【感想・ネタバレ】ともしびマーケットのレビュー

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Posted by ブクログ

その名のとおり、ひとの心に火を灯すともしびマーケット。読んでいるうち、登場人物と次々顔見知りになっていくようなあたたかい不思議な感覚にとらわれた。

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2013年01月27日

Posted by ブクログ

ともしびスーパーマーケット鳥居前店を舞台背景にして、従業員や買い物客、またその家族たちの、ちょっぴり切なくてほんのり温かい連作短編集。
私には朝倉作品は珍味である。大きな事件や感動的な出来事があるわけでもなく、登場人物もどちらかというと地味であり、はっきりいうと変わり者が多い。それでも、癖になる味わいと、ノスタルジーを感じさせる文体がたまらない。本作ではカバーイラストにも参りました。

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2014年06月04日

Posted by ブクログ

何だか いい。
悲しいような、温かいような、兎に角イイ感じの連作だ。
緩いけれど、どこかしっかり繋がりを持った人と人が描かれている。

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2013年02月24日

Posted by ブクログ

ツボに入りました。北海道のどこかにある「ともしびスーパーマーケット」でほんの少しだけ重なる、それぞれの日常を描いた連作短篇集です。文章は正直なところ、雑だと思います。ただ、リズムと表現が私の波長とあったのでしょう。夢中になるのに、時間はかかりませんでした。まさに、ツボに入ってしまった状態。たぶん、作中で視点となっている人物と文章の距離感が絶妙に感じられたのも要因のひとつかもしれません。入れ込みすぎず、突き放しすぎずで。どうやら好きな作家さんが、またひとり増えそうです。

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2012年09月17日

Posted by ブクログ

「ともしびスーパーマーケット鳥居前店」を中心においた連鎖小説。
普通っぽくない普通。そういうところが好き。

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2012年07月06日

Posted by ブクログ

地元のスーパーマーケットを軸に描かれる人間模様。
出だしの「かならずネスカフェなのでした」が印象的。
少し俯瞰的な、距離のある描写がいい。
1話毎に別の人物の話しだけど、どこかリンクしている。

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2014年08月10日

Posted by ブクログ

あまり満たされない生活を送る普通の女性たちが登場する連作短編集。
各編で登場人物が異なるが、同じスーパーを通して緩やかにつながっている。
ある程度淡々と進行する物語が最終編で一気につながりをもって動き出すところは見事。

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2013年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

連作短編集。「ともしびマーケット」というスーパーと、それに関連した人たちのお話。

全9章で各章いろんな人物が主役として登場。14歳の中学生から70のじいさんまでバリエーションに富んでいますが、それが各章の好感度の差につながってしまった気がします。

14歳女子中学生の、中二病ど真ん中の妄想を拡大させながら、悶え苦しみつつ(?)告白するエピソードはとても面白かったですが、うらぶれた中年男女のエピソードはあまり引き込まれず…

あと、連作の軸となる「ともしびマーケット」があんまり機能していないような… スーパー外でのエピソードが多すぎて存在感が希薄なのに加え、各章の人物たちがさほど密接に絡んでいる訳でもないので、連作感とその軸となるべき要素が薄いと思いました。

それでも、序盤2作でのご飯や酒に関する描写や、最終章で皆が勢揃いしてだめんずを責めつつ、それぞれ好き勝手に振る舞う場面は面白かったです。なんだかんだ言って、節々ににんまりする描写があるのは良いですね。連作にせず、純粋な短編にしてしまった方が良かったのではないかと思ってみたり。

かなり前に同作者の連作短編「田村はまだか」を読んだのですが、同じ連作短編だったら「田村〜」の方が圧倒的に面白かったです。本作は悪い訳じゃないんですが、どうしても「田村〜」に劣る感が強くて、辛辣な感想になってしまいました…

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2012年07月11日

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