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「信念」が一番面白かった。人はどうしてもわがままな生き物で、すごい人物になるには、何かを成し遂げるには、世の中のために立つためとかではなく自分の利益のために、という目的でなければやっていけないのかもしれない
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某大手動画サイトを想起させる「住宅問題」、不気味な余韻「陰謀団ミダス」、星新一には珍しく悲しい情感に満ちた「古風な愛」などを経て、表題作「妄想銀行」のどえらいオチで締める。
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「古風な愛」が、他の話とテイストが違く、面白かったです。
最後に一気に疑問が晴れ、もう一度読み返したくなりました。
全体的に、宇宙や近未来のお話が多く、想像も膨らみ、短編で読みやすく、楽しく読めました。
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こりゃ面白い。流石は星新一と言ったところ。昔の作品なのに今読んでも全く違和感がなく、すっと読める。話の想像をするのが面白いし、発想が何よりすごいと思う。現代への皮肉もうまく入っているのも面白い点だと思う。人間は、、、。
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瀬尾まいこさんの新刊で主人公が選んだ本だったので、読んでみた
ルビもふってあり小学生向けかも知れないが、大人になって久しい自分にも、どのお話も面白かった。
短編で、次はどうなるのかとドキドキしながら読んだのはいつ以来だろう。
小学生の姪っ子たちにもすすめたが、この面白さは大人向けな気もする。
彼女らが大人になって、この面白さに改めて気付く時がくるのが待ち遠しい。
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1日1話。本を読む習慣をつけるために手始めに積読していた星新一から手をつけた。短編だから軽く読めるのに、面白くて充実感を得られる。星新一はやっぱり好き。
だんだん、こういう展開かなというのが読めるようになるけれど(笑)、別に残念でもない。しめしめ、と言った感じ。
話がありすぎてどれが面白かったというのがあげられないけれど、タイトルにもなっている妄想銀行がファンタジー好きには一番よかったかなぁ。
いろいろな効能の温泉に浸かっていて、◯◯の湯、がものすごく印象に残るわけではないけれど、読み終わると心地よくなっている感じ。
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一つ一つがすごく短いのでとても読みやすい。内容はシュールというか、ブラックなのが多めかな。でも、今から30年以上前に書かれたと思うとびっくりする。星新一さんって頭よかったんだなって。
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オイラの星新一ショートショートランキング第1位の「鍵」が入ってるだけで、この本は読む価値がある。
他の作品も面白いが、なんといっても「鍵」!これに尽きる。
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あまりSFを読んでこなかっため、
挑戦したいと思い、この本を手に取りました!
SFって小難しそうなイメージが個人的にはありましたが、短編で、親しみやすい感じで、何度読んでも面白くてニヤってしてしまいます笑笑
SFに手を伸ばしにくい方にぜひお勧め!!
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小学生の頃、朝読の時間で星新一のシリーズばかり読み漁った。ショートショートは短い時間で読み終えれて、いつもオチが面白い。読書好きになったきっかけの本。
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ショートショートなのでとても読みやすい一冊でした。
個人的には「黄金の惑星」「繁栄の原理」が好きです。
短いからといって侮るなかれ。
どことなく「キノの旅」を連想しました。
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安定の面白さ。
これだから定期的に買って読んでしまう。
・住宅問題
無料のアパート。宣伝がひたすら流れる。
うーん。こういうアパートできそうだな。
いまの世の中は特に。
それを何十年も前に思いついてるっていうところが本当にすごい。
・信念
こういう、悪いこと考えてるけど辛抱して辛抱して、
結局いい人みたいな星さんの話大好き。
おそらくこの人は一生悪事を働けないんだろうな。
・陰謀団ミダス
これも本当にありそうな話。
敵対させておいて、本当は仲間。
テレビドラマ一本できそうなシリーズ。
・味ラジオ
ラジオで味を流して、無味無臭の食べ物を口に入れて、
ラジオから発せられる味を楽しむという未来の話。
すごいなぁ。発想がすごい。
楽しそうだし安くすみそう。
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「住宅問題」「信念」「鍵」「黄金の惑星」「とんでもないやつ」が特にお気に入り。おもしろくないのは一作もないなあ。さすが、、。
どうしたらこの時代にこんな展開を思いつくんだろう!
すごすぎて、短編であることがもったいないと思う。
もっと詳しく知りたい、もっと読みたい。
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星新一氏のショート・ショート集。32作品を収録。どの作品も短編ながらスパイスとウィット、そして少しのシニカルが含まれており面白い。個人的なお気に入りは「鍵」と「古風な愛」だが、あとがきで都築道夫氏が自分と同じ作品を挙げておりなんだかちょっとだけ嬉しい。
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星新一2冊目。ほぼ親が生まれた年ぐらいに刊行されてるけど全く古臭さがない。女神とか特にそう。こんな昔に整形を題材にした話があったことにびっくり。
好きな話は以下3つ。
信念…「善良であっては、たいした人生をすごすことができない。」って本当にそうだと思う、例え汚くても野望や欲があったほうが計画を綿密に経てたりするし人生が豊かになるよね。
半人前…ポンコツ死神と老人の話。ハッピーエンドなんだろうけどバットエンドとも言いきれない、でもちょっとほっこりした。
古風な愛…皆良いって言うのも納得。ここまで真っ直ぐ過ぎる愛だと逆に歪んでるって捉えられそう。残酷だけど美しい愛の話。
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食べ物に味がなく、代わりにラジオで流れt食べ物がそのまま味になる「味ラジオ」。この話は鯵に集中しているが、味をスマホやSNSに変えたらまさに現代のことだと思った。
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2021/07/14
登場人物に重きを置くわけでなく、ストーリー・話の流れが重要だからか、人物描写がほぼなくあっさり読める。刺激が多い一日を過ごした後に読むには、目まぐるしくてちょっと疲れちゃうかもだけど、育休中のわたしにはちょうど良いわくわく感。いっぱいコント?漫才?でも見てるかのような気分。
収録作品では、妄想銀行、小さな世界、宇宙の英雄
のあたりが面白かったなー。
宇宙船とかたくさん出てくるのと、こんな商品あったら面白いなーというのが言語化されてるのが特徴かな。
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「繁栄への原理」が1番面白いなと思いました。
地球環境を良くするために、他の星を調査する物語。
なかなか成果を得られない中、ある星にたどり着く。
その星は穏やかな気候、貧しさや争いはなく、病人さえいない素晴らしい星だった。
調査隊員はその星の住人に頼んだ。
地球に来て向上への秘訣を指導してくれと。
しかし住人は断った。なぜなら宇宙船がないから。
ならば作ればよいじゃないか、それだけの文明も技術もあるのに
しかし住人は、宇宙船を作るには莫大なお金がかかる。それならばこの環境を良くすることに使った方がなにやり安上がりだというのだ。
なるほど、たしかに。
今の環境が良くないから他に探すということは本末転倒な話で
それに時間もお金もかけるならば少しでも今の環境を良くしようとすることのほうが、良いこともあるなと気付かされる。
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中学生以来の星新一。
SSとはどれほどのものかわからなかったけど、あまりの短さに驚いた。
そしてその短さで、その濃さと面白さ。
天才だなぁと思う。
星さんの他の作品も買ってきたのでそのうち全部読めればなと思う。
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とても面白かったことは覚えている。中には数度読み返したことのある物語もある。
それなのに、全く思い出せない。全くだ。
手に取り、最初の一行を読むとぶわりと蘇る。
狐につままれたような気分で、再び星氏の世界に入っていく。なんと贅沢な。
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星新一は学生の時に読み漁ったからおそらく読んでいるでしょうが、まったく初見の状態。
あらためて読みますと、一番印象に残るのは上品さですな。だからか古いようで古くなく、新しいようで新しくないという独特の空気を纏ってます。
いつどのショートショートを読んでもokという意外にないです、こういうのは。教科書には載らないかもしれないけれども、中学生・高校生とかにお薦めします。
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初作家 星 新一でショートショート全32作品。
気軽に隙間時間に読みやすいのがいい
2021年の新潮文庫のプレミアムカバー版であることを購入後に知る
1話の【保証】は衝撃的‥契約書はサインする前に読むべし
他でお気入り作品は【信念】【古風な愛】【鍵】
特に残ったのは【味のラジオ】
口にある電子機器が放送局から電波を受信して味を再現し楽しめるという
恐らく放送局がいくつもあって趣向にはそえそうだけど
常に無差別に流れて嫌いな味だったらどうするんだろう‥
寝る間にも休む暇がなさそう
故障からのレストランへの駆け込みは通勤時の車両故障に通じると思ったりした
不満点は頭のおかしな人は精神科の流れが多くて
わかるけど‥単調で飽きやすかった
40年以上前の作品とは思えないほど面白かったので
他も読んでみたい全1001作品膨大に感じるが
解説にあるように「甘みを押さえたマシュマロみたいに口あたりよく、どんどん胃袋へおさまって、たちまち消化してしまう」きっとあっという間に消化するのだろう
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星氏の人間に対する冷徹な洞察力には舌を巻く。それを、コミカルで、ユニークで、シニカルなショート・ショートに仕上げて我々を楽しませてくれる。新潮文庫「ボッコちゃん」では、人間がどんどんドツボにはまっていき、科学文明の落とし穴にひょいと落ちていくシニカルな話が多かった印象だが、「妄想銀行」では、「鍵」「古風な愛」「海のハープ」のような、単純な言葉遣いになるが、ハッピーエンドめいたものが多い。
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久しぶりに、新潮の100冊に残っていた、星新一のショートショート。若かりし頃、当時新潮で文庫化されているものは全部購入し、まだほとんど持ってますね。
星新一から小松左京へ筒井康隆へと、その世代の流れだった。
さすがに古いかと思うところはあるが、主人公はエヌ氏かエフ氏。それ程、社会情勢を書き込まれていないので、今でもSFの範疇だと思う。
中では、「古風な愛」が良い。珍しく人間味のある結末になっている。又、「小さな世界」は、現在のスマホ生活の様。
1001編の作品を残した作者には、SFの面白さを教えてもらい感謝してます。
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「妄想銀行」というショートショートも収まっているのだけれど、全体として「妄想銀行」なんだというのは後から気がついた。星新一さんの未来先取り能力もすごいんだよな。(ダントツは藤子不二雄さんだと思うは余談)。基本的にはやとちりな人が主人公。はやとちりと妄想は紙一重なのかもしれない。思い込んだ結果、成功する人もいれば、身を滅ぼす人もいて、その分岐はなんだろう。ユーモアたっぷりにかかれているが、たまにシニカル。死生観が独特で、たまにぎょっとする。大黒さま、犯人前、鍵、敏感な動物、宇宙の英雄、人間的が気に入った。
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夏といえば新潮文庫の100冊。新潮文庫の100冊といえばプレミアムカバーですよ(笑)
今年はこちらが対象だったのでノールックで購入。昨年の「ボッコちゃん」が面白かったのでワクワクで読み始めた……んですが。
今回はわりと風刺が効いたのが多い印象。ワクワクよりはうーむ、と唸りながら読んでました。
以下、印象的なタイトル。
住宅問題→住宅費無料だけどエンドレスでスポンサーのCMが強制的に訴えかけてくる。コレ、結構今の私たちの環境に近いよな。
変な客→もやっとするオチ。
美味の秘密→これは好き。食べてみたい!
陰謀団ミダス→大掛かりなペテンだなー(笑)
繁栄の原理→なるほどなーとなった。こんな星に住みたい。
遭難→綺麗なオチ。てか今だと普通にありそう。企画で。
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32編のショートショート。シニカルな落ちのある作品が多く、「笑点」の回答に似たような印象。宇宙、未来の話題多く、「味ラジオ」では発明品とともに未来の風景が描かれた場面があったが、通勤のモノレール内で新聞を広げている人がいるというのには、さすがの星さんもちょっと予測を誤ったな、と頰が緩んだ。2021.7.20
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中学校のとき授業で星新一の短編アニメを見て面白かった記憶があるので文庫も読むことにした
どの話もなるほど!ってなるし、自分にはない視点でおもしろい
良い人になりたくない、無駄に頑張りたくない人の話が1番おもしろかった!
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【あらすじ】
人間の妄想を取り扱うエフ博士の妄想銀行は大繁盛! しかし博士は、彼を思う女からとった妄想を、自分の愛する女性にと……32編。
【感想】