【感想・ネタバレ】谷中・首ふり坂のレビュー

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Posted by ブクログ 2015年08月03日

鬼平ファンとしては「看板」がいいかな。
全編短編で読みやすい。男と女の業が絡んだ作品は面白いですね。

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Posted by ブクログ 2014年06月05日

全11編の短編傑作集。「尊徳雲かくれ」は二宮尊徳の歴史上の空白の時期を池波小説が描く、「恥」「へそ五郎騒動」「舞台うらの男」は池波さん得意の真田、赤穂物。さらに、「看板」は池波さんの代表作「鬼平犯科帳」の原型作品、まだ鬼平中心の作品展開では無く鬼平ファン必読。

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Posted by ブクログ 2021年01月27日

時代小説10編と歴史随筆1編。真田物や鬼平の素になる短編あり、新宿の歴史を綴った「内藤新宿」もあり興味深かった。全体通し、岡場所や遊里が多く出てくる。現代とは極めて異なる江戸の風俗を垣間見る。2021.1.26

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Posted by ブクログ 2020年08月07日

全11篇の短編集。

江戸市井モノが主ですが、池波さん得意の松代・真田家モノ、赤穂・浅野家モノもあります。昭和の小学校で見かけた銅像でお馴染みの、二宮尊徳(二宮金次郎)を偉人ではなく、人間っぽく描いた「尊徳雲隠れ」も興味深かったです。
“鬼平”ファンとしては“夜兎の角右衛門”が登場する「看板」が良か...続きを読むったですね。女乞食・おこうの存在感が何とも言えない余韻を残しました。
表題作「谷中・首ふり坂」は、茶屋の女との色恋が武家の妻にバレて、その武家の妻が夫に襲いかかる場面があるのですが、男を守る為に茶屋女が武家の妻を持ち上げて川に投げ込むという、シュールすぎる展開に注目です。
他の短編も丁度良い感じに、人々の悲喜こもごもが描かれていて、(「内藤新宿」は歴史随筆な感じでしたが)どれも読みやすく楽しめました。

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