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サラリーマンVSなにわのやくざ!
テンポのいい展開で一気に読み進める!!
ハラハラドキドキ感が堪らない作品。
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新製品発表会議に出席するため初めて大阪を訪れた坂田。
しかし立ち寄った将棋会館で彼のアタッシュケースは取り違えられてしまった!しかもそれは大阪生粋のやくざの手に・・・。間違われたアタッシュケースの中身は闇取引に使われるはずの5000万だったのだ。
奪われた5000万と自分のアタッシュケースを取り戻すため、そして追跡中出会った真弓を助けるため、東京の平凡なサラリーマンが大阪の街をひた走る。
坂田はアタッシュケースを無事取り戻す事が出来るのか!?
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それにしても、この主人公決して平凡なサラリーマンじゃない気がする・・・
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こんなに不運な人いるの??
と思うほどに不運。。
大阪をよく知る自分としては、大阪の地名や立地が分かる分想像力がしっかり働いた!
方言がゴリゴリの大阪弁なのは時代のせいもあるのかなとスルーできた
ほぼほぼ一晩の話でかなり疾走感もあって、次々に起こる想像だにしない展開にずっと驚かされた
とりあえずケンさんにはしびれました!
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サラリーマンが気づいたらヤクザを相手に体を張って闘っているという考えられないような話。
一晩のできごとだがそんなことを感じさせないほど色々なことが起きる。
テンポ良く一気読み。
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東京の大手製菓会社に勤めている勇吉は、変哲もない普通の男。その勇吉が新製品のプレゼンの為大阪を訪れた。新製品のチップスの入った銀のアタッシュケースが、ひょんな事でヤクザの取引用のアタッシュケースと取り違えられてしまった。翌朝の会議開始迄になんとしても取り返さなければならないのだが、取り違えたチンピラを追ううちに、ヤクザ同士の一触即発状態の只中に巻き込まれてしまうので有りました。
この本は大好きなので売る度に買戻しかれこれ3冊目です。新装版の方がかっこよくていいですね。
さてこの勇吉ですが、女性から詰まらないと思われてしまう位普通で、到底ヤクザに対抗なんてできません。殴られて蹴られてプライドずたずたなのですが、出会う人たちに助けられながら精一杯奮闘します。
大名作とは思わないのですが、僕は大大好きです。偏愛しています。
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東京のサラリーマンが出張先の大阪で大事なアタッシュケースを奪われる。
その中には明日の会議にどうしても必要な物が!
だけど、取り返す相手はなんとヤクザだった…
不運なサラリーマンが大阪の人情に触れながら、大阪のヤクザに対抗していく。
そのはちゃめちゃさがなんとも面白かった~!
2015.8.19
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久しぶりに読んだ大沢さんの本。
とはいっても、1993年の作品。
大阪が舞台の作品なので、梅田、ミナミ、藤井寺、鶴橋、大国町、住之江などなど、懐かしい地名がたくさん出てくる。
あっという間に読み終わってしまったけど、一晩で大阪の街を駆け抜けたような気分
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肩の凝らないストーリー。
ちょっとした空き時間ができるたびに読んだ。
ハードボイルド系特有の陰鬱さや固さは薄められ、軽いタッチの物語になっている。
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大阪の街、普段生活している地理を駆けずり回ってくれるので、色々ニヤリとしてしまいます。大阪が舞台のこういうの、貴重ですよね。
一気に読めちゃうスピード感。
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大阪の街並み案内のような小説。
一日足らずの出来事とは到底思えない。
ドタバタ劇のようでいて、綿密な計算も伺える。
続編?もあるようなので読んでみたい。
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面白かったという意味で★4つ。
タイトルの「夜明け」というのは何かの象徴かと思ったけれど(人生の夜明けとか、そういった類のもの)、言葉の意味そのままの夜明けで、タイムリミット付きのハードボイルド(なのか?)小説だった。
また、大阪指南書としても有効。
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新宿鮫、アルバイト探偵に続いてこれを読みました。今まで読んだ中では1番軽く読めるかな、という印象。
マフィアやスパイが敵じゃなくて、敵がやくざだったからかもしれません。やくざが軽いというのもどうなんだ、という感じですが(笑)
他のシリーズのように主人公のここが魅力! と強く言えるようなところはありません。だからこそ、普通のサラリーマンに降りかかった大騒動らしくあったのかなと思います。
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テンポがよくて、極上のエンターテイメント。なんか「暁の死線」を思い出しました。そう言えば、久しぶりの大沢在昌作品。アルバイトアイとか、新宿鮫とか昔読んだなあと思い出しました。
主人公が魅力的で続編も読みたいと思いました。
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何年ぶりだろうか、大沢在昌。
そしてこの作品は20年以上前の作品。
当然、携帯電話もないのだ。
東京から出張できた会社員が
将棋会館で怪しげな男とアタッシュケースを間違えられる、
彼は明日のプレゼンで必要な資料が入った自分のアタッシュケースを
取り戻すべく走る!という
ありがちっちゃぁありがちな設定。
スピード感あって面白い、息切れするくらい走って走って
痛いし、怖いし、もう大変。
そうだなぁ、今なら、誰をキャスティングするかなぁ。
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1月-4。3.5点。
とてつもなくついていない、サラリーマンを描いた小説。
手違いで、アタッシュケースを盗まれる。実はやくざの取引の勘違い。
知り合った女性とともに、やくざに拉致られ、取り返せと迫られる。
読みやすい。一気読み。
設定にムリ感があるが、主人公があまりに普通すぎるところが、リアル。
シリーズ。次作も楽しみ。
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随分と古い話だと思って読んでいたら、既に20年近く前の作品なので、さもありなん。バブル後の暴対法が施行された前後の話なので、話は古いが、ストーリーは急転直下に問答無用で展開するノンストップムービーの様な話で、一気に読み終わる。人物関係が偶然にしては出来過ぎではあるが、そうでないと援軍が登場しないお先真っ暗の展開になってしまい、話が進まないのでしょうがないだろう。やくざは、そんなに甘くないのではないかと思うが、その辺は大阪人情物で舞台が舞台だけあって、まあ有りかもと思わせられてしまう。
Posted by ブクログ
もうね、これ映像化に向いてる、と思ったら既に映画化されているのね。
大沢在昌のハードボイルドってリラックスして読めるから好き。もちろん「ジョーカー」シリーズみたいにハードなハードボイルドもあるけれど。
このシリーズでは情けないサラリーマンが主人公で、自己完結してないからもう読みやすくて。主人公には一匹狼で以下にかっこよく死ぬか、なんてものはないけれど、芯はしっかりしていてというかまっとうで、好感が持てる。肩の力を抜いて、エンターテイメントとして楽しめるのが本当にいいなあ。ユーモアも交えてあって、一気に読めるの。
いろんなことが起こりすぎて、「これ本当に一日の出来事なの」と思ってしまう。それも贅沢じゃない。