【感想・ネタバレ】バートラム・ホテルにてのレビュー

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Posted by ブクログ

マープル
ホテルが好きなのでとても面白かった。マープルがロンドンでのお買い物で「たいそうごきげんな時間を過ごして」(p110)いるのもこちらまで楽しくなってくる。
モデルになったホテルはブラウンズらしいが、「イギリスのお菓子とごちそう」にはブラウンズとフレミングス・ホテルを合成して描いたという説が紹介されていた。ブラウンズのアフタヌーンティー、味わってみたいものだ。

メープルの長編の未読は2冊になってしまって寂しい。

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2021年06月27日

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憧れのイギリス!いつかは行ってみたい国になった理由の1つはこの本。古きよくエドワード朝時代を残すバートラムホテル。バターたっぷりのマフィンやシードケーキ、燻製にしん、キドニーパイ、ベーコン、グラウスの冷肉、ヨークハム、オックスフォード・マーマレード。どんだけうまそうな料理出てくんねん(笑)田舎の村のどこにでもいるおばあさまにして、鋭い観察眼をもつ名探偵、ミス・マープル。ホテルの滞在客の謎、愛憎渦巻く親子の謎を解き明かしていきます。この本読んだら本当にイギリスに行きたくなるよぉ。

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2012年02月14日

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ネタバレ

イギリスの文化と風土を知ることができる ミス マープルもの。
格式のあるホテルとはどのようなサービスをするものか。

ホテルの泊り客と、ホテルの人間をめぐるさまざまな事件。
ミス マープルものは、登場人物にお年寄りが多いので、若い人にはなじみにくいかもしれない。

映像作品を見て、面白くないと思ったら、読まないでおくのも手かもしれません。
私は映像作品を見て、面白いと思ったので、本書を買いました。

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2011年08月04日

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伝統的なホテルがお気に入りで、安心して過ごすのを楽しむミス・マープル。
だが、意外な事件が…?
老いてなお、推理は確実なマープルさんです。

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2010年01月15日

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古きよき時代をそのまま残したバートラム・ホテル。
うをおおおお、このホテルに泊まりたい!!
2ヶ月くらい。めっちゃ美味しそうなお茶の時間。
マープルはあまり出てこないけども。
もう少し活躍してもいいのに。
事件や推理なんてそっちのけの部分にこの作品の魅力はある(断言)





偽物でもいいよ!このホテルに泊まってみたい。
あと、クリスティの中にビートルズとかが出てくると
ものすごく違和感を覚えてしまう。

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2009年10月07日

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再読。
ミスマープルもの。
バートラムホテルの古き良き時代のロンドンのホテルの雰囲気がとても良く描かれていて、クリスティーの作品の中でもお気に入りの一冊。
バートラムホテルはその雰囲気とは正反対の裏の顔を持ったホテル。ホテルの登場人物もそれぞれ裏の顔を持つ。そこが面白いところ。
事件自体は派手なものではないが、味のある作品。

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2020年09月09日

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再読。ミス・マープルもの。
ロンドン、エドワード王朝時代そのままの佇まいを保つバートラム・ホテルを舞台にしたミステリ。
事件そのものより、なぜ昔の佇まいのままに営業できるのかという謎の方が興味深かった。
今回は、ミス・マープルもあまり活躍せず、事件も謎解きも散漫とした感じ。
古き良き時代のホテルの雰囲気やお茶の時間を楽しむ本だった。

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2018年10月06日

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ネタバレ

ロンドンのバートラムホテルに滞在するミス・マープル。スイスでの会議に出席する為にホテルに泊まるペニファザー牧師。忘れっぽくなり会議の日程を間違えて夜中にホテルに引き返してきたペニファザー牧師。何者かの襲撃。多額の遺産を相続しているエルヴァイラ。彼女の後見人ラスコム大佐。エルヴァイラに近づくレーサーのマリノスキー。記憶を失い田舎で発見されたペニファザー牧師。ホテルの支配人ハンフリーズ。エルヴァイラの産みの母親セジウィック。アイルランドへ出掛けたエルヴァイラの目的。霧の朝、何者かに銃撃されたエルヴァイラ。盾になって撃たれたドアマンのゴーマン。捜査を担当するデイビー警部。

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2015年05月27日

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正統派ミステリーであるものの、どこか新テイストを味わう事のできる、ミス・マープルシリーズの中でも異色といえる一作。エドワード王朝時代そのままの佇まいであるバートラム・ホテルに隠された秘密とは・・?ありきたりのミステリーに飽きてきたけど、本格的なミステリーじゃないと許さないという方に大変お勧めの一品。

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2011年11月20日

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クラシックホテルの描写がほんとに素敵。
エレガントなティールームでほんもののスコーンとお茶を。
でもそこには裏が…
松任谷由実「時のないホテル」を思い出す。

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2010年07月16日

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ストーリーはけっこう突拍子もない感じ。でも、英国の古きよき伝統のホテルの雰囲気が味わえるので大好きな一作です。「ほんもののマフィン」とか。

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2010年03月21日

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ネタバレ

犯人がそこそこカスな上に捕まっていないので、読後感がスッキリしない。ホテルの対応にホクホクしながらも、裏にある邪悪さを感じ取って少しづつテンションが下がっているマープルが可愛い。牧師さん生きてて良かった。

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2024年02月03日

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バートラム・ホテルという魅力的な場所で、様々な人物が錯綜する。そこにミス・マープルも絡んで。これまでのマープルものと比べて後味が悪い感じがした。それも今作の魅力だろう。

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2024年01月31日

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推理小説としてのプロットはかなり緩いし、犯罪シンジゲートの描き方はかなり雑で現実味がない。しかし、ビートルズが登場し、古き時代の英国が失なわれていく中で、何とかしてかつての「雰囲気」を描こうとしたのか。全てに古色蒼然とした魅力をたたえるバートラムホテルと個性豊かな登場人物たちは健在。

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2024年01月14日

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ネタバレ

クリスティの長編ミステリー。探偵役は(一応)マープル。
 推理小説の探偵物でよくある光景が警察官が無能であり、探偵の足を引っ張る構図だ。探偵を邪険に扱い(場合が場合なので仕方ない部分もあるが)、的外れな推理をしてんで真実に辿り着けない様な人物や事柄を重宝し、しまいには探偵が解き明かした真実を受け入れ犯人を我が物顔で逮捕し、探偵に笑顔を振り撒いて一件落着する。ある種のお約束だ。さて、では、もし探偵がいる中で警察官がとても優秀だったらどうなるのか。答えは「面白味に欠ける」だった。
 今作に出てくるオヤジさんこと主任警部のフレッドは優秀であり、完全にマープルが脇役になっている。読者は当然、探偵の活躍を見たい訳で、勿論、今まで上記の様な不平不満を言ってきた訳だがあくまで探偵役、真実を解き明かすのはマープルであり、警察官は彼女の推理に感嘆するというのが大好きだった事に気付いた。今回はバトル警視の様な形が良かったのではと感じてしまう。マープルの存在感が余りにも小さかった。
 事件発生までバックボーンにある強盗事件などが取り上げられ、どうやら登場人物達に関係がありそうだという事がわかる。更には昔の様式を現代に受け継いでいるバートラムホテルが舞台となり、マープルは子供の頃訪れたこのホテルを姪からのプレゼントで訪れる事になる。
 美しい秩序あるホテルが舞台であり楽しい印象を得る。荘厳ではありながらも何処か現実的ではない何かを感じるホテル。従業員達は一流であり、滞在客は昔の時代からやってきた様な年寄りと外国人達。そこで始まっていく事件。序盤中々何事もおきず、中盤からようやく物語が進行していく。
 今作の母娘は印象的で、娘についてはリドルストーリー的な雰囲気で幕を閉じる。後見人など、彼女の幸せん願っている事に間違いはないが、最後は何とも悲劇的な幕切れだった。改めてマープルの関わり方が不明。
 作中でマープルがロンドンを満喫している様子は滅多に見られない描写で嬉しく思った。しかし彼女は何処に行っても殺人と巡り遭う運命なのだろう。
 余りにも広範囲の事件になる為、やはりノンタイトルで整理されたら一級品だった様に思う。ドンデン返しの犯人は想像を超え、最終章だけならクリスティ作品の上位に挙げても良いくらいだ。

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2023年10月01日

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ネタバレ

これまで読んだアガサクリスティーの小説とは少し違った。人が死ぬのもかなり後半の方だし、牧師さんは生きてたし。でも比較的人物関係も整理しやすくはあったから理解はしやすかった。強盗事件が物語の軸ならもっとそこを深く掘り下げて書いて欲しかったかも。

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2023年09月22日

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他の巻と比べたら、なかなか死体が転がらないし、事件というより奇妙な状況が二つ三つと重なるだけ……と思っていたのに、ラスト二十ページくらいから怒涛の急展開過ぎて、さすがにびっくりした。とりわけ、エルヴォイラにまつわる真相のあれこれがあまりにも想定外で、色々と無慈悲に思えて、呆然とせずにはいられなかった

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2022年10月30日

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アガサクリスティー。ミスマープルシリーズ。
古き良きバートラムホテルにて神父の失踪事件がおこり
ついでドアマンが殺され事件が起こる。
ミスマープルはあくまで宿泊客のひとりという立ち位置で
物語はデイビー刑事が引っ張っていく
マープルの出番が少なく、いつものセントメアリ・リードの推理方法が見受けられないのでマープル好きには物足りないと思った

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2022年01月17日

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ミスマープルシリーズ、初めて読みました。
マープルさんが謎解きすると思いきや、違うことにびっくり(笑)
そして終わり方がいささか唐突に感じたのもびっくり。

話の展開としては「春に君を」を彷彿とさせるような淡々とした進み方なのに、それでもぐいぐいと読者を引き込むのはさすが。

シリーズの他の作品も読みたい。

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2021年09月04日

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ミス・マープルもの。

舞台はロンドンにある、クラシックな佇まいを保つバートラム・ホテル。
この古き良き英国を彷彿させる高級ホテルに滞在中のマープルさん。ロンドンでのお買い物などを楽しみつつ、ホテル内外での人間観察も怠りません。
一方、ロンドン警視庁では、最近頻発している大掛かりな列車強盗等の犯行グループを追っているのですが、これらの犯行とバートラム・ホテルとの関わりは・・?
滞在客の牧師の失踪、霧の夜に起こった狙撃事件・・数々の点が終盤に見事に集約され、驚きの大仕掛けが明らかになるさまは圧巻です。
今回、真相解明するのはデイビー主任警部で、マープルさんはその協力者のようなポジションでした。勿論マープルさんも真相にたどりついていましたし、彼女の観察力あってこその証言により捜査が大きく進展したのですけどね。
狙撃事件の真犯人の処遇について、結局どうするのか曖昧なままだったのですが、それが却って余韻が残る終わり方だなと思いました。

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2020年10月22日

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ネタバレ

英国式の古式ゆかしいホテルであえるバートラムホテルという舞台設定が魅力的です。
表面上は昔のままに見えていたホテルの裏側が明かされていき
後味のよい物語ではありません。
明らかになった真相がかなり大きくリアリティに欠けるようにも感じます。
ミス・マープルの活躍も本作ではそこまで大きなものではなかったのは残念でした。

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2019年05月23日

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事件に関してはいまいちで、マープルさんはたまたま情報をゲットした感じが多く、解決編も警察がやっていてつまらなかった。本書には、本物のシードケーキやマフィン等々気のなる食べ物が出てきます。そしてバートラムホテル。一度行ってみたいなと感じるところがいっぱいありました。

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2018年07月02日

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古き良きエドワード王朝の面影を残すバートラム・ホテル。そのホテルでの偶然の再会が契機となって起きる殺人事件。殺人事件が起きるのは、小説の3分の2以上が過ぎてからであり、それまでは周辺で頻発する強盗事件、牧師の失踪事件、列車強盗事件の調査が中心となって、物語は展開される。
本事件でのマープルの役割は探偵ではなく、事件の重要な証言者。強盗事件の謎を追うデイビー主任警部らの警察の調査が中心の話。最後まで読むと、マープルの役割が何とも皮肉なのが印象的。
バートラム・ホテルという舞台やセジウィックという冒険好きの女性の人物造形は良くできているし、エルヴァイラが一時姿を隠して自分に関する謎を調査しようとした理由にも説得力がある。
殺人事件の真相には二重のひねりがあるが、強盗事件の背景にある真相は大掛かりすぎて、リアリティーに欠け、全体の印象を損なっている。

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2017年01月02日

Posted by ブクログ

ミス・マープル第十作。
もしかしたら訳のせいなのかもしれないが、
これまでのシリーズとは少し雰囲気が違う。

タイトルのバートラム・ホテルを中心に話が進む。
マープルが推理するという立場ではないのが、
異色に思えるポイントなのかもしれない。

過去に想いを馳せるマープルがどこか切なく感じる。

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2015年05月27日

Posted by ブクログ

これは、ミス・マープルシリーズの最後、もしくはそれの一つ前、と呼ばれるものらしい。
本当のところは知らない。
最初の頃より随分とお年を召されたミス・マープルは、既に自分が意欲的に犯罪解決に乗り出すのではなく、解決される過程を傍から見ている、というスタンスでこの事件に関わっている。
こう……元来の主役とは違った形でのかかわり方。
どちらかというと、刑事が主流に話を進め、ミス・マープルはそれに思考的に寄り添う程度。
だからか、多少話がもったりしているところもあり。

だが、なんだろうなぁ……この話、ちょっと話があっちこっち飛びすぎて、構成的にとっちらかっているようにも見える。
話の進め方がそうだから仕方ないのだろうけれども……。
ついでに、出ているキャラの人間性も、これまで以上に最悪だった。
こういうところが、アガサ・クリスティ作品なのかもしれない。結構あからさまに、人間の劣悪さを押し出してくるよなぁ。

あらすじ。
若い頃に訪れたホテルに、甥夫婦の好意によってまた滞在することになったミス・マープルは、そこで二つの事件に遭遇する。
古きよき時代を、そのまま残したホテルに隠された、様々な事情。

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2014年12月12日

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クリスティーの中では普通のほう。ファンなので高く評価したいのですが。でも二つの話が同時進行して読者を惑わせるところはさすが。

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2013年04月11日

Posted by ブクログ

やっぱり性格悪いよ、マープルおばあちゃん‥笑。
刑事コロンボにも通じる悪さ。まぁ名探偵とはそういうものか。
ホテルの豪華な描写がステキ。わたしもノコノコ行ってお茶したい!
肝心のミステリー的には、殺人もあまり起らないし、期待するクリスティではないのかも。

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2013年03月13日

Posted by ブクログ

マープルもの。後味の悪い終り方だった。あの娘さんの心境はいまいち分からん。
どうでもいいけど、ジェーン・マープルをイメージした服のブランドがあるよね。

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2012年02月06日

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階級社会を感じさせる描写。
マープルの活躍も、今回は偶然の産物、といった感じで地味な印象。
アフタヌーン・ティーやお菓子の描写は美味しそうだった(笑)。

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2010年01月21日

Posted by ブクログ

舞台は、ロンドンにあるエドワード王朝時代そのままの古いホテル。詮索好きで好奇心旺盛なイギリスの典型的なおばあさんミス・マープルが名探偵として活躍する。

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2009年10月04日

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