を明らかにする
3)違う業界であっても、売上げを伸ばしている企業や利益率が高い企業を分析して秘訣を明らかにする
→ハーバード大学では2年間に700本のケーススタディをこなして得点力を上げている


◆タスクの優先順位は誰にとってのものか
「重要性」「緊急性」は相手にとってのものである
・プロジェクトであればクライアント
・タスクであればタスクを振ってきた上司
クライアントや上司の意図を正確に把握して優先順位を決めて対応する=ビジネスの得点力は上がる


◆小学生の夏休みの計画が破綻する理由
1)計画をゴールではなく、スタートから策定している
2)タスクのボリューム感をイメージせず、時間でアクションを設定している
3)タスクの難易度を想像できず、スケジュールが破綻する

それぞれ、
1)「頑張る」という意識が強すぎて、「終わらせる」イメージができていない
2)基礎問題の1ページと応用問題の1ページのボリューム感はまったく違う=タスク難易度による管理
3)目標の「リアル」な設定と、現状の「冷徹」な把握 が必要


◆小学生もそうだが、スケジュールが破綻するととたんにやる気を失う
→計画は状況の変化に応じて、何度でも策定し直す

「想定外」
突発事項を予見できず、後手後手に対応せざるを得ない状態
→リスク管理が出来ていなかった

「変化への対応」
突発事項を予見しておき、「やはり起こったか」と考え、準備していた次の対応策に移行できる状態

プロジェクトマネージャーは仮説立てを常に行ない、準備をしておく"

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2017年06月23日

Posted by ブクログ

メモ
・問題集を解かない
 ⇒問題を読んだらすぐに解答を読む。できるだけ多くの解答パターンを身につける。
・競争倍率によって作戦を変える
・ビジネススキルを子どもに教える

学校のテストで点がとれる人は、社会でも通用する。

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2016年03月15日

Posted by ブクログ

イシューからはじめること、やるべきことやらないことを定義してから取り掛かることを徹底したい。
受験ネタか多かったので、受験ヲタクだった自分には非常に面白かった。

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2015年05月06日

Posted by ブクログ

やるべきこと、そうでないこと、それらを論理的に考えていく力。
ゴールを明確に設定し、その達成のために何を、どれだけこなしていく必要があるのか。
全て自分がこれから社会に出ていく上で身に着けていきたいものだと気付かされ、また後世に託していかなきゃならない知識でもあるとわかった。
素晴らしい著書です。

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2013年04月05日

Posted by ブクログ

☆4
とても面白い本だよ!
ビジネス書なのに感動的だったよ。
著者の考え方は知っていたけれど、この本を読んで初めて、私はこの考え方の重要性に気づくことが出来たよ。子供へのマネジメントという視点が新しい。私にもし子供がいたら、本の影響力は子供にまで及びそう。

前の梅原大吾氏の本では、勝ち続けるには努力し続けるべき、効率をもとめたのでは本当の自己の成長にはならない、という考え方と出会った。
対してこの著者は、梅原氏の考え方を俯瞰するように、努力した時間で満足するな、努力を「最適化」せよ、と鮮やかに言い切る。両者とも、並々ならぬ努力を経て至った考え方であるところが、面白い。

一番同意するところは、論点や目標を明確にしてから、そこに集中して努力するのが最適であるということ。人生はあっという間、今後は自分の時間をどこに集中させるかという視点を意識して生きていきたいと思う。

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2013年02月10日

Posted by ブクログ

20130128
遊んでいてもちゃんと結果を出す得点力
やらないことを決める
合格体験記
想定外に対応
試験に出るとこだけやる 努力の最適化
勉強時間で頑張ったと勘違いしない
何のために、何を、どれだけ頑張るのか
問題集 解答例を読書する 解かない
ノートをとらない、話を聞くことに集中する
同じ結果なら投入した時間が短い方が評価
できるようになると面白くなる
できないことを我慢する
相手の求めるものに応える力 自分勝手に答えない
勝てるところで勝負をかける
過去問はメッセージ
多くの合格体験記に触れる
成功者に学ぶ ベストプラクティス分析
倍率2倍未満 ライバルができることを自分も
100倍以上 何かで目立つことができないと勝てない
2−3倍 正答率45%くらいのものもできるようにする
目立たないでその他大勢より、変な質問をするけど真剣な人
相手が求めていることを持っている
ライバルがめんどくさがって受け身でいることを、ちゃんとやる
サークルの代表、海外で異文化、ボランティアのすがすがしさ、バイトで経営に興味
「相手」の緊急度・重要度
どんな問題にも仮説、それを軸にして新聞や雑誌の見解
判断軸を増やし、違和感を
プロジェクト 有期性 開始と終了、ある期間で目標を達成すること
目標、現状把握、タスクをMECEに、難易度・ボリュームを判断
目標設定 ゴールをリアルにイメージ
ショックを受けて自分を振り返る
タスク設定 ゴールが甘い、現状把握が甘い
MECE 習得が難しい
タスク ボリュームと難易度を見極める
プロジェクトマネジャーが現場のタスクを理解
現場スタッフがプロジェクトプランニングのスキル
3C 市場、競合、自社 将来のリスクを予見
市場の変化、それに対する競合の対応
マクロ環境分析 政治、経済、環境、社会、技術
東大合格者3000人 2017年から秋入学
顧客ニーズに応える、競合よりも適う
相手が求めているかつ自分が自信のあるものを提供
小学生通塾率 東京51.6 ソウル72.9
目に見える範囲でライバルを設定すると想定外が発生する
目標達成に必要なタスク イシュー
会議 ゴールの設定、共有に時間をかける
子どもが本気であるならば、親はそれ以上に本気に

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2013年01月28日

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