【感想・ネタバレ】鼠、江戸を疾るのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年08月14日

江戸の時代小説。
鼠小僧。名は、甘酒屋次郎吉。
妹、小袖と2人暮らし。

江戸の庶民の人情物語。
侍や大店のご主人の無理をかわす。

起つ
泳ぐ
化ける
討つ
騒ぐ
落ちる
の6編。

かっこいい兄妹の活躍にもかかわらず、
万事丸く収まるわけではないところがものがなしい。

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Posted by ブクログ 2021年03月16日

内容(「BOOK」データベースより)
「表」の顔は、「甘酒屋次郎吉」と呼ばれる遊び人。しかし、その「裏」は、江戸で噂の盗賊・鼠小僧。一介の盗賊に過ぎないが、正義とやらにこだわって、一文にもならない事件に首を突っ込んでしまう。それもみな、江戸が故郷だから。この町で暮らす人々の幸せを見るのが何よりも好き...続きを読むだから―。今日も妹で小太刀の達人・小袖とともに、ひたむきに生きる庶民を助け、力を振りかざす強きをくじく。痛快エンタテインメント時代小説。

令和3年3月15日~16日

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Posted by ブクログ 2019年12月30日

新幹線の道中に読むために駅で買った。昼は遊び人、夜は鼠小僧として暗躍する主人公。勧善懲悪の時代劇。

鼠、起つ(2003年12月号)
鼠、泳ぐ(2004年1月号・2月号)
鼠、化ける(2004年3月号・4月号)
鼠、討つ(2004年5月号・6月号)
鼠、騒ぐ(2004年7月号・8月号)
鼠、落ちる(...続きを読む2004年9月号・10月号)

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Posted by ブクログ 2018年05月05日

江戸時代を舞台にした時代小説、たまらない。
鼠の人柄もいいし、妹の存在も大きい。楽しく読み進めてしまう。

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Posted by ブクログ 2016年07月28日

後表紙の編集者の解説は以下の通り。

「表」の顔は、「甘酒屋次郎吉」と呼ばれる遊び人。しかし、その「裏」は、江戸で噂の盗賊・鼠小僧。一介の盗賊に過ぎないが、正義とやらにこだわって、一文にもならない事件に首を突っ込んでしまう。それもみな、江戸が故郷だから。この町で暮らす人々の幸せを見るのが何よりも好き...続きを読むだから―。今日も妹で小太刀の達人・小袖とともに、ひたむきに生きる庶民を助け、力を振りかざす強きをくじく。痛快エンタテインメント時代小説。

「一介の盗賊に過ぎないが、正義とやらにこだわって」というところが、世の社会派時代小説とは違うところ。鼠は割と簡単に千両箱を盗むことができるので、生活には困っていない。しかも、そもそも法を破っているのだから幕藩体制下の法治主義からも自由である。幕藩体制を覆す野望は決して持たないし、持つはずもない。しかし、視線は常に庶民から離れないので、殿様も金持ちも間違っていると思えば、容赦なく罰するだろう。藩がお取りつぶしになれば、多くの家族が路頭に迷うのでどんな悪大名でも殺すようなことはしない。そのさじ加減が実によい。明らかに作者赤川次郎の分身だろう。

実は滝沢秀明主演のシリーズ1は見逃した。シリーズ2は全編録画したから、順番に観た。それで長い事積んどく状態だったこの本を読んだ。鼠シリーズの一巻目なので、7編の短編からなる。ちょっとお得な一冊である。鼠と相棒の妹があまりにも万能なので、ちょっと妬けてしまうが、今の時代、これぐらい明るく悪を討ってくれないと鬱ってしまう。実は赤川次郎の小説を読んだのはこれが初めて。ずっと読まず嫌いでした。ものすごく読みやすいけど読み始めると、その後ろには広大な海が横たわっているのを知っているのでできるだけこれぐらいにしたい。

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Posted by ブクログ 2015年12月30日

赤川次郎さんの作品はどれも読みやすいので、気軽に手にとることができるのがいい。この「鼠シリーズ」も次郎吉と妹の小袖の兄妹の関係がすごく素敵だと思った。ずっと読んでいきたいシリーズの一つです。

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Posted by ブクログ 2014年01月12日

14年1月からNHK総合でドラマ化されてるシリーズの原作と云うことで読んでみましたが、赤川さんらしい読みやすい文章で、面白かった。
タッキーと忽那汐里はあってるように感じる。

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Posted by ブクログ 2012年06月13日

赤川次郎さんの鼠小僧シリーズ第一弾

表の顔は「甘酒屋次郎吉」と言う名の遊び人。
裏の顔は誰が呼んだか江戸を騒がす盗賊・鼠小僧。
盗人なのに金にならない事でも首を突っ込まずにはいられない。
江戸の庶民の為に今日も江戸を疾る

面白い。さすが赤川さんが書いた鼠小僧だけあってユーモラスに仕上がってますね...続きを読む。読んでいてとても気持ちよくなる小説でした。
鼠小僧が動くのは純粋な正義の為だけじゃ無いところがまたいいと思う。バリバリの正義の味方だけじゃなんとなく面白くないですし。。それに金の為に動いて無いのに結局悪人から金目の物を失敬してくるのあたりが笑えた。

次郎吉は妹の小袖と二人暮らしで小袖は小太刀の達人。その並の男では敵わぬ腕前でちょいちょい兄を助けているが、小袖は兄が鼠小僧である事を受け入れているだけじゃなく誇りにさえ思っているようにも思えた。
嫁に行くように次郎吉に言われた小袖は「小太刀で私に敵うひとなら。」と返している。この言葉が二人の関係性を物語っていると感じました。
この二人だからこそ鼠小僧は金だけではない盗賊をしていられるのだろうと思え、次回作の展開とともにこれからの二人を楽しみしていきたいと思います。

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Posted by ブクログ 2016年02月12日

赤川次郎の描く江戸の世界。時代物。
ただ中身は彼の特異な泥棒さんの話なのだけど、まあ、彼は悪くない?泥棒さんの話が好きなので、そういう意味では、鼠小僧は義賊の最たるものですから、なるほどと頷ける。
本作の鼠こと次郎吉は、妹と二人暮らし、この妹もなかなか変わってるので、彼らの来歴なんかもいつかシリーズ...続きを読むで紹介されるのかなぁ。
見ず知らずの町でちょっと会っただけなのに、いきなり翌日次郎吉の家を訪ねてきたりして、そんなわけあるかよ展開がそこここにありますが(笑)
積極的に買っていくかは微妙ですが、機会があれば読んでみたい。読みやすい短編式なので。移動中やお昼休みの読書などにはもってこい。

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Posted by ブクログ 2014年03月28日

ドラマ化もされたことだし、せっかくなので最初から読んでみることにしました。良くも悪くも赤川次郎的な一冊でした。

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Posted by ブクログ 2014年08月12日

弱きを助け強きを挫く鼠小僧!
表紙に惹かれて読みました。やっぱり好きです勧善懲悪もの。淡々と話が進んでいく感じだったので、もうちょっと人情ものならではの余韻が欲しいな~とは思った。

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Posted by ブクログ 2012年05月03日

短編集になっていて、ひとつひとつどれから読んでも大丈夫、な内容で
起承転結がものすごくはっきりしています。
そのまんまの意味で『時代劇もの』でした。

鼠をする兄と、知っていても別段…な妹。
どちらも腕に自信あり、な感じで、特に危ない感じもなく
淡々と話は進んで終わっていきます。
何かが起こる→覗き...続きを読むに行く→濡れ衣な人がいる→真相を暴く、という
ある意味王道なので、安心して読めるものでした。
が、それ故にわくわく感はなし。
ご都合で、というわけではないので
話のつじつまはきっちり、でした。

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Posted by ブクログ 2011年08月11日

鼠小僧である次郎吉が妹の小袖と組んで、時に理不尽な事や
町の人からの頼まれ事なんかを解決していく人情物語。
印象としてはテレビの時代劇のようです。
短編集だし軽くてわかりやすい。
悪くは無いんだけど、ちょっと物足りないかなぁ

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Posted by ブクログ 2011年06月27日

なんだかんだ言ってシリーズ制覇。
めんどくさいこと抜きですいすい読める娯楽本。
でもこれ、鼠小僧が主人公じゃなくてもいいよね。

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Posted by ブクログ 2011年07月17日

これもたなぞうで教えてもらった本。(最近はそればかりか^^; ありがとうございます!)赤川次郎がこんな時代物を書いていたなんて知らなかった。楽しんで読めました。鼠小僧と妹小袖、それぞれいい持ち味です。いい兄妹なのになぁ、やっぱり最後はつかまってしまい無残な最期となるのかなぁ、などとちらっと考えたりし...続きを読むたせいか、明るいだけの気持ちではなかったけれど。一話一話はテンポ良く進むのでTVドラマになりそうです。私としては土曜夜NHKである30分の時代劇シリーズにぴったりではないかと思ったりしているのですが。

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