最果ての空を目指す大遠征、そこで展開される飛空士の戦いと恋の行方を紡ぐ物語です。
2011年に映画化された第1作『とある飛空士への追憶』と同じ世界観ながら、場所も立場も全く違うキャラたちが本作の主役!未知を探求する空の旅路、これだけでも非常に胸高鳴りますが、さまざまな人間模様もまた見どころです。
国を追われた元皇子の主人公は復讐を胸に旅立つも、仲間との交流や好きな女の子への恋心を通じて成長し、やがては誇り高き飛空士へ……。
5巻完結で物語の緩急が上手く構成されているところもいいですね。和やかな日常が一変して残酷な現実に突き落とされる場面など、対比がとても印象に残ります。
今年からアニメも始まり、空戦シーンがどう表現されるのか非常に気になる……!
原作ではキャラの心情や詳細な設定も書き込まれていますので、アニメで映像ならではの演出を楽しみつつ、原作で世界観をより深く味わうのが一番!
激動の時代を翔け抜ける飛空士の物語、どうぞご覧くださいませ!
感情タグBEST3
アニメ(第1話)を見て原作を購入しました。まだ2巻までしか読んでいないのですが、続きが気になる作品です。
今流行りの定番ラノべ?っぽくないところが新鮮でした。
文芸作品やSF小説より読みやすく、ラノベよりは読み応えがあり。
久しぶりにハマってしまいました。
Posted by ブクログ 2013年08月14日
この海の向こうには何があるんだろう。
飛行士を目指す少年少女が世界の果てを目指す話。
笑いあり。涙あり。全五巻。
一巻は「あまいよ。あまくておいしい」綿あめ食べる場面に泣いた。間違えて二巻から読んだけど違和感感じなかった。むしろ二巻読んでから一巻の方が引き込まれる話順だと思う。
三巻が一番盛り上...続きを読むがる。死亡フラグが立ってたからうわーうわーと思いながら読んだ。犬村さん大好きだ!8年ぶりに小説買いたくなった。
五巻はシャロンが素敵。あとアリエルが藤林さん的立ち位置。シャロンとアリエルを応援したい。
Posted by ブクログ 2010年04月30日
若干情景描写がくどかったが、中盤辺りから話がどんどん面白くなってくる。
さすが、構成に力を入れてあるな、という印象を受けました。
2巻も楽しみに読みたいと思います。
Posted by ブクログ 2014年10月25日
早く続きが読みたくなる作品。
今後の妹との絡み、クレアとの絡みが楽しみ。
果たして元皇子は人を許すことができるのか?
妹にマザコン!!って罵られてる主人公、面白い。
Posted by ブクログ 2012年08月23日
悲劇の王子様の物語。全てを失い普通の家庭に引き取られ、島流しへ。
その先に起こる物語が本編なのだろう。今巻はそこへ至るプロローグ。
どんな展開になるのか、どんな人間活劇が繰り広げられるのか楽しみです。
Posted by ブクログ 2011年12月19日
1巻ではまだまだ序章といった感じ。
両親を身分を奪われた元皇子がある一家に拾われて飛空士を目指す物語。
あの名作「とある飛空士への追憶」と同じ舞台で元皇子の成長と恋が見れるのかな?
1巻はあくまで説明に徹してる感じだが、また極上の恋物語が楽しめそうな予感がする。特に最後とか。
Posted by ブクログ 2011年12月17日
革命が起きて、皇子が一般人になった。
皇子は空を目指して、飛空士になる為に前を向く。
革命の象徴を憎みながら、自分の出生に誇りを持ちながら。
友情を築きながら、恋を慕いながら。
前に読んだのと違い、ファンタジー色が前面に出てるなぁと想いながら読みました。これから続き頑張ります。
Posted by ブクログ 2011年07月27日
飛空士の新シリーズ
『〜追憶』がある程度大人な飛空士だったのに対し
今作は、飛空士になろうとする学生たちがメインに
クーデターによって全てを失った元王子は
絶望の淵で見上げた空を舞う飛空機を見て
自分も空を飛びたい、と願う——
主人公の元王子がヘタレで
超自己中なのに、何故か憎めない。
いいキ...続きを読むャラ作りをしたと思う。
そんな主人公が、飛空士を目指しつつ参加することになるプロジェクトは
「空飛ぶ島に乗って、空の果てを見つけること」
一見、夢の詰まった輝かしい旅のように見えるそれはしかし
王権を復古させようとする者や、
現政府にとって目障りとなる者をまとめて「島流し」にする
そんな赴きを持っている、クソッタレな旅だった。
浮力を持った島に推進力などを持たせて制御し
旅に参加する者はその島で生活を送ることになる。
設定と、まだ見ぬ冒険の始まり、
そして折り込みに描かれた美男美女のイラストがいやが応にも期待を高める
アリーとカルエルのかけ合いが好き
Posted by ブクログ 2011年03月07日
面白かった、面白かったけど…カルエルの過去がやたら重たい。
何とも言えない気持ちになる。だけど、ミハエルさんが育ての親で、ホンマに良かった。
最後、まさかクレアが…って、大体は予想ついたんですがね。
続きが気になる!
Posted by ブクログ 2011年02月14日
評判がこの本も凄く良いですねー。
かくいう自分も評判に惹かれて読んでみたのですが、
うん、面白い!
とはいえこの巻はプロローグですね。
いやはや表紙の時点では全く気が付かなかった最後のページには
参りました…「仇」が「悪人」といえる存在ではないことは
逆に悲劇を孕んでいるのですが、憎むだけの存在では...続きを読むないことに
ある意味ホッともした自分はいけないですかね;;
主役・カルエルのヘタレっぷり、義妹のアリーのおきゃん(笑)っぷり、
義父・ミハエルの男前っぷり。
どれも良かったです。
ヒロイン・クレアもとても可愛いですが、アレを知ったあとだと、
彼女の可愛さすら切ないですね…
タイトルから関連があるとしか思えない、「とある飛空士への追憶」
ともリンクしていくようで、
機会があれば続きや「追憶」も読みたいなぁ。
Posted by ブクログ 2010年04月29日
この作者の実力を侮っていた。これは確かに力のある作品である。前作の「追憶」はどこかさっぱりする感じだった。今回もそれは似ている。個人的には兄妹(姉弟?)のスキンシップがたまらなく面白い。(二人で抱き合って寝ていてクラスメイトから茶化される所とか)また、戦争のリアルさを描いており生徒であっても戦死して...続きを読むいく悲しさも書かれている。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
相変わらずロマンティックな情景描写がうまいですね!
追憶の世界観の新シリーズ。何気に楽しみにしてました。
妹ちゃんもかわいいけどやっぱ悲恋コースなのかしら…とそわそわしながら続きを待ちたいと思います。
Posted by ブクログ 2009年12月16日
とある飛空士シリーズ第2シリーズ1巻。
革命によって何もかも失った皇子と、
革命に使われた風使いの姫の
甘く、切ない、恋の物語。
「これは旅立ちなんかじゃない。綺麗に飾り立てられた追放劇だ。」
Posted by ブクログ 2022年08月27日
主人公がこの上なく『臭い』。
ナルシストで、泣き虫で、へたれ。
いい所を見つけようと思っても、なかなか見つけられない。
逆にそれがいいのかもしれない。
物語としてはまだまだ始まったばかり。
これからに期待したい。
Posted by ブクログ 2014年09月09日
バレステロス皇国の第一皇子カール・ラ・イールは、「風の革命」によって両親を殺害され、ベラスカスの飛空機械整備士のミハエル・アルバスという男に引き取られることになります。カールは、ミハエルのもとで「カルエル」と名を変えて、ノエル、マヌエル、アリエルの3人の姉妹とともに育ち、飛空士になることをめざします...続きを読む。
しかし、やがて彼は身の安全を確保するため、義妹のアリエルとともに空飛ぶ島イスラに移住して、「空の果て」を探し求める旅に参加することになります。この計画には、「風の革命」の旗印となった、風を操る少女ニナ・ヴィエントも参加すると聞き、カルエルは母の復讐を心に誓います。
カルエルの性格にまだなじめず、物語に入り込めないのですが、ストーリー自体はおもしろそうなので、ヒロインたちとの交渉の中で成長することを期待したいところです。
Posted by ブクログ 2014年04月29日
元第一王子カール・ラ・イールは革命で地位を追われたあと、ミハエル家に引き取られ、庶民として育つ。
亡き母と語った空を飛ぶという夢を叶えるため、義理の妹アリエルといっしょに空飛ぶ島イスラへ乗り、世界の果てを探す旅に出る。
一刊ではアニメではカットされた過去の話が細かく描かれ、読んでいて楽しかった。
ノ...続きを読むエルとマヌエル姉妹が義弟をかわいがりまくるのが読んでいてムフフでした。
クレアも最後にちょっと登場。
Posted by ブクログ 2014年02月08日
革命で位を失った皇子が成長していく物語。よくある筋書き。
1巻はまだ、久しぶりに読むラノベの文体とか、会話とか、ステレオタイプなキャラクター設定に慣れてなかった。
Posted by ブクログ 2013年03月15日
巨大な浮遊大陸に乗って世界の果てを目指す。
一巻のみ。
私が好きな作品、『とある飛空士への追憶』の続編的作品。
同じ世界感で繰り広げられるあらたな物語。
の序章(一巻)
最初続刊ものだとは思わなかったので半分ぐらい読んだところで、
「あれ?これ終わらなくね?」
って感じで気づきました笑
...続きを読む世界感はやはり良いです。
青い空と牧歌的な町の雰囲気が伝わってきますが、
階級制度や政争を含んだ内容もあるので単純な物語では終わりません。
主人公が元貴族ということで若干鼻につきますが、それもこの作品の場合は味かと思われます。
義姉、義妹との絡みがほほえましくて面白いです。
今後どのような展開を迎えるか読むのが楽しみ、しかし一冊できっちり終ってる『追憶』はやっぱ素晴らしいなーw
とりあえず☆3
ーーーーーーー以下ややネタバレ雑感ーーーーーーーー
一巻ラスト
「まさか、こいつが〇〇なんてことないよなー」
と思ったらそのまさかだった。唐突すぎるw
でもあれがないと本当に起伏のないエピローグになっちゃういますよね。
冒頭のイラストの水浴びのずっと妹だと思ってた。
妹エンド期待。だけどどうなんだろ。
悲劇的な結末もありえるよなー。
とか色々想像して、積み本も多いので読むのはいつになるんでしょうか。
2013 3/15
Posted by ブクログ 2012年02月12日
主人公たちを取り巻く状況がわかってきて、これから物語が動き出す、というところまで。過酷な状況にいる主人公が「普通でありたい」と願うのではなく「普通でない自分」にちょっぴり酔っている節があったりするところがリアル。
ボーイ・ミーツ・ガールのところに用意されているしかけが「うわあああやっぱりー!」という...続きを読む感じなので、これがこの後どう展開していくのか楽しみです。
Posted by ブクログ 2011年01月27日
壮大な前フリ。
というのも7割位が主人公の過去の話なので、話としては舞台となるイスラ出帆から二人の運命の出会いまでしか進んでいない。
物語が動き出すのは次巻からだね。
Posted by ブクログ 2011年01月04日
なかなかよかった!「とある飛行士への追憶」もgood!な作品でしたが、私はこちらのほうが好き。フランス革命?を思わせる設定も心をくすぐりました!
Posted by ブクログ 2010年06月29日
正直なところ、中盤というかラーメンの所までは、かなりツラかった。
生い立ち部分をまとめて書かないで、小分けにして回想として挟めば…とも思ったけど、それをやると、最後のインパクトが薄れるんだろうな。
全体としては、それなりにワクワクする序章でした。
Posted by ブクログ 2010年07月10日
~の追憶の続編かサブストーリーかと思ったら全く違う話。たしかに追憶の方はあのまま完結してたほうがいい。
基本舞台は同じではあるが、追憶の時代から数十年経った話なので全くの無関係というほどでも無いのだが、別作品と考えたほうがよし。
ナンバリングもされて無いので読み終わるまで気が付かなかったが、これ...続きを読むってシリーズものだよね。
これから物語が動くぞってところで終わってるし;;
作者が「ロミオとジュリエット」と表しているが、この刊は、ロミオとジュリエットが仮面舞踏会で出会った。って所までしか進んで無い。
話が面白くなってくるのはこれからなのにね。
その分登場キャラの過去や生い立ちが丹念に描かれているので感情移入はしやすいと思う。
早く続きが読みたいところではあるのだが、今のところ刊行の予定が無いのよね。
ハリー、ハリー!
(追記:7月?8月?に恋歌の2巻目が出るぽい)