【感想・ネタバレ】新しい発生生物学 : 生命の神秘が集約された「発生」の驚異のレビュー

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Posted by ブクログ

[ 内容 ]
受精卵が分裂を繰り返し、やがて骨や筋肉、内臓ができる。
そのプロセスで起こる「分化誘導」研究の第一人者であり、タンパク質“アクチビン”の誘導作用を発見した著者らが、細胞同士のかかわり合いが生物の体をつくりあげていく発生現象のメカニズムを最新の成果とともにわかりやすく解説。

[ 目次 
第1章 動物の体と形づくり
第2章 細胞分化のメカニズム
第3章 体をつくる最初の情報
第4章 胚誘導―コミュニケーションの始まり
第5章 体軸をつくる「分子」
第6章 器官形成―部分のパターンをつくる誘導
第7章 ガンと老化
第8章 再生医学の可能性


[ POP ]


[ おすすめ度 ]

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☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2010年05月21日

Posted by ブクログ

最近のiPS細胞などの再生医療でも注目を浴びている発生生物学の入門書として読んでみた。

読後の感想としては、基本となる6章までの細胞分裂から器官形成までで基本的な知識とともに多くの因子と何段階もの誘導によって、人為的に器官が作られることがわかった。しかしながら、自分は生物学があまり得意でないので、正直難しい説明が多かった。7章のがん細胞と老化、8章の再生医療(この時点ではES細胞しかない)などの応用の章が興味がもてた。入門書とはいえ、生物学の基本的な知識等が必要気がした。

また、6章末に10年後(執筆時は2003年)を楽しみにしておいてくださいと書かれているのだが、現在2013年には、iPS細胞が臨床実験になるのだから、この分野の10年の発展がすごいものがあると感じた。

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2013年03月26日

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