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本はよい引用文を見つけるという観点で読む。
本は最初から最後まで読むものではない。勇気をもって飛ばし読みをすることが速読のポイントである。すべてのページに重要なことが書かれているわけではない。むしろ、重要ではないことが書かれているページのほうが圧倒的に多い。
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この本を読んで、マグロのトロだけ食べるように「本の一番美味しいところだけ読む」ことを、生真面目に最初から読むことしか知らなかった私も、罪悪感を覚えることなくできるようになりました!笑 あの齋藤孝さんが言うんだから間違いない!!
スマホが普及する前の少し古い本ですが、十分学べることは多いと思います!
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速読の究極の目的は、理解力を高め、頭を良くすること、そして自分の言葉として出せなければならない!との意見には大賛成。右ページだけ読んで左ページは穴埋めする読書法はまだしも、二割読書法には衝撃を受けた。キーワード探し、呼吸法から、本の選び方、読む時間の作り方、自分のものとして出せるレベルにまで到達できる方法論まで著者実践の秘訣を大公開してくれている。水道橋博士のあとがきも必見。
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「齋藤孝の速読塾」5
著者 齋藤孝
出版 筑摩書房
p188より引用
“要するに、「速読・多読」するには、
つねに本に囲まれて暮らす環境をつくっておけ、
ということです。”
大学教授である著者による、
著者の専門分野を生かした速読法を伝授する一冊。
具体的で即実践できる方法が、
数多く紹介されています。
上記の引用は、
生活に読書を組み込む方法を紹介した章の一文。
このすぐ後部屋が狭くなるより頭が良くなる方が大事、
と書かれていますが、
なかなか部屋のスペースを自分の思いとおりに出来る人は、
多くないのではないでしょうか。
今よりも読書を深く広く楽しみたい方に。
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2割読めれば良い。
都度概念化すること。
踏まえて強弱をつけて目的を持って読む。
テクニック的なものより本を読むことの意義をしっかり定義してくれていたので信用できると思った。
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速読で理解する力を上げる。理解力を上げることでリーダーとして周囲の力を最大限に引き出せる。
検討会でも事前に資料を速読して2割理解しておく。
本を大量に読んで視点移動させ、バランスの取れた価値判断能力を養う!
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・速読多読の能力と理解力は比例する
・本の内容を要約できて2流、新たな価値観を付与できて一流
・早く理解する力=「速解力」が重要
・アウトプットの場を期限をつけて設ける
・先入観や凝り固まった自分の考えに固執しないのが知性
・二割を読んで八割を理解する二割読書法は自分の殻を破る習慣→自分の殻をもっている人は、自分の殻に合う部分だけを読むから、二割読書では殻を破れないのではないか
・帯・タイトルからテーマを推測する→これができるのは、読書上級者だけでは?
・素直な気持ちになって著者の主張を理解する
・読んだ本について要約して話し、引用して魅力を語れれば読んだ価値がある
・「場所記憶」と「連想記憶」の両方があると忘れない
・メリハリをつけて読んでいくのが速読のコツ→その通りだと思うが、結局全部読んでるよね
・評論は過去の思想を否定する構造が多いため、否定の対象をとらえることが重要
・「速音読」で脳を活性化
・本に対する出費は自分への投資
・本を読むときは、行儀が悪くても、楽な姿勢が良い
・頭のいいひとが書いた易しい本は抽象用語がこなれた形で出てくるので練習になる
全体を通して:速読の本のように思えるが、速読テクニックは少ない。(三色ボールペンの使い方のほうが印象に残っているくらいだ)どちらかというと、「どういう読書が望ましいか」という読書論の本として読んだほうが良いだろう。なお、巻末には「ブックガイド」のブックガイドがついている。
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要約力を鍛えた上で自分なりのコンセプトを付与するというAレベルの理解力に到達するための具体的な方法がわかった。特に本文から引用して、その引用箇所を自分のオリジナルのキーワードを使って要約するというのは効果がありそうに思えた。
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今まではいろいろなサイトから調べた速読術を駆使して速読を行ってきました。速読術の本ではどのような手法が書かれているのかが気になり、この本を読んでみました。
以下、この本から得たことを書いていきます。
タイトルの通りですが、読書の目的とその手法について書いてあります。
### 読書の目的
- 本の要約ができるレベルに終わらず新たな価値を付与してオリジナルのアイデアや提案、見方が出すこと(=理解力Aになる)
- バランスの取れた価値判断能力が養われる。価値観の偏食を直してくれる。
- 本から新しい概念を得る。そしてその概念を駆使できるようになる。
### 速読の方法
- 2割読書法:2割りを読んで8割りを理解する
- 読む2割りをおさえるために、テーマを外さないようにする。
- テーマは、タイトル、帯、目次から推測する
- 引用ベスト3(キーワード/文章/段落などから人に本の内容を伝える前提で、3つは選ぶように読む)
さらに自分の意見を加えられるようになるには
- 著者のテーマに違和感や共感を持ったところをポイントにし、どんな天に違和感を持ったか共感を持ったかを明らかにしながら読む。
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二割読書法という方法で読むことによって、一冊あたりにかける時間を少なくしてたくさん本を読むというもの。資料などを見るときにも役立つことなので、読んで良かったと思った。
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多作著者の作品においては、どうしても他の著作で読んだ事ある様な内容・表現に出くわしてしまうのがちょっと残念。ただ、著者の言わんとする方向性には共感する部分多く、ついつい買ってしまう…
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ためになることがたくさん。
・Aレベルの理解力とは、単に内容を理解するだけでなく、新たな価値を付与して、オリジナルのアイデアや提案、見方を出せること
・本を読み、新しい概念を獲得し、概念を駆使してコミュニケーションをとるようにする
・本を読むことは視点移動である。著者側・登場人物側に移動し、新しい概念を吸収する。自分の考え方とは異なる考え方を受け入れる、素直さを忘れない。
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タイトルで速読塾とあるが、前半は速読というより、本をどう活かすか、本に対する意識が書いてある。
印象的なのは、二割読んで、八割捨てる読書法。自分はさすがに八割も捨てることが出来ないので、著者はすごいなと思ったが、読み進めていくとなぜこの方法が良いのか詳しく書いてあって、やってみたいと思った。
本を読むタイミングは、本を買ったり借りた直後が一番良いらしい。これはすぐ実践できそうなので今やっているところだ。
本を読んでみたい、記憶に残るような読書がしたいと思ってる人にオススメ。
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本をたくさん速く読むことが目的ではなく、新たな概念や気づきを得るのがゴール。
読書により、先入観や凝り固まった自分の考えに固執しないための知性を養うことが大切。
1冊の本に固執せず、その著者やテーマに関係する本を横断的に読み、背景にある系譜を芋づる式に紐解いて行くと、多面的に理解が広がる。
速読は、目的ではなく、結果にしか過ぎない。
本に対する正しい向き合い方や読書の意義がわかったときに、自然に見に付いているものである
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齋藤孝さんの本は読書力に続いて2冊目。
読書力と被っている内容が複数あった。
さまざまな速読法が書かれており実践してみようと思えるものも複数あったが、具体例が自分には馴染みのないものが多くわかりにくかった。
これから読書をしていこうとモチベーションが上がる一冊。
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速読と多読について著者の考えが述べられている。
二割読書法やいい引用文を探すという観点で読むというのは勉強になった。
また期限を決めて読むというのも今後取り入れていこうと思った。
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読書の方法について書かれています。
私は性格上、本は1ページ目から順に、飛ばさずに読む、そうでなければなんとなく気持ち悪い。のですが、ではそうやって読んだ本がどれほど記憶に残っているかというと……。
本を読むというのが、「最初から最後まで文章を追っていく」ということではなく、「その本に書かれた要点や重要な部分を記憶して活かす」ということであるなら、斎藤氏の提案する読書法は理に適っていそうだなと思いました。
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なぜ速読ができるようになりたいか、といえば、限られた時間で多読したいからであり、本書は速読と多読の両面から読書法を説明しているのが分かりやすい。読書の達人はこういう風に読書しているのか、ということが文章化されているのがよい。
・目次の良い本を選ぶ
・良い目次は拡大コピーし本文の内容を書き込むと理解が進む
・本は「汚す」(3色ボールペンで書き込む・本の耳に折り目をつける等)
・二割読書法=2割で8割を理解(1冊10割で読むのと比べるとあと4冊読める計算)
・複数の本を並行して読む(読みきれなくても気にしない)
・学生時代の「現代文」の出題は、読書での理解力を高めるのに実は有用だった
・読んだ本のキーワード、引用(「引用ベスト3方式」)をアウトプットとして残す
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限られた時間の中で、大量の文章中の概念を、「自分の言葉として使えるよう吸収する」という目的に特化させた本の読み潰し方。速読法には怪しいものも多いが、本書の方法は知的に誠実な速読法だ。
大事なのは書物の中の何を拾い何を捨てるかということ。具体的には、書籍中の8割は捨てる覚悟で、2割のエッセンスだけを抜き出し、出力できるよう要約にして他は捨てる。捨てた分だけ代わりに読む冊数を増やし、大量の概念を吸収することで、特定の文脈での理解の基盤を作る。基盤ができた分野の理解は更に早くなり、関連書一冊にかける時間は短くなり、以下ひたすら加速していく。
前半に読書の目的は何かについての考察があり、著者は本書でのゴールを「本を引用し、その中の概念、発想を自らの考える道具にする」ところに置く。後半にはそのゴールへ向かって、具体的に大量の書物の概念を吸収していく単発のノウハウが連ねられている。
ただ漫然と読むのではなく、いつどのくらいの時間の中で、何のためにその本を読むのか。限られた時間の中で生きる我々は、常にそのことを自らに問い続けなければならない。そう教えてくれる本である。
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本書は膨大な書物を読まなければならない学者である著者が考案した「速読・多読」の方法論を述べた本である。また、「速読・多読」の方法のみならず読書によって獲得出来る能力にも言及されている。
本をたくさん読みたいのが、読むのが遅く時間もあまり取れないので本書を手に取った。
著者は、読書によって新しい「概念」を獲得し、それを元にオリジナルの考えを出せるようになることが重要だと説く。
速読・多読はそのための手段であり様々な手法が紹介されている。以下に気になったものを幾つか列挙する。
・重要そうな部分に当てをつけ、そこだけを読む「二割読書法」
・引用して人に話すのだと意識して読む「引用ベスト3方式」
・一冊の本の背景を意識する系譜意識
・キーワードに注目して読み飛ばしていく「キーワード飛び石読み」
・余白に樹形図・相関図などを書く
・評論を読むときは“仮想敵国”を意識する
・著者の思考パターンを意識する
本書で述べられている方法は単なる速読の方法というわけでなく、速読し、かつ読解するという点に力を入れていると思う。
それは著者が情報の完璧さではなく、考える力を重要視しているからだろう。
今まで本を読んでいて「概念」を獲得したことは何度もあった。しかし、そこから何か新しいものは生み出せていただろうか。
ただ速読の方法をと手に取ったが、読書のその先に思いを巡らすこととなった本である。
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●構成
第一講 何をどこまでめざせばいいのか:速読・多読の目標
第二講 勇気をもって飛ばし読み:「二割読書法」とは何か
第三講 誰でも今すぐできる速読術
第四講 速読上級者用プログラム
第五講 速読を生活にうまく組み込んでいく方法
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私は、齋藤孝氏が好きではなかった。というより「○○力」という考え方やその言葉自体が嫌いだったし、今でも嫌いである。ついでに言うと、本書のタイトル(特に副題)も嫌いである。しかし、先日氏の書いた日本史を読んだことがきっかけで、氏の読書術に興味がわいた。それで本書を手に取った。
本書は速読のマニュアル本ではない。もちろん「技術面」にも触れているのだが、どちらかというと心がけ、「精神面」を重んじていると思う。まず、なぜ速読をするのか、速読で何が得られるのかという根源的なことから説く。
本書の方法のうち私にとって重要であり可能な方法として、「本の中でベスト3の箇所を選ぶ」「一文でいいから引用したい場所を決める」「抽象用語の理解が不可欠」がベスト3に入る。私は3色ボールペンで本に書き込みをするのはどうしても抵抗があり、2割読書法や右半分だけ読書法などは、ちょっとまだ私には難しい。ブックレビューは今やっているので、このまま続けたい。引用したい場所を選ぶなら、「なぜ引用部を記憶させるのかというと、本はその内容を引用できることに意味があるからです。読んだ本について要約して話すことができ、つねにそれを引用して魅力を語ることができれば、読んだ価値があります。」(p.90)を挙げる。引用することによって、その本の自分なりの最重要点が、後からコンパクトに確認できると思ったからである。
速読には当然技術面の訓練も必要である(フォトリーディングなど)が、それ以前に「何のために」をつねに意識した速読は、考えてみたら当たり前のことであるが私には、まさしく「目からうろこがおちる」そのものであった。それだけ日頃の読書が散漫であるということを考えされられた。
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視点移動、2割を読む、3色ペンで書き込む、系譜読みなど、目新しい手法がでできて面白い。実際に取り組むにあたってはもう少し具体的な説明が欲しいところもある。同一作者の別の本を読んでみようと思う。
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本をいくら読んでもそこで得た知識を自分で使えるようにならないと意味がない。この本では本の要約を言えるだけでなく、新たな価値を付与できることを目標としている。勉強するために本を読みたいと思っている方には入門書としておすすめだと思います。
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TOEICのリーディングを上げるにはまず日本語の理解力や一部から他のポイントを理解する推理力を上げねば…と思い購入。具体的なノウハウだけでなく、なぜ読書が必要かということも丁寧に書かれている。将来子どもにも読ませたい。
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本書の骨子は2割読書法。職場で大量に回覧される資料類をさばく手法としては有効か。その他細かいコツやテクニックなども紹介され、一部は参考になる。
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速読術の本を読む人は、おそらく人より本を読むし、読むスピードも速かろうと思う説。というか、そういう層にダイレクトアタック掛けているなと思った。
速読術よりも、読んでいかに身に着けるか、アウトプットするのかを主軸に置いている気がする。
しかし、私三色ボールペン読書知らないんだよね。それが前提なのが単著として読むとさみしい。
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同じ話が重複していて(30分で読んだくだりはさっき聞きました…)説明がくどくなってる所がある。(読み終わったら2割読みをこの本で実践しろということか)
ただマーカーや折り目を付ける、読解するときに対比構造を意識するなどは役に立ったと思う。
使えそうな情報だけ抽出して読めばいいと思います。
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「脳が活性化し、理解量が高まる」読書法を塾の講義形式でわかりやすく解説しています。
本書は、速読術ではなく、あくまでも速読塾であり、速読のテクニックではなく、速読や多読の大切さを解説しています。
そしてその考えは自分が今実践していることと重なっている所があり、自分が認められた感じがしました。
もちろん、筆者の考えをすべて実践するのは、今の自分にはかなり難しいですが、今こうして読んだ作品をほかの人に紹介することが大切だということで、これからも続けていこうと改めて思いました。
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”声に出して読みたい日本語”で有名な明治大学教授、齋藤先生の本。速読のテクニックというよりは読書術に近い内容。
本を読んだときの理解力は3段階に分かれるとのこと。Cは読んでもすぐ忘れてしまう。Bは一応内容の理解ができる、要約力のあるレベル。Aは新たな価値を付与してオリジナルのアイデアや提案、見方が出せる力。なるほど、本を読んだらここまで目指したいものですね。
私はここ数年ブログで書評などを書いてます。元々は読んだ本を整理しておきたい、といった動機だったのですが、書き始めてみるとこれがおもしろい。よく理解した本はあれこれ書きたいのですが、理解度が足りない本はなかなか書けない。そしてあれこれ書いた本の内容は非常によく覚えている。本を読むというプロセスは読んだ後感想を書くなりしゃべるなりしてアウトプットを出して完結すると捉えると良いと思っています。
ちょっと使えそうだなと思ったテクニックは”速音読”。自分の限界まで早いスピードで音読してみること。本の内容がなかなか頭に入らないときに有効とのこと。確かにそんなときはあるので、試してみたいところです。なかなか理解が進まないときは五感をフル活用することが重要かと思います。