【感想・ネタバレ】彼女がその名を知らない鳥たちのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終えた時は衝撃が勝って呆然としていたのに、思い返す度にウルウルきてしまいます。ダメ女のダメな恋愛にうんざりしながら読み進めました。陣治の事は姉と同様「こんな出来た人いないのに…。」と思いつつ、やっぱり自分だったら絶対選ばないな、と。失踪した黒崎の真実はなんとなく予想できていたけど、最後の最後が衝撃的過ぎました。「なんでよぉ…(泣)」って、すぐにはそれが愛なのか判断は出来ません。ただ、あんなに疎ましかった日々が一瞬にして幸せだった過去に変わりました。恐るべし、まほかるマジック。やられたー。

0
2024年01月23日

Posted by ブクログ

八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。「黒崎が行方不明だ」と知らされた十和子は、陣治が黒崎を殺したのではないかと疑い始めるが…。
蒼井優、阿部サダヲ、松阪桃李主演の映画も話題になったサスペンス小説。
仕事もせず会社にクレームをつけたり映画を見ることでうさを晴らし、いくら虐げても自分に献身的に尽くす陣治に依存しながらも離れたい自堕落な女・十和子。薄汚い服や貧相で十和子に異常に執着する陣治。十和子を甘い言葉で弄び出世に利用する黒崎。甘い言葉で十和子をその気にさせながら家庭と浮気を両立する水島。
白馬の王子様とも「美女と野獣」の野獣ともプリンセスとも程遠い彼らの愛憎劇はストーリーが進む中で、いじましいほど自分のことしか考えていないのに傷つけ傷つけ合いながらも相手にすがり「いつか幸せになれる」という儚い希望を支えに愛を求めている私たちの歪んだ自画像であり、だからこそいとおしくなる愛の物語として昇華していく。行方不明の黒崎と水島を尾行する謎の人物の正体を追う謎解きは、記憶の中に封じ込めた十和子の忌まわしい記憶を掘り起こしていくことでもあり、クライマックスで十和子に対しての陣治の無垢なほどの愛が描かれる終着点は、「ユリゴコロ」などで人間が本質的に持つ闇や愚かさと同じく大事な人のために命や人生を懸けられる人間の愛や善の部分を描く沼田まほかるの作品ならではのノワールタッチのラブストーリーとして楽しめました。

0
2022年12月05日

ネタバレ 購入済み

ホントにネタバレ

面白かったけど、最後なんであの人死んじゃう?
どぎつい表現とかもかえって、読み進む原動力になるけど、最後なんであの人死んじゃう?
沼田まほかるさんおそらく初めて読んだから、他のもよんでみようと思うけど、最後なんであの人死んじゃう?

0
2022年09月03日

Posted by ブクログ

あか~ん!と叫んでしもたがな。
こんな凄い本読み忘れていました。
言いたいことは、山程あるけどやめときます。
一気に読みました。オススメします!

0
2022年03月29日

Posted by ブクログ

最後の文でミステリーからラブストーリーに変わるみたいな帯見て買ったけどその通りだった。
映画も見た。最後嗚咽が出るくらい泣いた。

0
2022年03月14日

Posted by ブクログ

じんじもキモいけど、メンがヘラってる主人公もイカレテテ大概だなーと読み進めていたら、ラスト!!!
ドロドロじとっとした気持ち悪さから一気に解放された。

イライラしながら一緒にいる気持ちはちょっとわかる。
じんじと元旦那が被ってみえた。
十和子とは理由や方法は違うが外の世界へ出たがった自分。
想ってくれてる相手を手放さない道もあったのかもしれない。
幸せなんてどちらを選択してもそんなに変わらないのかもしれない。

0
2023年03月03日

Posted by ブクログ

陣治の描き方がすごいです。ほんとに生理的な意味で嫌悪してしまう。
それなのに、最後まで読むと、陣治を愛おしいと思えてくる。
いっぽう十和子はもうほんとにダメ女。
なんで陣治は十和子をここまで愛せるのか、不思議です。
黒崎も水島もクソ男。
登場人物、ダメ人間だらけですね。
痛々しくて哀れで悲しいほど切ないです。

0
2024年04月25日

Posted by ブクログ

読み終わった後に映画化していることを知って、猛烈に観たくなった。北原十和子を蒼井優が、佐野陣治を阿部サダヲが演じ、竹野内豊と松坂桃李が出演しているとなれば、DVDを購入してもいいくらいだ。

それはさておき。
十和子は15歳上の陣治と暮らしている。陣治は下品で不潔で貧相で、ほとんどの女性が生理的嫌悪感を抱くような男だ。一方の十和子も、そんな陣治を毛嫌いしながらも、生活のために一緒にいる。働かず何もしていない、ろくでもない女だ。
十和子には、8年前に別れた忘れられない男がいる。その男は黒崎という既婚者で、十和子はさんざん利用された挙句、ゴミのように捨てられた(ゴミのほうがまだ丁寧に扱われているかもしれない)。
ある日、十和子はデパートに勤める水島という男と知り合う。彼も既婚者で、小学生になる娘もいる。水島は奥さんと別れて十和子と一緒になりたいと言い、十和子も勿論そのつもりになる。
そんな矢先、ひょんなことから黒崎が5年前に失踪していることを知った十和子は、実は彼は殺されていて、その犯人は陣治ではないかと疑う。

黒崎も水島も同じ種類の人間だ。自分の楽しみのためなら、他人の人生や気持ちがどうなろうと全く気にしない。ふぐ刺しより遥かに薄っぺらく、沖縄の遠浅の海よりも浅い人間だ。
そんな男ばかりに惹かれる十和子は、いいところがひとつもない、ろくでなしの女だ。

なぜ十和子はそんなに馬鹿なのか。
なぜ陣治はそんな馬鹿な女を愛し、守るのか。
なぜあたしは、こんなに苛々しながらこの本を読み続けているのか。
十和子の中に、且つての自分を見ているのだろうか。

ラストシーンの衝撃とともに、陣治に感じていたあたしの気持ちが180度ひっくり返る。
陣治の切なる願いが胸をえぐる。
映画ではどのような最後を迎えるのか、知りたくてたまらない。

0
2023年10月17日

Posted by ブクログ

う一む、この作者の本は比較的重く読みにくい。これは特に前半がとても読みにくい。

ハ年前に別れた男、黒崎を忘れられない十和子はどうしょうもなく下品で下劣な15歳年上の男、陣治と暮らし始める。

前半では十和子の目から見た陣治とのどうしょうもない生活がこれでもかこれでもかと書かれている。こんな男、別れれぱいいのにと思わせるものの、何故か別れられない。まあ、ありそうな話ですが、描写が上手いので余計に読者としては辟易してしまいます。

別の男、水島が現れてからは展開は早い。最後は、なるほどと思いますが、う~む。

0
2023年08月29日

Posted by ブクログ

思ってた以上に恋愛小説で慣れてないから読み終わるのに時間かかっちゃった、なんかずっと苦しかったけどやっぱりこの人の書く小説は終わり方本当に好き

0
2023年05月08日

Posted by ブクログ

複雑な愛。
陣治の印象が最後一気に変わる。

描写も引き込まれリアルに苦しい。
あっという間に読み終えた一冊。

0
2023年04月17日

Posted by ブクログ

見出しはどう考えても陣治が悪役、ちなみに十和子も陣治を悪にしている。

歪んだ世界。歪んでいても愛情は真っ直ぐなんだとストレートに感じてしまった。しかし、直球ストレートは十和子にどう映ったんだろう。

いたたまれない。救われない。対岸の火事。
でも、それがいい。
読者の心を容赦なくもっていく「まほかる砲」は本当にクセになる。

0
2023年03月07日

Posted by ブクログ

描写力が凄い 妄想力が凄い
十和子も、まほかるも壊れてる
記憶喪失で生き、記憶回復で自死
哀れ十和子
十和子の舌のぶつぶつは何だったのだろう

0
2023年02月12日

Posted by ブクログ

私には
ただ生きてさえおってくれとったらいい相手、
無償の愛を与えれるような相手は
まだ見つかってない
究極の愛ってなんなんやろう

0
2023年02月10日

Posted by ブクログ

名前は知っていたけど初めて読む沼田作品。
映画の予告が面白そうだったので手に取ってみました。

読み手のこちらも嫌悪するほど下品で情けないうえに清潔感もなく貧相な男・陣治と、
その陣治を嫌悪しながらも生活を共にし、陣治の稼いだお金で働かずに暮らす十和子。
十和子は自分をひどい目に合わせた上にゴミのように捨てた過去の恋人、黒崎を今も忘れられずにいる。

十和子はある日腕時計の修理でクレームを入れた先の担当者・水島と対面し、関係を持つようになる。
妻子ある水島に溺れ密会を重ねる中、刑事が訪ねてきて黒崎が数年前から行方不明になっていることを知る十和子。
また水島からも誰かに嫌がらせや尾行をされていると聞き、陣治を疑うのだがー。

十和子も陣治も黒崎も水島も全員どうしようもないクズで気持ちがモヤモヤ、ドロドロします。
最終的に十和子と陣治は互いがいないと生きていけないほどの愛を抱えていたということなのでしょうが、その愛し方までもがクズという徹底ぶり。
それでも何か心の奥底に残るものがあるという不思議さが、この作品の魅力なのかもしれません。

2018年1冊目。

0
2022年09月13日

Posted by ブクログ

恋と愛の違い。
恋を求めてた十和子と、愛を求めてた陣治。
愛はそこにあるもので、恋はするもの。というのが読んで感じたこと。
最後の展開が鮮烈。

0
2022年09月13日

Posted by ブクログ

陣治も十和子も、あまり好きになれないキャラクターだった。女性は十和子に共感できる部分があるのか気になった。

0
2022年08月28日

Posted by ブクログ

「恋は盲目」という言葉はシェイクスピアの「ヴェニスの商人」からの言葉らしい。恋に由来する視野狭窄は誰にでもあるから、自分は違うと思っていてもいつしか傾倒している部分があるのだろう。愛や恋の形は定義付けられないけれど、この作品の形は嫌いじゃなかった。


「なぜカラスばかりなのだろう、他の鳥はどこへ行ったのだろう?」

0
2022年05月01日

Posted by ブクログ

『ユリゴコロ』がよかったのでチョイス

情景の表現がとても濃厚な印象だったのと、序盤のストーリーがあまり進まない感じだったのと、単に体調崩して読欲なくサボってしまった結果、少し時間がかかってしまった

帯には『恋愛』ワードが散りばめられていたので、さわやかな感じかと思いきや、結構などろどろでエグみ満

なにこれ、思ってたのと全然作風違うじゃん
途中、桐野夏生さんの作品かと思ったわ

中盤あたりから、ドロドロ感もストーリもどんどん加速し、気が付いたら後半は一気読み
ラストこんなんなの?とは思いながらも、ちょっと感動した
これをイケメンと言っていいのかな?

結果としていい作品だったな
これも1つの愛の形か

そもそも『愛』ってなんなんでしょうね
永遠の課題だが、俺の中では『都合よく解釈できる言葉の1つ』かなw
誰か愛を教えてください…

有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締めつつ

俺の好きな『イエスタディをうたって』の野中晴が言ってた「リクオ、愛とはなんぞや」って言葉を思い出した
今度実家帰ったら読もう

0
2022年04月10日

Posted by ブクログ

ミステリーというより恋愛小説
序盤は嫌悪感を抱くほどの小汚い陣冶と、昔の男を忘れられないでいるダメ女十和子の暗くて重い生活に気が滅入っていたが、中盤から話が展開しはじめ後半はすんなりと読みすすめられた。

とにかく陣冶の十和子を思う気持ちが深い。
一目惚れでこんなに好きになる?(そこには陣冶のコンプレックスも影響しているのだろう)というくらい深い愛のストーリー。

ラストの十和子にする陣冶の提案には泣けた。
今後、命を絶ってしまいそうな十和子に、この先も希望をもって生きていけるようにと未来を与えたのだと思うと感動。
十和子、しっかりと強く生きていってほしい

0
2022年04月08日

Posted by ブクログ

 ドブに足を突っ込んだままどうにか歩いているような感覚。それなのに読み進めたくなってしまう。
 自分が十和子と共にある感じがしてくる。そのままダイレクトに"十和子"が伝わってきて、十和子と共に嫌悪感をおぼえ、感情が揺れてしまう。
 愛って何なのかわかんなくなる。
 映画から入ったけれど、原作を先に読んでみたかったな。

0
2022年04月02日

購入済み

一気によみました(*^^*)

続きが気になって、どんどん読んでしまいました!なかなか面白い本でした✨

0
2017年12月04日

Posted by ブクログ

多分中学生のときに1回読んだことある…?

ラストはさすがイヤミス女王。

正直十和子は全く好きになれず、陣治にも好印象は抱けず、もちろん黒崎と水島はクズやし…。始終陰鬱で自分とは縁のない世界だなあと思った。十和子の思い込みの激しさ?が凄すぎて、これが自分の妹なら縁切っとるわ笑

映画はかなり高評価で、陣治が愛情深い男という風に描かれてるみたいだけど、小説ではあまりにその描写が少ない&終盤に急に来た感がある。陣治を愛情深い男として描きたかったならもうちょっとそういう描写を入れるべきだと思うから、小説ではそこが狙いではない気がした。映画では「本当の愛」的なのをテーマにしてるけど、小説はあくまで「長編ミステリ」だし。小説は十和子の不気味さと意地汚さにより焦点を当てているような印象。

個人的には十和子の精神的な病気の面もっと掘り下げてくれると、面白くて好みだったかな。でもそうすると現実味が強く出過ぎちゃうのかも。ラストの突拍子さも含めて、どこかしらに非現実感の漂う小説だった。

0
2024年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!!!!
けど、絶対的に好きにはなれない本(笑)
とにかく最初から最後まで主人公・十和子を好きになれんかった。心に深い傷を負ってることは分かる。
陣治への嫌悪感みたいなものも描写から理解、共感はできる。けど、だからと言って自分のことを好きな陣治をわざと必要以上に傷つけながらそれで心の安定を保って…しかも生活に関しては陣治におんぶにだっこな上に家事すらマトモにせずに…。
陣治がそれについて何も不満もってないんやからいいんやけど、絶対好きになれないタイプの女。笑
姉のリンちゃんの意見に全面的に賛成!!
確かに十和子は黒崎から哀れな目にあってたけど自業自得というか自分から不幸になりにいってた。どんな甘い言葉囁かれたとしても所詮相手は既婚者で。
そんな相手の信じられへん要求を…のんだのは自分やもんな。好意を利用されたとはいえ。
黒崎のこと恨むのは勿論わかるけど、自業自得としか言いようがない。さんざんリンちゃんにも迷惑かけて。頼る時は頼るのに疎ましく思ってるし都合いいなあって思う。やっぱり十和子嫌い。笑
けど、じゃあ陣治のこと好きかと言われると…
真実が明らかになる最後の最後では嫌いにはなれんかったけど、それまではもうずっと嫌悪感の塊すぎて。書き方がうますぎて…しみったれたうだつのあがらない卑屈な中年男性…どこに魅力ある?!あのコテコテの関西弁も相まってすごい気持ち悪く感じちゃった。2人だけの時も嫌悪感やねんけど、電車の中、飲食店、そういう場所で周りからの目がある時になおのこと郡司を恥ずかしく思って疎ましく感じられるのとかすごいリアルやった。すぐ「揉んだる」って言うのもイヤ。笑
でも、じゃあそんな陣治を見下せるほど十和子がいい女なのかって言うとそんなことも無いねんよな。性格とかそういう話でなく客観的に。結局はお似合いやったんやろうなあ…
そんな十和子やけど寂しいとか男にすがりたいとかそういう気持ちが出てるのか、水島みたいな奴に目をつけられる。美人でもないのに。
最初また時計の件でクレーム言い始めてスッキリしてる十和子見てなにこれ最悪って思ってたけど、まさかそこから恋愛に繋がるとは思わんくて嘘やん?!てなった。あんたが相手に?!て。
水島は十和子をバカそうな簡単に黙せそうな女として見てたんやろうけど、とんでもない女に手を出したんやでって感じ。

真実も結末も意外過ぎたけど妙にスッキリして納得感あった。

0
2024年02月22日

Posted by ブクログ

嫌な大人、嫌なという言葉では甘すぎる…
クソな大人たちしか出てこなく、思い返して浸りたい部分も特にない。

しかしこの物語でしか表現されることのない“胸糞悪さ”と“恋”(これを当てはめるのはかなり躊躇する)があり、読んでいるうちは妙に癖になる。中盤くらいまでダラダラと十和子と陣治の描写が続くのがちょっとしんどい。

0
2024年02月15日

Posted by ブクログ

前半部分は、正直主人公にかなりの嫌気が指した
だが、このままどう結末を迎えるか気になり完読
若干真相のイメージがついていたが、最後の畳み掛けは想像を越えた
自分的には重い1冊

0
2024年02月12日

Posted by ブクログ

ストーリーは面白いけど冗長な感じがしました。
女性の嫌な部分を突きつけてくる作家さんだといつもおもいます((꜆˙꒳˙)꜆読後感がもやもやするのにストンとする不思議な本でした。

0
2022年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

よくわからなかった。

ラストの陣治の心境や十和子のどこがなにがいいんやろか?
人を殺しといて忘れてしまうことや
あそこまで酷いことされといて未練ある?とか

本当によくわからなかった。

0
2022年12月08日

Posted by ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)
八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。「黒崎が行方不明だ」と知らされた十和子は、陣治が黒崎を殺したのではないかと疑い始めるが…。衝撃の長編ミステリ。

令和4年11月1日~6日

0
2022年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画のシーンを追想しながら読んだ。
9割くらいのところから一気に引き込まれる。

ストーリーの紡ぎ方は、映画のほうが好き。
陣治が落ちる瞬間に過去のシーンを振り返る。
映像ならではの手法かもしれないけど。

田口ランディのコンセントに似た空気感だった。
読むタイミングが悪いと引っ張られてしまうかもしれない。

0
2022年07月07日

Posted by ブクログ

世の中混沌とした時代を反映したような作品でした。
リーマンショック、政権交代と先行きが見えない時代を反映したような作品でした。
ストーリーの展開、結末が新鮮でした。
でも、ちょっとだけおっかなかったです。

0
2022年05月22日

Posted by ブクログ

途中まで主人公にも陣治にも嫌悪感を抱き続けていたが後半から変化が。気味の悪いストーリーも文章もぐっと引き込まれて止まらず一気読みしてしまった。
しかし、ここまでの不快感を描けるのは本当にすごいな笑

愛と憎しみは表裏一体でその中間はないのだろうか…。

0
2022年03月24日

Posted by 読むコレ

うわぁ...これは凹むなぁ...。登場人物の全てがデフォルメした
人の弱さ、狡さ、穢さ、不器用さを持ち合わせ...etcを
撒き散らかしてくれます。活字なのに読んでいて、
精神的に参るような臭いを放ってます...。
こりゃ...重たい。

なのに目を逸らすことなくページを捲り続けるのは...
何か救いが待っているから...という期待と、
この嫌悪感は人間の放つものだから...自分も
持っているものだからやめられないのか...。
淡く持った救いに対する期待にこの結末で
迎えられたら...凹みます(笑)。

黒い...黒すぎる!湊かなえの比じゃねぇっす。

0
2013年02月20日

cEo

ネタバレ 購入済み

沼田作品2作目

半分ぐらい読んだところで、中々、話が進まないためとばし読みしてしまう。
途中オチに気付いてからはトントン拍子。
ユリゴコロについで沼田作品2作目という事でオチがわかってしまったのと登場人物の誰も好きになれなかった事から割りと苦痛時間が長かったかな。

0
2018年10月11日

「小説」ランキング