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Posted by ブクログ
所謂“世代論”を切り口に、日本のコレカラまでを考察した一冊。会社という組織の有用性、具体的なアクションの指針として著者が掲げた「楽しい上下関係」など、学びに溢れた一冊。山本さんらしい、上質な“視点”を学べる。マーケターも一読の価値大アリ。
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ビジネスの視点から世代論の功罪について説明した本。世代論の概説には役立つし、学ぶところも多いのだが、引用元が明確でなかったりと、根拠にやや欠けるのが難点。ベター候補。
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世代論が及ぼすコミュニケーションにおける”弊害”にスポットを当てつつ、その被害を被ることが最も多い「イマドキの若者」のリアルを著者なりにまとめた一冊。
視点が興味深かったですね。
でもこれはマーケターなら一度は感じたことのあるジレンマだと思う。
ある人間の塊の特定の特徴を強調して、レッテル化する行為は、
資本主義社会のマスマーケティングでは、ある種、割り切りを前提として、
絶対にどこかのレベルでやらないと話が帰着しない部分が事実ある。
「若者も人それぞれですからねー」じゃ、何にもできないわけで。
それは認めつつも一方で、
実際、リアルに人と人とが相対してコミュニケーションをとるべき日常で、
世代論がいかに、相手を直視するうえで妨げになっているか。
そここそ、この本で一番アラートしたい部分だったのでしょう。
個人的には、まさに「世代論」を作ってマーケティングに利用せんとする
職域を担っているので、耳が痛い部分もありつつ、
ちゃんと生身の人間と向き合って、相手を理解してあげられたらいいな。
売り手の論理だけではなくて、生活者・一般の方々が、
何をわかってほしいとこころの奥底では思っているのか。
そちらサイドに立っているくらいが本質的にはいいんだろう。
自分なりにいろいろ考えるきっかけになったので、
本そのものの内容以上にいろいろ学べて良かったっす。
Posted by ブクログ
若者のカテゴライズとして、昔は「太陽族」「タケノコ族」と若者の文化を表していた。それが「新人類」など、若者の経済行動を表す言葉に変化し、現在では「ロストジェネレーション」など就職を表す言葉に変化した。
このころに逃げを目指す上の世代、割を食ってる下の世代の資本分配の壁が生まれ、上が下を揶揄するのに「ゆとり」と呼び、下が上を揶揄するのに「老害」と呼ぶようになった。
そして過去の行動的なデモは起きず、世代間では冷戦状態になっている。
この状態に対して、どうすれば世代間での対立は収まるのか。検証する。
Posted by ブクログ
"〜世代"のレッテルをはがし、「共通する何か」を発見し、それぞれの状況を踏まえて、違いを認め合おう。
情報過多になって、情報レベルで思考停止。メディアのベースが広告にあるというのも、ゆがみを生じる原因なのか。
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世代の語られ方に興味があった時に出会い購入。50代半ばの今時の若者は…という安易な括り方にフラストレーションを感じ、バブル経験の無い私たちがどんな風に捉えられているのか知りたいと思っていたので面白く読めた。偏らない着目点や、ライブドアの踏み絵などわかりにくい40代と30代の間にある差などは勉強になった。
しかし後半は少し先を急ぎすぎてて、引いた目線とよった目線でじっくり見て世代間の冷戦状態をとかして行きましょう、というもやっとした結論が残念な感じがした。