【感想・ネタバレ】この空のまもりのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ホントにこうなりそうな近未来がそこにあって非常に面白かった。こういう交錯モノは結構好きだ。最後に全員が出会うのだろうとわかってはいるのだが、そこに至る過程にドキドキする。この手のパターンは結構読んできたはずなのに最後の種明かし的部分で首相の正体にビックリしてしまった。そこまで考えてなかったとも言う(笑)綺麗ごとかもしれないけれど、世界はこうあって欲しいと思う。

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2013年09月07日

Posted by ブクログ

青春偶像劇って感じ。

ニートとか少子化問題とかからめて、主人公のダラダラ感が好き。
リーダーは損する立場にあるらしいです。 率先して損をとらないと、組織は瓦解するらしです・・・

そんな上司ならついて行ってもいいかなって思う。


『八紘一宇』 。歴史的にどうだか知らんが、いい言葉だね。

"みんな仲良く"だろう

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2013年06月08日

Posted by ブクログ

あそこで出てたキャラが、この章に出てきたこのキャラだったんだ!という驚きが随所に散りばめられていて、最後まで楽しかった~!*\(^o^)/*
仮想現実と現実が交錯して、最後にはみんな何かを見つけられるところが、スカッとしました。

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2012年11月06日

Posted by ブクログ

拡張現実の世界観と、
そこに生きる人たちの関わり方がおもしろい。

実名で出てくるGoogleなら、
確かに実現するかもと思わせる世界。

これは出来ればアニメ映像化して欲しい。

地味にほっこり。

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2012年10月30日

Posted by ブクログ

強化現実……電脳コイルの時代が到来したのに、その波に乗り遅れて衰退してしまった日本を舞台に、美しい日本を守るために電脳空間で戦うニートの物語。帯にあるとおり「清く貧しく理性的な愛国活動と就活と婚活の物語」。
「愛国」というとイコール「右翼」ってことになりがちで、作品中にもそういう理解をする人は登場するけれど、ここで「国」とか「日本人」とは何かというところを、物語の中でしっかり定義づけしていく点は重要。
さわやかに読み終わってしまったけれど、状況的にも、今後の展望も、決して明るくないというか、はっきり言って「悪い」のだけれど、そこに「希望」もあるのですね。

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2012年10月27日

Posted by ブクログ

初めましての作家さん。
強化現実技術により、世界中のあらゆる場所と人に
電子タグ(電子版落書き)をはりつけられる時代。
弱腰な政府に嫌気がさし、ネット住民達は、架空政府を立ち上げた。
防衛大臣は、ニートの天才ハッカーで人気者。
ある日、架空政府が決行した作戦が世界中に衝撃を与えた。
その結果、今まで高みの見物を決め込んでいた住民達が
「正義心」を隠れ蓑に架空政府への参加を求めて集まりだす。
便乗という仮の正義を振りかざして集まりだす。
身勝手な正義心をまとった者たちの群れは
高揚感という無駄なエネルギーをダダ洩れさせて
集団ヒステリー状態になり暴動へと移行する。
あぁ~なんてわかりやすい群集心理
暴動は勢いを増していき、物語も加速して、
飛び立ってぇ~・・・着地!
いやぁ~最後の収束のさせ方は感動物でしょう。
面白かったぁ~!

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2020年04月29日

Posted by ブクログ

 拡張現実とタグが発展しまくった世界でのSF。彼女のために世界を守ろうとする男の子が、淡々と活躍して行く。醒めている今時の若者が、こなすように世界を救う姿はとても現代的で、悪くない印象だった。

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2013年06月02日

Posted by ブクログ

ARタグから連想して、少子化問題とか諸外国との軋轢とか織り交ぜると、あり得る話だし妥当なところだと思う。
物語としてはやや盛り上がりに欠けていて、だらだらずるずると事態が進行していくのがちょっとアレかな。

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2013年04月28日

Posted by ブクログ

ダビンチでお勧めされていたので購入。
AR(拡張現実)がより強力に、一般的になった近未来を舞台にしたSF。
拡張現実への落書きを日本政府が取り締まらないところなど、なんかリアリティがある。
終盤はサマーウォーズ的なものを感じた。

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2013年03月31日

Posted by ブクログ

近未来、こうなるだろうなっていう予測を忠実にたどっていて面白いです。
一番の魅力は、主人公です。ニートな主人公は、自分がニートであることを隠そうとせずに堂々としています。ありのままの自分を恥ずかしがることなく、けれど冷静に自分を見つめることができる…そこが、ニートであることを忘れるくらい格好いい。
最後も裏切ることなく意外な結末で終わりました。

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2013年02月16日

Posted by ブクログ

この空のまもり

強化現実技術により、世界中のあらゆる場所と人に電子タグをはりつけられる時代。強化現実眼鏡を通して見た日本は、近隣諸外国民の政治的落書きで満ちていた。現実政府の対応に不満を持つネット民は架空政府を設立、ニートの田中翼は架空防衛軍10万人を指揮する架空防衛大臣となった。就職を迫る幼なじみの七海を気にしつつも遂に迎えた清掃作戦は、リアル世界をも揺るがして……理性的愛国を実践する電脳国防青春SF!


***


これ書いてる最中に2回ほど落ちて、文章がおじゃんになってしまい、書く気をなくしたあたしは一体どうすれば←
こまめに保存ですか、そうですよね!


内容はあらすじの通り、ニートの愛国心が近未来の日本を救うお話です。
群像劇っぽいので、話が見えてくるまではつまらないというか引き込まれないというか。
しかし個々が物語にどう影響を及ぼしているのかとか、他のキャラとどう関係しているのかがわかってこれば楽しくなります!

のらりくらりゆるゆるとニートしてる翼くん良いよ!実は賢い翼くん良いよ!
定番の鈍感さん?です。いや、この場合周りの女性の動きがおかしい。七海とか、なんで泣きながら逃げ出すのかわけわかんないですからね!
心配で家を特定して押しかけてきた棘棗さんとか、ただのストーカーだかんね!

読み終わったあとに改めて表紙をみると、女の子のほうは七海ですよね。男の子のほうはまあ翼くんでしょう。
しかしだな、このインテリ系青年の何処がオタクっぽいのだ!全然そんなことないぞ、かっこいいぞ!
スマホ持ってるからもしかして大輔くん説も考えたのですが、まず主人公差し置いて表紙にはならない…よなぁ。
じゃあこの眼鏡が強化現実眼鏡なのか。電脳コイルのメガネを想像しながら読んでたので、思ったより小型化しておる。凄い技術だ!
でも大輔くんが先輩のスーツに強化現実眼鏡は合わないとか言ってましたが、いやこれ全然ぴったりくないですか?素敵なスーツ系女子になると思うよ!

しかし物語の要は大輔くんかなぁ。
翼くんは主にネットの方の人達と関わってて、大輔くんはリアルの方と関わったイメージ。
先輩にしろ首相にしろ。
…とかいいつつそんなことはない気もしてきたのは一体どういうことだ。まとまってないということですね、あたしの考えが!
まあなんていうか、大輔くんと翼くん情報を統合したら真実が見えてくる、みたいな。そんな気がしました。

首相が女性だったとか子持ちだったとかしかも翔くんのおかんだったとか翼くんの人影でオナニーしてたとかびっくりしました。いやもう…びっくりしました…。
翼くんが遠山という名字から〜とか言ってましたが、よくよく考えてみれば首相のハンネはファーマウンテンうんたらでしたな。…英語にしただけかい!

今作も芝村さんの世界観と同じなのかしらとか思いながら読んでたのですが、どうなんでしょうか。
怪しいのは妖精くんなのですが、翼くんも怪しい。なんか色々知ってるあたりが。
妖精くんおそらく名字が出てないので、まさか芝村!?とも考えたのですが、どうなのかなー。吏がついてないしなー。

八紘一宇とか怪しくないですか。全ての世界を一つにとか芝村っぽくないですか。
でも翼くんはそれを「みんな仲良く」って考えてたしなー。

なによりも残念だったのはバーセイバーさん。あれは衝撃だったぜ…!
ちょっと病んじゃった先生は、あれいる?ただ翼くんをかっこよくみせるための役ですかそうですか。
翔くんの幼なじみの禀ちゃんが最低な子だという事実も先生からわかる、か。あれはひどい。どこをどうしたら先生が翔に色目使ってるようにみえたんだろ。
ともかく、悪意ある、しかも削除できないタグがたくさんつけられてたらそりゃあ病んじゃうわな。

一番成長したのは大輔くんですな!
彼かっこいいよ!
何も考えてなかった大学生が一夜にしていろいろ学んで大きくなっていくのですよ…かっこいいよ!
あと可愛いのです。どう可愛いのかは読んでのお楽しみ、ということで。←

この人好きだなぁと思うのが上から翼くん、大輔くん、バーセイバーさんだったのですが、本当もうバーセイバーさんったら…!

因みに好きくないダントツは七海ちゃん。先生と禀ちゃんが同点。
なんていうか若い女は悪い女ばっかだなぁ。

後半の胸熱感はすっごくよかったけどもバーセイバーさんの衝撃で差し引き☆4!
そんなに七海ちゃんに魅力を感じないんだけどなぁ。

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2012年11月24日

Posted by ブクログ

架空政府というネット上の組織の、防衛大臣を担っているニートの青年が主人公。他にも何組かの登場人物達が語られるオムニバス形式。
それぞれに語られる人たちが、最後にみんな関係があったというのは、よくあるパターンだけど、こういうのは好き。

拡張現実が流行りそうなので拡張現実と、最近の領土問題とも絡めて題材にしている。
この小説に出てくるように、ネット空間上の問題に、現実の政府が無策というのは、ありそうな話し。

読後の印象は悪くない。小説の上で仮想現実がどのように使われているか、気になる人はどうぞ。

それから、こういう小説は、電子書籍で読みたい。

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2012年11月11日

Posted by ブクログ

現実にレイヤーを重ねた強化現実が存在する近未来
強化現実への法対応の後手後手に回った日本政府に対して生まれた架空政府の軍を率いるニートのお話し

まぁ、新しいテクノロジーへの法対応が後手に回るのはいつものこと
検索エンジンが出始めた時、検索結果に本文が表示されるのは著作権がどうのこうのとか
2ちゃんねるを介した惨状の歴史を見れば、これが全くの非現実的な空想でもない

PokemonGo!のポケストップやイングレスのポータル情報は一体誰のものなのか?
口コミサイトによるお店の評判は果たして風評なのか
今現在起こっている問題から想像力を働かせれば自然と納得できる

ただ、架空政府、架空軍についてはどうかね?
例えるなら、2ちゃんでそんなスレが盛り上がって勝手にタグを消す活動をするようなものでしょ
う~ん、どうかなぁ?計画性やまとまりや、倫理的な面から、ここまで組織だった活動はイメージがつかない
そもそも、組織がある程度の大きさになったら、警察や政府関係者にも目をつけられるだろうし
そんなに自由には動けないと思うけどね

それはそうと、愛国心と言うなの獣という表現はなかなか好き
おとなしくしてる分には問題ないけど、暴れると厄介
そもそも愛国心は誰かを攻撃したり排除したりするためのツールでなないんだよね

自分の好きな人を守りたい、好きな人が住んでる環境を守りたい、好きな人のいる国を守りたい
こんな単純な動機でよいのではなかろうか

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2016年09月15日

Posted by ブクログ

主人公がニートで、ウェブ上で大量の同士を集めて仮想軍とか結成しちゃったりして世の中を変えようとがんばります。
なんだ、アニメ「東のエデン」か。と思いますが大体そんな感じ。

舞台は近未来日本で、少子化と貧困が極まって外国からの移民がたくさん暮らしている。
拡張現実が進化して、お店や人や、なんにでもARタグが付いていて、国内の法整備が手をこまねいている間に中国韓国からの大量のスパムタグがAR世界を汚染している時代。
たいていの人は「電脳コイル」のメガネを付けているけどスマホをかざしてARを読む人もまだいる時代。
人口減少社会で若者が結婚するのが難しいので、幼馴染≒許嫁という図式が常識となっている、、、ってそれなんてラノベ。

少子化・貧困・外交の失敗あたりのリアルな時事問題が極まっちゃった世界とか見せられると凹むというかきついですよ・・・?
んで、移民と地元民が対立して暴動になるのでネット上の架空軍ががんばってリアルに立ち向かうと。
文化や常識が違っても共存できる世界になるといいですね。

子どもたちが活躍するのと、アラタっぽい人が出てくるのが良かったです。

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2015年12月19日

Posted by ブクログ

時代背景や個人の思想、ガジェットなどは面白いものがあるのに、物語全体としてまとまりがなく、何が言いたいのかよく分からないのが惜しい。強化現実が一般的となった国際社会、高齢社会が進み子供の将来の結婚相手を確保するための幼なじみ、人員補充のための外国人招致など、細かな設定は興味深いものがある。群像劇が嵌まらないのか、方向性が弱いのか、どこが盛り上がりで何が言いたいのかいまいち把握しにくい。残念。

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2015年11月22日

Posted by ブクログ

世界観は分かりやすく、展開も明快で読みやすかったです。
相変わらず主人公が頑張る理由が理解できないのは、この作者のやり方なんだろうか。

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2014年07月28日

Posted by ブクログ

ふうーやっぱ面白いなあー。
色々と中二というか、ロマンだよねえ!
拡張現実とか、現在でもロマンだし。良き発展を望みたいものです。
「良いファンタジー」とか「妖精」のくだりはガンパレを思い起こさせた。
マジオペとリンクしてるとは思わなかったのでびっくり。

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2015年10月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

芝村裕吏。
ある種の人間には忘れられない名前である。
まぁ、はっきり言っちゃえば、ガンパレード・マーチをやって、世界の謎掲示板にまで出張っちゃってた人たちだ。
恥ずかしながら私もそのハシクレではあったので、彼の小説だというだけで買ってみるしかない。

ところどころいかにもな芝村節。
「たかが日本を守ったところで彼女からの無限のおせっかいのお返しにはならないが、多少なりとも世話を返したい」
「おまたせしました。そしてもう、待たせません。二度と」
「良いファンタジーが良い現実と手を携えて、悪いファンタジーと悪い現実と戦いだした」

田中翼くんはどうしても速水くんにしか見えない。
ヒロインを守るため、それだけの理由で、世界を守る。
(あー、舞はヒーローで、ヒロインは速水だっけ?)
ぼんやりしているんだけど、打つ手は正しく、間違えない。
見事な厨二設定。
まぁそれが芝村裕吏。

話としてはまぁそれなりか。
タグ表示はセカイカメラがすでにやっていることだからなー。
あと、バーセイバーさんの正体とかはもう少し伏線がほしかった。
オタクの描き方が古いような気もするけど、わかりやすくするためには仕方ないのかも。

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2020年10月17日

Posted by ブクログ

AR落書きに満ちた日本をニートが守るライトノベル感覚の群像劇。
SF周りの設定にリアリティがある。

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2013年09月08日

Posted by ブクログ

主人公ののらりくらりした感じがイラッとしたのが第一印象。なので前半はしんどかったが後半話が盛り上がるに従って、その性格も気にならなくなり、楽しく読み終えることができた。

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2013年02月18日

Posted by ブクログ

拡張現実がより進化して、
強化現実というものが主流になった時代
人々は強化現実眼鏡をかけて、
現実にシートをかぶせるようにして世界を見ていた
先細る人口
低迷する政治
鬱屈とした社会

更に近年問題視されているのが
「悪性タグ」とよばれる、強化現実を通して世界を見た時に、その対象物に紐付けられた様々な情報
政治宣伝や誹謗中傷、それら無数のラクガキを貼り付けたまましかし世間は、
そんなもの、見なければ問題ない、で片付ける

しかしそれに異を唱えんと
ネット上で活動をするものがいた
ヨレヨレのトレーナーに冴えない表情
社会的にもクールではないその男、ニートにつきーー。

※※

このまま社会が進んでいけばぶち当たるであろう未来を
割とリアルに突き付けられて少し恐ろしい作品だった
それらの社会問題が、何人かの視点でもって見つめられていて考えさせられる
この国を、自分たちの生活を守るためにしなければいけないこととは……

語句の使い方や、句点の打ち方が好きじゃない。
あと、作者だけがわかる、作者だけが楽しい世界にいる印象のようなものを受けた。までも創作ってそんなもんか。なんにせよ情景描写が足りなすぎるかなと

校長に何か伏線が貼ってあったと思ったんだけど、何もなかったな…

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2013年02月02日

Posted by ブクログ

SFです。
“素晴らしくファンタジー”という意味で。
ネタとしては大好きですが、意外と文章に癖があるので、そこで好みが分かれるような……。

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2012年11月29日

Posted by ブクログ

 複数の視点で描かれるオムニバス形式で進行します。
 一見関係なさそうな人物同士が、終盤になるに従って、あちこち繋がりが見えてくる仕掛けになっています。
 その繋がりは現実と強化現実の2つで複雑に重なっているので、単純に考えると騙される箇所もひとつやふたつありました。ただ読み終わって改めて思い返すと、インパクト優先でキャラクターの整合性がとれているのか疑問です。

 世界観やテーマ、物語の筋自体は良いのですが、文章やキャラクターの書き方ではいまひとつでした。

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2012年11月27日

Posted by ブクログ

ノーリターンポイントを超えた国が悪い方に進んだ未来がよく描かれていると思います。国を変えるのに誰でもない国民で、私たちは未来を考える義務があるも思わされました。

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2012年11月13日

ネタバレ 購入済み

小説1作目のようなので

名作「富士学校まめたん研究分室」を読んでからなので、少し残念。大久保駅から半径500mでの世界が全ての話になっていて、只のニートの妄想だったのではないかという思いを拭えませんでした。

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2019年07月30日

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