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匿名
『なぎさボーイ』『多恵子ガール』『北里マドンナ』三部作最終話。
高校生になった彼ら。
イラスト、江野和代さんのこのちょっと大人になった北里がすごくいい感じで好き。
そして三作の中で『北里マドンナ』が一番好き。
昔読んだときは苦手なキャラもいたけれど、随分たった今ではどのキャラも愛おしくすごくよかった。
メインキャラ他、久保田伸利(名づけセンスもキャラも素晴らしい)君や今西君らも含めて彼らの大学生、社会人になったころの続編も見たかったな。
『少女A』など聴きながら再読。
Posted by ブクログ
ひとむかし前のコバルトの王道。ライトノベルでなく少女小説。
そのころの少年少女を正しくきまじめに描写したもの。
心の動き、ドラマチックなストーリー展開がすばらしく、氷室先生らしい作品。
この作品は氷室作品のなかでもそう多くない、男の子主人公もので、女の子に振り回され戸惑いながらも成長していくというもので、村上春樹的な雰囲気もある、わたし好みな作品。
「正しく失恋する方法」という感覚はすごいな。でも、確かに正しく失恋して過去を振り切り、前に向かっていくというのは大事な気がします。
Posted by ブクログ
あくまでも素直で単純明快ななぎさちゃんの横にいる存在。北里は十分以上に魅力的なのに、屈折したなぎさコンプレックスを持っていたり、実は多恵子が初恋だったり。今読んでも面白いです。
Posted by ブクログ
ウウッ・・・これを読んだのは高校生の頃。今の私はもう厄年も過ぎてしまったけれど、いつまでも10代の頃のやるせなさや甘酸っぱさをリアルに描いてます。男・女区別ないのよね、こういうのって。