【感想・ネタバレ】妖精配給会社のレビュー

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Posted by ブクログ

 これまでに読んだ星さんよりもひとまわりブラックな作品だなと思って解説を見ると、なんと昭和39年の作品でした。古臭いことは全然なくていつもに宇宙人たちの大活躍の作品でした。

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2021年10月14日

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この本の『ひとつの装置』は、読み終ったとき鳥肌が立った。重い話ではあるけど星新一さんのお話の中では、これがいちばん印象に残っている。

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2009年10月04日

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ネタバレ

妖精配給会社…自分に甘い言葉ばかりかけてくる妖精はスマホのFacebookやInstagram等の「いいね」に近い点があり、ゾッとする。
「自分」のみに意識を集中してしまうと世界は崩壊してしまうと当時から警鐘を鳴らしていた星氏は本当にすごい。

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2023年09月30日

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相変わらず星ワールドでシリアス且つユーモアのある物語の詰め合わせである。どのページを開いても面白い。
とくにこの文庫は、読み手がこうくるだろうなと予想させてちょっと当たるようにしつつのどんでん返しを味わえて面白い。たったの2,3ページあれば別世界のほんとにありそうな未来を描いて語ってくれるのだから、星新一のその秀才振りに改めて感激できる。

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2023年07月30日

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星新一氏のショートショート35編を収録。似た設定の作品が多いがいずれのオチも被ることなくユニーク。シニカルでウィットに富んでいて最後の数行でニヤッとさせられる。著者は生涯を通じて1001編を超えるショートショートを生み出しておりすらすらアイデアマンが湧いてきたのだろうと思いきや、あとがきを読めばなかなか苦労して嫌々ながらネタを捻り出していたようだ。なんとも人間味溢れるエピソードであろう。また、著者の特徴としてSF作家(?)には珍しく主人公が税金や警察の心配をする姿が度々描かれる。これまた現実味溢れるエピソードで著者らしさが垣間見れて妙味ある。個人的に好みの作品としては「三角関係」「妖精配給会社」「ひとつの装置」「ハナ研究所」あたり。

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2022年09月28日

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ネタバレ

1つ1つの話がすごく短く読みやすいのに、どれも印象に残るお話ばかりで、読み応えがありました。
宇宙や近未来のお話が多く、想像が膨らんで面白いです。
バッドエンドはほぼありませんが、少しモヤッとした感情が残るところも、余韻に浸れて良きです。
「ひとつの装置」、「銀色のボンベ」、「遺品」が特にお気に入りです。

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2022年09月07日

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久しぶりに星新一さんの作品を読んだけど、
全然色褪せてない。それどころか、今でも先をいってる。こどもの頃に読んだ時より、大人になってから読んだほうが心に響く。

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2022年08月09日

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ネタバレ

“ショートショートの神様”と言われる星さん。小中学生の頃、その読みやすさからよく読んでいた。近未来的な世界観の中でクスッと笑えるようなブラックユーモアや諷刺の効いた作品が多いけれど、一番記憶に残っているのが「ひとつの装置」。久々に読みたくなって再読。

ある高名な博士が巨額の国家予算と私財のすべてを投げ打って作ったひとつの装置。中央にあるボタンを押すと胴体についた一本の腕が動きボタンを元に戻す、ただそれだけ。博士曰く何もしないけれど人間的な装置だという。
ネタバレになってしまうけれど、この装置は、核ミサイルを伴う戦争によって人類が滅亡する可能性を危惧した博士が、その葬送のためだけに作ったもの。
初めて読んだのは多分小学校高学年の頃。そのラストに子どもながら衝撃を受けた覚えがある。
ここ最近毎日報じられるロシアによるウクライナ侵攻のニュース。核兵器の使用も取り沙汰される今、その”押すべからざるボタン”が押されないことを心から願う

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2022年05月04日

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どの話も少し現実場離れした世界が舞台だが、そうした舞台で繰り広げられる話がどこか現実にも繋がっている部分があってドキッとさせられる。
「ひとつの装置」「週末の日」がお気に入り。
星さんのショートショートは軽快な文体で微妙な後味の悪さがあるのが好きだなと思う。結末を読むと「あーあそうなっちゃうか」と思うと同時に、どこかにやっとするような気持ちになる。

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2016年04月30日

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『妖精配給会社』『ひとつの装置』『銀色のボンベ』『分工場』『終末の日』がお気に入り。

試験の合間に『おみやげを持って』を読んでしまったのが、今でも印象に残ってる。

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2014年09月29日

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ネタバレ

【見えなくても、確かにあるもの】

僕らには見えないものがある。
たとえば、細菌などは肉眼で見て取る事はできない。

僕らには聞こえないものがある。
犬や鳥だけが感じられる音がこの日常には溢れている。

僕らには見る事が許されてない、花や、星や、生き物などが沢山あるんだろう。

そのあるけど見えないものに実は僕らは大きな影響を受けて生きているのかもしれない。

星さんの本には見えない星がぎゅうぎゅうに詰め込まれている。

見えなくても、確かに感じられるはずだ。

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2014年06月23日

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短編がごっそり、で読むのが止められない状態に。

最初の福の神、には驚きでした。
想像するイメージと違う…のもありますが、世界樹立。
神様もそんな競争してるのか、と脱力。

表題の配給会社は、想像するとぞっとします。
が、人間隣に居て甘い言葉ばかりかけてくれる存在を
そう手放せるものでもないですし、想像通りならば
きれいさっぱり相手の思考にしたがって終了、かと。

一番怖いのは、ボタン星人、かと。
タダより安いものはない。
授業料にしては、かなり高額を払わされた状態です。
でもまぁ、こんな状況になるとは思いませんし…ね。

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2013年03月29日

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ネタバレ

ここんとこ古本屋の特価コーナーで大量に仕入れてきた星新一を散発的に読んでいるわけですが、本作がもっとも作品が短くまとまっていて歯切れが良くていいですな。

短い分、オチが唐突だったり強引だったりもするわけですが、それでもやっぱり星新一のショートショートはこのくらいの短さが至上だと思うわけです。

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2012年01月20日

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ほかの星から流れ着いた〈妖精〉は従順で謙虚、ペットとしてたちまち普及した。しかし、今や……サスペンスあふれる表題作など35編。

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2009年10月07日

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中学生以来の星新一。
当時は短くて読みやすくて面白い〜!!の一心で読み漁ってたけど、大人になって読むと社会への皮肉を存分に感じられてなんだか感慨深かった。
ショートショートだから、電車移動中や寝る前にサクッと読めて、星新一ワールドに惹き込まれました

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2023年06月22日

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う~ん、まぁまぁですかね…星新一さんが相当頭のイイ人だと言うことは何となく分かりましたが…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

しかし、結構な昔に書かれた本だというのに(それこそ”古き良き時代に書かれた本だというのに”)星さんの問題意識というかね、危機感みたいのが令和である現代にまで繋がっているような感じがして…恐れ入りました!

ヽ(・ω・)/ズコー

人間関係が希薄というか、バラバラというか…スマホが連絡手段の主流になった今の世の中はまさに人間関係がバラバラな世の中と言えましょう!

一人一人個々の世界に閉じこもっているように思え、何しているんだか分かりませんね…

現代を舞台に星さんが小説を書いたらどんなものに仕上がるのでしょう!? 読んでみたかったような気がしますね…。

さようなら…。

ヽ(・ω・)/ズコー

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2022年11月01日

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すばらしい。夢のようだ。暗示とアフターサービスとマッチが特に面白かった。驚異的な効果、科学の勝利…。東野圭吾さんの毒笑小説にもエンジェルという、似た話がある。でもこちらは食べてみて美味しかったはず笑

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2022年10月16日

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なかなか、ぶっとんでいた 笑
そしてちょっぴりホラー
ゾクっとする終わり方
私はすっごく好きな世界観

真面目に理解しようとすると疲れるけれど
ピュアな心で読んでほしい

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2022年09月21日

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2022年プレミアムカバーきっかけに購入。

前年度の「妄想銀行」に続き、星新一作品を手に取るのは2冊め。
個人的には妄想銀行よりも妖精配給会社のほうが好みの話が多く、楽しく読み終えることができました。
抜群の読みやすさと話のまとまりの良さに、スラスラと読み進めることができるところがとても良いなぁと思います。
反面、ショートショートの短さが個人的にとてももったいなく感じて、もっとこの話の続きが読みたいと思っているうちに終わってしまうので寂しさを感じたり。それが持ち味なことも理解はしているのですが…笑
巻末の解説の内容も良かったです。

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2022年09月21日

Posted by ブクログ

ショートショート。似たパターンのどんでん返しに慣れてくると、いささか読むペースも落ちてくる。ただ文章は読みやすくずいぶん推敲してると思わせるし、内容もクールで品がある。2022.9.15

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2022年09月15日

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ショートショートのためすぐに読み終える。
少し時間が空いたときにも読めて良かった。
「え、」って思う結末などり、面白かった。何回読んでも楽しめる作品だと思った。

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2022年09月14日

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星新一氏、昭和39年発刊ショートショート。宇宙船とか宇宙人多めの一冊。作者も後書してますけど、アポロ計画決まったり、衛星中継始まったり、興味が宇宙に広がっていた頃でしょうか。
読む時によって印象に残る作品は変わるのですが、今回は「すばらしい星」というセルフサービスのマーケット化された星の話。魅力的な豊富な商品のセルフレジなんて、現状のコロナ禍のコンビニ。
どの作品も、文章に古さを感じないし、子供なら素直に楽しめるし、大人はウィットに富むストーリーを楽しめる。お得です。

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2022年08月20日

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新潮文庫の夏のキャンペーンでプレミアムカバーになっていたのと妖精配給会社というメルヘンな名前に惹かて買った。題名にもなっている妖精配給会社は確かにメルヘンだったけど社会風刺要素というかちょっぴりブラックな終わり方だった。星新一の作品ってバッドエンドではないけどちょっとモヤっと感が残る作品多めというか完全なハッピーエンド少ない気がする。なんとなくだけど妄想銀行よりもそういう感じの作品が多かったような。SF要素は変わらず強め。お気に入りの作品は「作るべきか」「春の寓話」「友だち」あたり。寝る前に1作品だけ!とかが出来るのがショートショートの良いところ。こんだけ短いのに印象に残る話ってすごいなぁと改めて思った。

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2022年08月18日

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ショート・ショート。
SF&叙述トリックに、まさかの結末の「ある戦い」が良いですね。
安定の面白さ。

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2018年06月24日

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発想の豊かさに脱帽、結末のシュールさに戦慄、素直な文章に安定感。
どの話も広げようと思えばもっともっと広がるはずなんだけど、あえて余韻を残しておく所がニクい。
文章の性質に起因するものだろうが、全体的には淡々としていて、パターンもあるので、何十編も連続で読むよりは、ちょこちょこ読む方が新鮮な感覚で楽しめるような気がした。

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2012年05月24日

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友人のすすめで読んでみた1冊。

日常の中に、現代における"非日常"を投入する事で、現代を生きる私達の中に潜む問題をピンポイントに照らし出していくショートショートを集めた短編集。
パターン化している部分や所謂"斜に構えた"印象を与える物語も多いので、その手の話が嫌いな人は苦手かも知れない。
だが、重い内容を扱う話も明るい文体で、舞台の設定も簡潔にまとまって、終始軽やかなリズムで描かれていて非常に読みやすく、星さんの凄さが表れている。

軽過ぎるものは読みたくないが、今はさっくり気軽に読みたいという人におすすめ。

本作の中では若干他と異なる雰囲気だが「ハナ研究所」のオチが効いていて、好きな作品だ。
「友だち」もやや異色だが、気に入っている。

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2010年06月23日

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収録は
・福の神
・暗示
・アフター・サービス
・沈滞の時代
・ある戦い
・おみやげを持って
・指導
・おそるべき事態
・夏の夜
・三角関係
・マッチ
・妖精配給会社
・恋がたき
・作るべきか
・ハナ研究所
・ひとつの装置
・宝船
・銀色のボンベ
・遠大な計画
・逃走
・すばらしい星
・分工場
・ごきげん保険
・責任者
・遺品
・春の寓話
・輸送中
・幸運への作戦
・友だち
・豪華な生活
・宇宙の関所
・求人難
・ボタン星からの贈り物
・天使と勲章
・終末の日

ドライでクールでダークなおとぎ話と言ったところか。
「ひとつの装置」がもの悲しくて好き。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

宇宙人系、発明家系、おとぎ話系等、話の種類が多い一冊。おすすめは「アフターサービス」「終末の日」。ショートショート35編。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

子供の頃なんども読んだ、星新一のショートショートシリーズ。読みやすく、おもしろい。中毒になりやすい!!

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2009年10月04日

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