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タイムスリップと、これから起こる誰かの自殺に
違和感を感じながらも日常が進んでいく。
田舎にそびえ立つジャスコを中心とした閉塞的なコミュニティや遠距離通学は大変そうで、何となく「島はぼくらと」を思い出す。
初めて読む際に、推理しながら読むのは勿論、
下巻読んでから再度読むと話が違って見える面白さ。
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辻村先生の書くミステリーは本当に面白いなぁとつくづく思う。伏線が張り巡らせれていてどの作品を読んでも早く下巻を読みたくなる。辻村作品は上下巻セットで買った方がいい。
この作品は「ぼくのメジャースプーン」を読んでから見た方が良かったかな〜。これを読むのは2回目だからいいけど初めて読む人には順番を意識して読んで欲しい。椿ちゃんと秀人の関係が大好きになると思う。
江布市や不ニ芳市は山梨が舞台なのかな?話の内容からもそれっぽいし辻村先生が山梨出身だから多分そんな気がする。フォレストランドが富士急ハイランドの事を指してるのがわかる。私も地元が山梨だから嬉しい。
河野基が自殺した人物なのか?と思ったけど最初に自殺したのはクラスメイトって言ってたからミスリードなのかな。基は隣のクラスの人だよね。
最後のあすなが水泳をやりたいって言った時にいつかが喜んだところからあすなが自殺したクラスメイトだと予想。
天木がひたすらにかっこいいし、私もグリル・さか咲に行ってオムライス食べたい。
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“まさに学園ミステリー”
依田いつかは3か月前にタイムスリップした。最後の記憶は、クラスメイトの誰かが死ぬということ。しかし、それが誰だったかは思い出せない。地元が同じ坂崎あすなにこのことを相談し、仲の良い秀人や椿、天木と一緒に自殺する予定の人物を捜索し始める。果たして彼らは自殺する予定だった人物を救えるのか。青春ミステリー小説。。
ミステリーと学園・人間小説のミックスみたいな。
とても好き。
ただでは終わらない。
最後の2章。とエピローグ。
ここに辻村ワールドが詰まっている。
必要ないと思っても、心のどこかで欲している。
まずは本筋の感想から。
青春感じる人間小説が基本で、少しSFやミステリー要素が入る。
登場人物の抱え悩みが多岐にわたるので、必ず自分と重なる部分があると思う。
私は依田いつかの対人関係と水泳を辞めた気持ちに共感した。
のらりくらり、ひょうひょうと、
踏み込まず、踏み込まれず、
誰とでもまんべんなく、そこそこ仲良く、
その代償としてまともな友人関係が、、。
そして自分より上の存在を知っている分、自分がそこに叶わないから逃げる。
次に最後の2章とエピローグだが、
うん、やっぱり好きだ。
あすなのおじいちゃんが倒れてから、物語が急加速した。
それまで楽しい青春小説としてほっこり読み進めていたのに、
急に全速力で自転車をこぎ始めた。
でもそれは、初めから感じていた少しの違和感の回収で、無理がない。
だからすんなりと受け入れる。
辻村先生は秘密を分かるように置いてくれる。
そこが好き。
自分で探せじゃなくて、きちんとヒントだけでも置いてくれるので楽しい。
『この生き方や考え方を、後悔していない』
椿と秀人の特徴に対する彼らの考え。
自分もこう在りたい。
辻村ワールドすごろくも、気がついたら折り返し過ぎ。
こんなに楽しい時間に終わりが見えてくると、とても悲しい。
まだまだ楽しむぞ。。
Posted by ブクログ
332ページ
1400円
4月26日〜4月28日
不可思議なタイムスリップで3ヶ月前から戻された依田いつか。これから起こる誰かの自殺を止めるため、同級生の坂崎あすな、秀人、天木、椿と共に放課後に誰かを探し始める。あすなの机の中に入っていた誰かのノートに、遺書と思われるものと、新聞記事のようなものが書かれていた。ノートの持ち主である基がいじめにあっていることを知り、なんとかしようと作戦をたてる5人。
本当は誰が自殺するのかを知っているのではないかと思わせる記述が気になる。いつかは本当のことを全部話していないし、中学時代の水泳での怪我も気になる。あすなもいつかに対して何か思うところがあるらしいわざとらしい記述が気になる。さりげなくないところが、丁寧なんだけど、やたら気にかけさせられた。
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以前に読んだ『ぼくのメジャースプーン』の続きとして手に取った。タイムスリップというワードから、ファンタジーかと思って読み進めると少し違う。主人公のある同級生が自殺をすることを知ったことから、誰が死ぬかを周りの友人を巻き込んで調べていく。イジメや挫折、複雑な苦しい家庭環境と登場人物それぞれの辛い状況があり少しづつ状況が改善するように努力して結果を残す。高校生の話なのに、自分の周りとリンクしながら読み続けた。誰かを救いたい、その真っ直ぐな気持ちが清々しい。
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未来からタイムスリップしてきたいつかが、3ヶ月後に自殺する同級生を見つけて、自殺を食い止めるお話。
下巻に続くので、上巻では自殺の容疑者を見つけ出すところまではいかないかと思っていたのにとんとん拍子で物語は進んでびっくり。
本題は、自殺者を見つけるところではないのか?それともハジメは自殺者ではない?どんな展開が待っているのか楽しみ!
また、いつか視点で始まった話が、いつの間にかあすな視点に変わっているので、いつかが何か隠してるのでは?と疑っています。
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思ってたよりも全然爽やかですね、今のところ。いつかがこの忙しい時期にわざわざ時間を割いてバイクの免許を取りにいくのは、何かに繋がっているのかしら?そして、自殺するのは河野じゃなくてあの人なんじゃないかなー?と思うのだけど、ハズレてたら恥ずかしいのでここには書きません(笑)早く下巻読まなきゃ!!
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自分の中でおしゃれなタイトルに定評のある辻村さんの作品。鏡の孤城は読んだことあるので、これで二作目。文章に説明不足なてんや分かりづらい場所はあるものの、それを補って余りある雰囲気と、タイトルからも分かるような言葉や一文の素晴らしいセンス。とても素敵なお話です。後半も楽しみですね。
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助けなきゃいけないであろう同級生が思ったよりも早く見つかったのに驚いた。親密度を上げるのには水泳の練習はとてもいいことだと思う。ただいじめっ子に泳げるようになったのを見せていじめがなくなるとは思えないけどどうなのかな...。
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「クリスマスの日にクラスの誰かが死ぬ。」
未来で起こる「だれか」の死を阻止するため、少年少女たちが動き出す。
点が線になったとき、見えていなかった未来が現実として姿を現す。
種明かしの後半は怒涛の展開で疾走感がたまらない。
生きる理由があれば「死ぬ」未来は起こらない。
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2章に入る際「短編集だったらどうしよ?」とかなり不安になったのですが、ちゃんと長編集で安心しました。でも5章くらいかな?ちょっとだるい瞬間が。さて、下巻に期待ですが、期待するような話になってくれるでしょうか・・・?
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依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。3ヶ月後に自殺する「誰か」を探し始める。上巻の伏線が下巻で綺麗に回収される。
タイムリープ系は得意じゃないけど、楽しめて読めた。
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上巻特有の間延び感や退屈感は無く、サクッと読めました。全体的に無駄も無いし文章が綺麗で内容も入ってきやすい。
これからどうなるんだろうというワクワク感と自殺というセンシティブな話題を取り上げる緊張感で読む手が止まらなかった。
学園×ミステリー×辻村深月=面白い
は過去作品でも証明されてる…。
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タイムスリップものはあまり得意ではないが、青春を感じさせる登場人物同士のやりとりを楽しみながら読むことができた。
自分も学生時代に戻ったような気持ちになれた。笑
最終的にどのような結末になるのか続きが気になる。
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未来で同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せない。
未来を変えるために奮闘する。
これからどうなるのか。
先がすごく気になって読む手が止まらなかった。
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「今から同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」過去に戻ったいつかは「誰か」を探し始める。
設定も面白く、登場人物も個性があり色々と抱えていそう。下巻を読むのが楽しみ。
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鏡の孤城が面白かったので、同じ作者の作品と思って読みました。
高校生らしくない登場人物だけど、細かい設定に目を瞑れば、それなりに楽しく読めた。
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3か月前に時間を戻された、いつか。
終業式の日に、通ってる高校の生徒
の誰かが自殺するという事実の記憶
があるが、それが誰かはわからない
親友やその彼女、クラスメートの女
子たちと、自殺する誰かを探してい
く。
ちょっとずつ人間関係に変化がある
描写が丁寧。
辻村深月の世界観が溢れた物語。
下巻も楽しめそう^_^
Posted by ブクログ
メジャースプーンを読んでから手に取らないと分かりづらかったり解釈が違く感じる。辻村深月さん作品は読む順番がやはり重要。本作の内容は冷たい校舎を思い出しつつもう少しポップではありました。最終的には盛大な「ぼく」の力のせいだったってことでいいのかな?
作者のファンです
『ぼくのメジャースプーン』読んでないと、結末の意味がわからないので注意です。
反則ミステリーではありますが、辻村さんならアリだと思います。
メジャースプーンの主人公二人が大好きなので楽しめました。
Posted by ブクログ
一旦、上を読み終わった。まだ、着地点が分からないので評価はできないが、途中から思っていたストーリー、あるいは期待していたストーリーから離れているなとは感じた。現時点では、示唆されていたメジャースプーンとの関連性も読めない。また、名前探しの放課後とGoogle検索したときにサジェストに出てきた「タイトル ⚪︎⚪︎していない」というネタバレらしき文面に対しての根拠をつかめていない。その通りだとブチギレ案件すぎる..(え?)。読んでいる最中に、途轍もなくノスタルジーを感じ、これが2010年ごろに書かれた小説であることも相まって不思議な気持ちになる。ただ、今想定できるオチが全て詰まらないので、それを超えるラストを辻村深月氏には期待したい(おそらく本当に超えてきてくれる(!?))
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『今から、俺たちの学年の生徒がひとり死ぬ。自殺するんだ。』と、3ヶ月後にタイムスリップしていた依田いつか。
でも、それが誰かはわからない…
自殺を止めないと。
同級生・あすな、いつかの親友・秀人たちを巻き込んで、対象者を探し始める…
対象者はいじめられていた、河野基…
ほんとにそうなのか⁇
いつかの中学時代の事故。
地元から離れた藤見高校へ通ういつかとあすな。
何か理由が…
いつかとあすな、名前にも何かが…
辻村深月ワールド。
いろんな伏線がはられてそうで…
Posted by ブクログ
上巻なのでなんとも言えないが、青春だなあと思った。
内容
依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ1つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」2人はその「誰か」を探し始める。 (講談社文庫)
どうしようもなく、暗い未来。もう2度と帰らない『その人』。俺は、『あの日』を迎えずに済むのだろうか。『1人でいなくなったり、するな』
これが、彼の願い
『冷たい校舎の時は止まる』を超える、学園ミステリー
依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ1つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」2人はその「誰か」を探し始める。