【感想・ネタバレ】鬼手 世田谷駐在刑事・小林健のレビュー

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Posted by ブクログ

駐在であり 刑事である という二役を行なう小林健。
ちまたでは、『鬼コバ』といわれ、恐れられている。

世田谷の高級住宅があるところの 小林健は、
部下である 加藤を 殉職させた。
そして、加藤の妻 陽子と 修平を 見守り、
結婚に 踏み切った。
浪花節的な 人生を おくるオトコである。

駐在という役割が 日本の事件を未然に防ぐ
抑止的な役割をしている。
そこで、様々な事件が起こるが、
親子三人惨殺事件が 一番痛ましい。
そして、その犯人を 地道に おいもとめる 鬼コバ。

組織的暴力集団にたいする 毅然たる態度と
複雑な形で 忍び寄る ヤミ社会。
そこへも、敢然と切り込んでいく。

警察組織の 事なかれ主義や縄張り意識が
様々な形で 犯人を捕まえるという本来的な機能をないがしろにする。
組織も やはり 人材によって 左右される。

たしかに 鬼コバは 頼れる存在である。
違った視点で 犯罪や警察組織を浮き彫りにする。

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2015年01月20日

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ネタバレ

交番の警察官が、捜査のスペシャリストという設定が話に広がりをもたせていた。こういう着眼点があったのかと目から鱗。

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2012年10月22日

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ほぼ、1章ごとに単発の事件や近所の住人とのエピソードが書かれているのでサクサク読める。
ただ、情報官シリーズや公安部シリーズのように色々な事件が絡み合って、最後に一点に帰結するような感じではないのと駐在警官を主人公にしてるから仕方ないが、エピローグのようなモノも無く犯人を逮捕して終わりで背後関係がどうこうといったモノは全くないのでそこにも物足りなさを感じが短篇集だと思って読むと良いかも。

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2012年05月10日

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日本有数の高級住宅地にある学園前駐在所を守るのは、山手西警察署の小林健だ。彼が全国に名を馳せる暴力団捜査のエキスパート“鬼コバ”であることは、まだあまり知られていないー持ち前の機動力と情報力で、芸能人やIT長者と暴力団の繋がりを摘発した小林が遂に挑んだのは、未解決の「一家殺人事件」だった。

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2018年06月17日

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主人公の小林健は、私たちが身近に知っている駐在所にいるおまわりさんとは少しだけ違う。
暴力団の担当刑事を指導する「全国指導官」であり、同時に山手西署組織犯罪対策課第四係長でもある。
暴力団関係者からは「鬼コバ」と怖れられ、警察上層部からも一目も二目も置かれる存在だ。
地域に根づき、住民たちとコミュニケーションをとり、情報の収集を怠らない。
分析し、把握し、未然に事件を防いだり、発覚していない事件を掘り起こしていく。
濱さんの他の作品と同じように、やはり小林も徹底したプロの警察官である。
けっして手を抜かず、奢らず、謙虚に仕事に向き合う姿勢は、他の作品の主人公たちとよく似ている。

事件に対しては冷静に、犯人に対しては極めて冷徹である。

その精神は「鬼手仏心」に基づいている。

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2017年02月28日

Posted by ブクログ

日本有数の高級住宅地にある学園前駐在所を守るのは、山手西警察署の小林健だ。彼が全国に名を馳せる暴力団捜査のエキスパート“鬼コバ”であることは、まだあまり知られていない―持ち前の機動力と情報力で、芸能人やIT長者と暴力団の繋がりを摘発した小林が遂に挑んだのは、未解決の「一家殺人事件」だった。

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2014年01月12日

Posted by ブクログ

相変わらずリアル!主人公の設定以外は。。。
公安シリーズより事件の全体像がシンプルなのも読後すっきりする所以か!?
当然のようにドラマ化されるようで・・・。
きちんと作れば面白いドラマになると思う。
小説もシリーズ化期待!

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2012年05月29日

Posted by ブクログ

微妙ですね。小説としての面白さを求めるなら星はつけられないかな。

内容がリアルすぎるんでしょうね。警察から苦情ないんかな。
何でこんなに詳しいんだろうと思ったら、元警視庁の方でした。納得。

ドラマ化らしいが、さてさて。

とても評価の難しい作品でした。

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2012年04月05日

Posted by ブクログ

警視庁情報官シリーズの方が好きかな。
たどたどしい叙述は相変わらずだけど、このドキュメンタリーみたいな文章が癖になる。

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2012年03月15日

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