感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私は一方的に群馬に惚れ込んでいるのだが、群馬人に群馬のよさをわからせることは至難の業である。健康な人が健康のありがたみを知らないことの如くである。当たり前のレベルが違う。京都や金沢の中華思想めいたお国自慢と全然違うのだ。w 絲山秋子さん。1966年生まれ、早大卒、メーカーに入社、営業職として福岡、名古屋、高崎などに赴任。(なるほど、なるほど)なお、中学で酒を。高校でタバコとかw。2001年退職。2006年「沖で待つ」で芥川賞。「絲的メイソウ」、2009.9発行(文庫)。気持ちよい毒舌。面白かったです!
Posted by ブクログ
共感するところが多い。肯いたり笑ったりしながら読んだ。著者はかなり頭の良い方なので(あたりまえか)、次々と発せられる的確な言葉ですとんと腑に落とされていく。
小説作品での人物描写の奥行きや風景表現の静謐さなどの源泉は、このような何でもなさそうなことを鋭く彫りあげていく思索する力の豊かさなのだと感心しつつ、読み返してみても何度でも笑える。特に、会社員時代の逸話や禿好きの件など。
Posted by ブクログ
絲山秋子の絲的メイソウを読みました。絲山秋子の露悪的エッセイでした。瞑想というよりは妄想に近いような、絲山的人生観が綴られていきます。禿礼賛という章では禿に萌える絲山秋子の感じ方が大まじめに語られています。寝言は寝て言えという章では、寝言で、お客様に丁寧に挨拶をした後、「クソオヤジがっ」と言ってしまったというエピソードが語られています。また、絲山の取説という章では、家電の取扱説明書のようなトーンで自分の紹介が書かれています。どれもこれも吹き出しそうになりながら面白く読みました。極めつきが世の中みんな五七調という章で、一回分のエッセイが全て五七調で書かれているのです。私はテンポの良い文章が好きな方なので、このようにたたみかけるように書かれている文章には参ってしまいます。この作家がいっぺんで気に入ってしまいました。
Posted by ブクログ
おまえはおれか状態の絲山先生。
恋するくだりは、30代女にしかわからない稚拙さ。
20代のほうがもっと狡猾。
赤ちゃんがえりしてるね。
なのに、好きになった人から順に嫌いになっていく、矛盾。
痛いな、痛すぎるな。
ホント他人事とは、思えない。
Posted by ブクログ
絲山さんの作品(小説)を読んでイメージされる「絲山秋子像」がこっぱみじんになった一冊。すげえ、こんな人だったのか。おもしろすぎる。私自身は例の「五七調エッセイ」にはピンとこなかったくちなんですが、いろんなネタ満載。個人的には、この本で絲山さん初体験というのはおすすめしません。
Posted by ブクログ
1/10 傑作。いじいじしていた自分の心を逆向きに挫いてくれたような。エッセイとしてはかなり大好きの部類でした。ばんから、とか、がらっぱち、とかいう言葉がしっくりきそうな。なんだろなー。辛気くさいこともこれくらいネタにできるような人になりたいと思ったよ。
Posted by ブクログ
面白かったです。久しぶりに本を読んで爆笑しました。エッセイなので絲山秋子さんの日々の生活が映し出されていくのですが、気持ちいいくらい感情の描きっぷりがいいので、すっきりとした気持ちで笑えました。絲山さんの他のエッセイも読んでみたくなりました。
Posted by ブクログ
またまた、完全に女を捨てて
サービス精神満点!
一つ一つについて語りたいくらいだわ。
この人、どんな小説書くんだろう。
意外にくっらーいヤツじゃないかな?
電車で読むのはやめた方がいい。
不意に笑い出す変な人になっちゃうから。
Posted by ブクログ
いやー、好きだなーこういう人。毒舌笑
テンポ良くスパスパ切り込んでくる。
小説とはまた違った文章の巧さが心地よい。
それから、作家としてのしたたかさを感じた。
絲山秋子、こんなにエッセイの面白い作家とは思わなかった。
ぽんぽん読んでしまった。
他のエッセイも読んでみたいなー
Posted by ブクログ
絲山秋子氏のエッセイ。コレが迷走なのか瞑想なのかは別にして大変面白く読めた。特に面白いと思ったのはエッセイ全部が五七調で書かれている文章だ。よくよく読んでみると特別な意味も無く、内容もすかすかなのだが大変面白い試みだと思った。ここ最近読んだエッセイの中ではコレが一番面白いと思った。
Posted by ブクログ
夜9時に寝て、朝4時に起きる生活。うらやましい…。
「男友達の彼女や奥さんはみんな、かわいく、きれいに見えるのに、女友達の彼氏がかっこ悪く見えるのはなぜだろう」
全くその通り!
Posted by ブクログ
最初はなかなか乗れなかったけど、祭嫌いのあたりからのってきてタバコのお話の辺りから面白くなってきて一気に読みきってしまった。絲山さん恋愛無駄とかいいつつもある種の恋愛体質に感じる。