【感想・ネタバレ】白鯨 上のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年08月08日

現在手に入れることができるのは、講談・新潮・角川・岩波になる。
訳・挿絵・注釈・図解どれをとっても岩波が秀でている。
値段を見ると新潮・角川に流れたくもなるが、ぜひ岩波版を手に取ってみて欲しい。

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Posted by ブクログ 2022年07月30日

壮大で長大で長大(大切なことなので2回言う)な物語の序章。この物語を読むときには栞を2本用意しよう!本編用と注釈用の2本だ!油断していくとメルヴィルの鯨油のように滑らかな蘊蓄に呑み込まれるぜ!

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Posted by ブクログ 2022年01月10日

再読。ちまちま読んでたら3ヶ月もかかったが、この規格外のスケール感を味わうにはそれくらい必要かもしれない。

捕鯨船船長エイハブが宿敵である白鯨を仕留めるため航海に出る、という一応の筋はあるものの、そこに収まることなく脱線に脱線を重ねる。本筋は一向に進まず脱線が主役になるが、その脱線こそが作品の面白...続きを読むさでもある。
鯨の分類に一章を費やし、捕鯨道具の説明が延々と続く。鯨に関わることなら全てを書き記す勢いで、言ってみれば鯨を中心にした、あるいは鯨を通した世界の記述。ここでは世界の中心は鯨であり、鯨を中心に世界は動く。
この世界観の大きさがとにかく尋常でない。物語はともかく、膨大な蘊蓄と雑学と逸話で彩られた鯨中心の世界にどっぷり浸かる快楽は、ほかに似たもののない唯一無二の作品だと思う。

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Posted by ブクログ 2021年12月20日

ついに学生時代から読みたいと思ってずっと手付かずだった白鯨を読んだ。まだ上巻。ところどころ聖書になぞらえた人物が出てきて、この後の壮大な物語を予感させる。早く中巻を読みたい。

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Posted by ブクログ 2019年07月20日

児童用の簡易訳は読んだ。グレゴリー・ペックの映画も観た。「スナック モビー・ディック」と「スターバックスコーヒー」が向かいに建っていてどっちが勝つんだとか思ったこともある。(「モビー・ディック」が先に閉店した)
しかし今まで手を出せなかったのは、
 この作品は小説でなくて捕鯨の論文だとか、
 いや小...続きを読む説や論文といったジャンルですらなく「白鯨」というジャンルだ、とか、
 キリスト教の隠喩が多いとか、
 難解だ~、
などという噂ばかりを聞いてちょっと手を出しづらくて。
しかしいつまでも恐れていてもしょうがない、今こそついにと手を出してみた。

冒頭は主要人物紹介で誰がどうやって死ぬとかネタバレ状態、その次は航路や捕鯨船の船体説明、本編が始まったら鯨についての多くの資料からの引用集。
これは確かに特殊な小説形式だと思っていましたが話が始まってみたら、私が比喩隠喩論文を理解していないだけかもしれませんが、小説部分はごく普通に楽しめる、そんなに身構えずに素直に読書体験を楽しめる一品でした。

なお本文中では鯨を旧約聖書に登場する悪魔的な海の怪物”レヴィヤタン(Leviathan)”と訳されていることが多い。
これは英語の”WHALE”で感じるようなただ大きな海の生物というだけでなく、もっと強い力を感じる生物として人間がどのように捉えてきたか…という象徴でもあるのか。

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私を「イシュメール」と呼んでもらおう。

語り手は、陸の生活が嫌になると海に出る生活を送るという若者。数年前に捕鯨船に乗った時の体験を語る。読んでゆくうちにイシュメールの乗った捕鯨船は、彼以外の乗組員と共に沈んだのだと分かる。

イシュメールは海に出る前に、南太平洋の”人喰い人種”クイークェグと知り合った。
クイークェグは南海の島(ポリネシア?)の大酋長の息子で世界を見るためにキリスト教徒の国で暮らしている。イシュメールは、全身の入れ墨を施し、干し首を売って歩き、先祖代々祀ってきた神に祈りを捧げるこの異教徒の中に、高貴なる野蛮人の姿を見出し好意を持つ。そして彼らは真の友情を誓い合う。

 …えーーーっとね、船乗りにとってはよくある友情表現なんなのかどうなのか、このイシュメールとクイークェグとの友情表記が
  「額をくっつけ合って『これで私達は夫婦だ』と儀式を行った。夫婦と言っても心の友という意味であり、必要とも有らば相手のために喜んで死ぬという関係」
  「同じベットで和み愛し合うペアーとして心の蜜月を過ごした」
  「ベッドの中ほど心を打ち解けて話せる場所はない」
  「クイークェグは彼の足を私の足に絡ませたり…」
  「白人(イシュメール)と野蛮人(クィークエグ)が並んで仲良く歩くのは珍しがられたが私は気にしなかった」
  「クイークェグの勇敢な姿を見た私は、フジツボのように彼から離れなかった。…彼が海に沈むまで」
などという記述が続くんですが、これは死と隣り合わせの船員なら当たり前の友情の示し方なのか…(--?)
この実に濃い友情表現のため、私が読む前に勝手に敬遠していたこの作品へのハードルは一気に下がった(笑)

さて、彼らが乗ることにした船は、エイハブ船長の指揮するピークオッド号。乗船前に浮浪者といった態のエライジャという男が現れて不吉な予言をよこす。
船長のエイハブは片足を義足として船板の孔に固定して命令を下すような初老の男。エイハブの片足を奪ったのは、捕鯨船の船員たちにとっても象徴的な存在であり”モビー・ディック”という固有名(洗礼名)を付けられた巨大な白い鯨だった。話が進むにつれ、エイハブが白鯨モビー・ディックに寄せる偏狭的な復讐心が明かされてゆく。

巻末の解説によると、そもそも旧約聖書における「イシュメール」という名前は、歯向かう者、追放者などの意味があり、純粋なキリスト教徒に名付けられたり自ら名乗ったりする名前ではない…ということ。
また「エイハブ船長」などの人名や「ピークオッド号」という名称は聖書やアメリカの歴史からつけられたもので、不吉な名前であったり何かを引喩していたりするとのこと。

そんな不吉さを纏って捕鯨船ピークオッド号は出港し、船乗りたちそれぞれの想いが語られる。
  一等航海士のスターバックは、家族も捕鯨船員で敬虔なクエーカー教徒。真面目で冷静な部分もあるが狂信的で向こう見ずな面も持つ。彼を生き延びさせたのは鯨を恐れる気持ちがあるからであり、それは正しい恐れ方だった。
  二等航海士は陽気なスタッブ。いつも手放さないパイプは最早体の一部だ。
  三等航海士のフラスクは小柄で頑丈で現実的。
彼ら航海士達が指揮を取る鯨獲りのボートには、それぞれ銛打ちと船員たちが乗る。
  スターバックの船の銛打ちはクイークェグで、となると当然語り手イシュメールもこの船に乗っかっている。
  スタッブの銛打ちは、インディアンのタシュテーゴ。
  フラスクの銛打ちは、アフリカ人のダグー。(巨大なダグーと小柄なフラスクの取り合わせ)

ピークオッド号が航海中に起きたことの小説としての書き方がなかなか面白い。
 船員たちが甲板で陽気にそれぞれの仕事を行う様子はミュージカル調に書かれ、
 船長室に閉じこもり思いを巡らすエイハブ船長と、エイハブの狂気に対するスターバックの憂いは演劇調に描かれる。
”わたし”という一人称で語られる割には目線は実に自由奔放。

さらにピークオッド号の”物語”と同時に語られるのは膨大な鯨薀蓄と鯨考察。捕鯨の歴史、鯨の習性、鯨の種別など。
この「白鯨」では鯨の種別は大きさで分けていて、イルカは一番小さな鯨としている。そして鯨は魚に分類されています。鯨とはなんぞや、とは、作者メルヴィルの時代にもかなり論争されていたようですね。

そして捕鯨者たちには有名な白い凶暴な鯨、”モビー・ディック”について語られて、上巻は終わる。

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「白鯨」の話は二つの流れが混じりあいます。
①イシュメールの乗った捕鯨船ピークオッド号の物語。
 ⇒巨大な白鯨モビー・ディック、エイハブ船長の妄執、乗組員たち、航海中に出会った他の捕鯨船の話。
 一人称”わたし”で基本的にイシュメール目線だが、イシュメールがいない場面も書かれる。
②鯨談義
 ⇒鯨と人間についての色々。
 一人称”わたし”だが、作者のメルヴィル自身がイシュメールに交じってるような状態。(「ピークオッド号から数年後のイシュメール」という可能性もあるが)

①の物語は、登場人物たちがそれぞれ個性的で楽しく、
②の論文のほうは学術的に正しいのかどうかは全く不明ですが、論文とも小説とも言い切れず、「話の面白い人に、その人が拘っていることをひたすらしゃべらせた」みたいな感じで理解はできていないが文章として面白い。

後書の解説はかなり丁寧。後書と言うか調査研究。
聖書などの隠喩、捕鯨に対する歴史解説、出てきた名前の意味、作者のメルヴィルの状況などなど。

このピークオッド号が沈むことはイシュメールの語りや不吉な予言や隠喩により示唆されているが、
作者は語り手を通して「人間は醜い面や弱い面を見せることもあるけれど、本来は高貴な面も持っている。だから自分はその高貴な面を語りたい」と書いている。そのためか散々不吉不吉~と仄めかしてる割には流れは決して暗くはない。

本格的に捕鯨が始まるであろう中巻に続く~~。

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Posted by ブクログ 2011年04月10日

この巻は丸々導入部。主要人物の説明と目的と目標が語られる。
ボーの影響とシェイクスピアの影響がある。唾棄すべきとか名状し難いなどはラヴクラフトを読んでるよう。主人公と高貴なる野蛮人クゥイークェグの関係はファーマーのリバーワールドにおけるクレメンズとカズのようだ。

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Posted by ブクログ 2011年01月25日

個人的にクイークェグが大好き。自分でも何故かわからない・・・。
白鯨という人間の手では捕らえきれないものをこの本で感じることができました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

・鯨骨の義足をがつがつならして白鯨モービーに気持ち悪いまでの執念を燃やす船長とそんな船長に内心ドン引きしながらもなんとなく逆らえない仲間たちの話。・STARBUCKSCOFEEのスターバックスはこの作中の登場人物、コーヒーだいすき一等航海士スターバック副船長にちなまれている(スタバのマークのモチーフ...続きを読むは、船の舳先についているセイレーン像。店内も航海モチーフ)・数ある白鯨の日本語版では、このカバーが雰囲気でてる、すき

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Posted by ブクログ 2022年03月05日

エイハブのセリフに高頻度で神や聖書のノアなどの人物が出てくるし、『白鯨』全体的に観ても文中に聖書の引用が多用されている

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Posted by ブクログ 2021年09月20日

賞賛や栄光よりも誇りのために、命をかけた海の男たち。かっこいい。命をかけるほど自分は必死に働いた事あるかな。お金のためでなく、誇りのために働く。そんな人達が世の中にどれだけいるのだろうか。

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Posted by ブクログ 2021年01月13日

いままで新潮文庫で挫折、岩波の阿部知二訳で挫折してきたのが、講談社文芸文庫の千石訳では面白く一気に読んだ。岩波で新訳が出て、『白鯨』の研究書も出している八木敏雄訳となれば読まないわけにはいかないだろう、と出た時に購入したのだが、「わたし」という一人称になじみきれず挫折。(千石訳は「おれ」)
とは言う...続きを読むものの、あきらかに今までの訳よりも厚く、おそらくその理由のひとつであろう注釈の充実を考えるともう一度取り組んでみようと最近思い立って読んでみた。
「わたし」はいまだになじみきれないが、こういうちょっと冷静なかんじのイシュメールもまぁいいのかも。

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Posted by ブクログ 2020年10月04日

ついに読み始めた。TVで水先案内人とは何かというものをたまたま観ていたので、言及する箇所が現実的に入ってきてよかった。
鯨について、捕鯨について、人種について、色々素直に入ってくる。
割と新しい本なんだなあとちょっと驚く。もっと古いものかと思っていた。
冒頭に登場人物紹介があって顛末も言及しているか...続きを読むらその点では先が分かっているんだけど、これは原作も狙って記載してあるのだろうか。
とりあえずここまでは意外に興味深く読めた。

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Posted by ブクログ 2018年04月03日

脚注、絵あり。

最初に鯨に関する書物の抜粋がかなり続く。
そのあと物語は始まる。

鯨の説明が延々と続くと聞いたことがあり、ずっと読もうと思わなかった。
だけど、ヘミングウェイの『老人と海』を読んで、海での戦いも面白いとモチベーションが上がり手に取る。

読みやすく、楽しくワクワクする気持ちで読め...続きを読むる。
鯨の説明も面白おかしい。

クィークエグがいい。
登場人物がそれぞれ特徴があり、これからどう活躍していくのか期待。

まだ、始まったばかりで、これからさらに面白い展開になると思うので楽しみだ。

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Posted by ブクログ 2015年01月01日

重量感たっぷりの外国の小説を読むのは久しぶりです。まだモービィ・ディックは姿を現さない。それはエイハブ船長や航海士、銛打ち、船員たちの妄想や噂のなかで生きている。さあ、これからどのような怪物ぶりを見せてくれるか、船長たちはどのように立ち向かって行くのか、そしてどのようなフィナーレを迎えるのかじっくり...続きを読む味わうことにしよう。

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Posted by ブクログ 2013年09月10日

白鯨(Mody-Dick) 捕鯨船の男と鯨の話。 軽々しく命を掛けるのは愚者で己の命を守るものが勇気である。 海の男になると誓ったイシュメルは鮫と遭遇して命の危険を感じた。恐怖を知り克服できるから恐怖に立ち向かう。そして人は楽しいから笑うのではなく笑うから楽しい。 彼らの仕事は栄光や賞賛より誇りのた...続きを読むめに戦っている。だが、エイハブ船長が白鯨に襲われた復讐を遂げるためにお金で船員を鼓舞し難破船をいても今まで命をかけた鯨の油を捨て対峙したが全員亡くなった。 イシュメルだけを残して。

(ゆうじん)

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Posted by ブクログ 2013年01月13日

言わずと知れた世界文学史上に残る名作、その新訳。

いやはや、面白いです。上巻は語り部・イシュメールの自己紹介に始まり白鯨・モービィ・ディックについての叙述で終わる、いわば導入編ですが一気に読み進めてしまいました。

とにかく登場人物がいい。主人公、というよりもどこまでも諦観的な語り部であるイシュメ...続きを読むール、その親友となる「高貴なる野蛮人」クィークエグ、そして何より狂熱と知性を併せ持つ復讐の鬼・エイハブ。衒学的、かつ時に冗長ですらある語り口が、かえって彼らの個性を際立たせています。「主要登場人物」に記載された以外の人物――元船乗りのマップル牧師、不吉な預言を残す謎めいた男・エライジャなどなど、彼らも出番は少ないながら鮮烈な印象を残します。

先に述べたように物語としては完全に導入部、それでありながら一気に読み進めることが出来るのは文章の力ゆえでしょう。戯曲のように記された章があるなど、文体の工夫という意味でも興味深いです。

新訳ということもあり非常に読みやすい。様々な研究を踏まえた注釈も充実しており、快適に読み進めることが出来ます。お勧めです。

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Posted by ブクログ 2012年06月12日

広い大洋で繰り広げられる、伝説的な白い巨鯨モービィ・ディックとそれを討ち取ろうとする古参の船長との闘い。 上巻では主に船出部分が描かれてます。

読んでて何となく思ったんですが、ジョジョを描いている荒木飛呂彦氏に漫画化してほしい。 海の荒々しさと、その中で命を滾らせて生きている船乗りたちが紡ぐ賛歌に...続きを読むは彼の画が一番あってると思います。 まぁ、忙しくてできないでしょうけどね。

ちなみに、ストーリーは面白いと思うんだけど、所々に描かれている鯨学の話はあんまりいらんなぁ。

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Posted by ブクログ 2010年10月05日

何度読んでもよくわかりませんが、なにかは学べます。

古い本なので読みにくいことこの上なしですが、ぜひご一読をお勧めします。

ちなみにスターバックスコーヒーの名前はこの小説の登場人物から取られてます。(脇役ですけど)

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

パトスとロゴスごたまぜで、たっぷり大盛りいっちょうあがり! キャラ立ちすごい。流れだけでなくうんちくも面白い。

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Posted by ブクログ 2020年04月29日

序盤以外は語り手が定まらず、視点がふわふわと漂って海の上に浮かんでいるように感じる。その頃には物語も海の上で、うまい具合に誘導されていると感じた。聖書や歴史からの引用や比喩がふんだんで、わかりにくいことも多いが、それがかえって丁寧に読ませる。もっと冒険物語かと思ったが、人間の内面を掘り下げたり哲学的...続きを読むなところもある。モービィ・ディックはまだ姿を現さないが、その伝説が好奇心をそそる。さらにエイハブ船長の未来が気になる。それにしても、長い長い序章である。

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Posted by ブクログ 2018年07月14日

上巻のみの感想を記すとすると,これはかなり難易度の高い小説。

比喩表現がふんだんに盛り込まれており,その情景を詳細に現しているが,想像が追いつくかは読者に依る。

まだ出航して間もない段階なので,これからの展開に期待したい。

抹香鯨←マッコウクジラってこう書くんやね。漢字の勉強にもなりました。笑

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Posted by ブクログ 2011年10月22日

白ゲイ。アッー!
クイークェグ無双。キャラ立ちすぎでしょう。
序盤ではあるけど、キリスト教をベースとした衒学によって、衒学とはもっとも相容れぬと言っていいほどかけ離れた、野蛮で粗野で血に塗れた捕鯨というテーマを扱うのかなー、とか思う。

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Posted by ブクログ 2011年09月28日

鯨に特別な思いが無い為
鯨に関する知識のページ等は飛ばしました。

とても長いのですが
船に関することなど
緻密に書かれているので
海が好きだったり船が好きだったりする人は
ゆっくり想像しながら読めば
味わえるんじゃないかと思います。

私はせっかちなので無理でした。

人物に関する印象としては
...続きを読むターバックは理性的で
偏執的化身エイバム船長に色々もっともなことを
言うけど一蹴されて
周りもなんだか乗り気で一人浮いちゃいそうだし
ちょっと可哀想だなーと思いました。
逃げ場が無い海でこのポジションは相当
きついと思いますね。
クイークェグが面白いので読めました。

先を読むかは決めてないですが
モービーディックが出てくるところは読みたいなと思います。

難しい本ですね。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

この作品は語り手、イシュメールによる物語の部分と、鯨学など学術的な部分、そして劇の部分に分かれています。それが見事に融合して、白鯨という得体の知れない海の怪物を追う者たちの姿が見事に描かれているのです。白鯨への復讐に全身全霊をこめるエイハブ船長、それを引き止めようとするスターバック(スターバックスコ...続きを読むーヒーは彼の名前からきています) 荒くれ者だけどロマンチストな面もあるスタッブ、勇敢で心優しい人食い人種のクイークェグ。あらゆるキャラクターが一つの船に乗っていて楽しい。

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