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分かりやすく丁寧に解説されているので誰にでも読みやすいと思う。ニュースなどで海外のテロなどの事が報じられる昨今。宗教がらみも少なくない。そのバックグラウンドを知る為に読むのもいいと思う。といっても、広く浅く的な入門書なので注意。
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成り立ち、指導者、それぞれの信仰や宗派など「これってどうなんだろう?」と普段から疑問だった点を非常に上手くまとめてくれています。一つの題材の中で三つの宗教を連続して扱ってくれるので、比較もしやすく飲み込みやすいです。 読み終えてみて、たった224ページでこの情報量か!と驚きました。
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仏教、キリスト教、イスラム教を取り上げている。本書を読んで、強く感じたことは次の2点である。
そのひとつは、宗教というのは、より良く生き、より良く死ぬための先人達の知恵の集積であると思っているが、その宗教を、日本人はいかに簡略化し形や中身をを変えてきたか、ということである。8万4千もあるというブッダの教え、あるいは3千あるといわれる仏教の経典の内容は、一般の日本人は知らない。しかも、例えば浄土真宗では「戒律を守らなくても極楽へ行ける」「阿弥陀仏の力を信じるだけで救われる」と説く。同じ浄土系の時宗では「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで極楽往生できるという。さらに真言宗は(秘密の教義や儀礼が師から弟子へ口伝によって伝授さる神秘的な宗教であるにも拘らず)「遺骨の一部を高野山に納めれば間違いなく浄土へ行ける」と説いたという。このような日本の仏教は、キリスト教や、イスラム教と比較してみると「果たして宗教なのか」とさえ思ってしまう。このあたりの日本人の宗教観については、芥川龍之介の『神々の微笑』を読んでも面白い。
もうひとつは、イスラム教に対 する偏見のない理解が必要だ、ということである。イスラム教は、明治時代になってから、キリスト教国を通して日本に伝わっている。つまり、敵対的な視点から理解している可能性が高い。本書によると「イスラム教徒は、キリスト教徒を神から経典を授かった人達として仲間として扱っており、敵とはしてこなかった」という。さらに、他の宗教と違って「科学的な態度を貫いている」、「民族、国籍、性別、社会的地位に関係なく、全ての人に自人慈愛を与えてくれる」宗教だという。イスラム原理主義運動については、「暴力とは無縁のイスラム社会内部での自浄を求める運動である。イスラム教徒以外の人々に攻撃を与えるような考え方は、そこにはない」という。しかし、「イスラム教には、弱者救済、平等の思想」が強いがために、多くの貧困者を生み出した某自由主義の国に対する敵対心が生じたのだろう。イスラム教は、もちろんテロを正当化しない。
いずれにしても、グローバル社会の中では、国際社会の根底を形作っている宗教をできるだけ誤解なく理解することが大切だ。そして、日本文化を形作った、神道、仏教について、いちど振り返ることは、日本人としてのアイデンティティ―を確立する上で必要なことだ。これらの意味でも、本書が有益であることは間違いない。
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世界の三大宗教について知りたくて読書。
多くの日本人は自分は無宗教だと思っている。しかし、世界的に見ると日本は仏教国か神道の国だと認識されている。サウジアラビアでは入国書類に宗教を書く欄があり、無宗教とすると入国拒否されるとか。それほど宗教と人は密接にかかわっている。
特に日本は戦後教育や近年のカルト問題で宗教についてのアレルギーが強いと言える。
身近な仏教ですら知らないことが多い。
タイとかかわることも多いので、上座部仏教については知識として知っておきたいところ。
仏教の三法印は、今回初めて知った。
諸行無常、諸法無我、涅槃寂静の3つ。
日本から心理的な距離が遠いイスラムについてももっと学び、正しい基礎知識は知っておきたいところ。
最近、宗教離れが進むと言われるヨーロッパだが、ヨーロッパのあらゆる歴史、芸術、文化に宗教が絡んでいる。キリスト教を理解せずにヨーロッパの成り立ちも現状も理解できないと思われるので重要。
そう考えると世の中まだまだ学ぶことが多い。
ドイツやアイルランド、オランダの大聖堂へ行くとカトリックやプロテスタントではないが、敬虔な氣持ちになり、見えない神に祈りたくなる。その心理は不思議だ。
無主教に近くても日本人は目に見えないものに祈る、願うとうい感覚は理解できる。
読書時間:約1時間20分
Posted by ブクログ
親類の葬儀でイラっとしたのでちょっと知識を仕入れるためによんでみました。宗教って難しい。
それにしても、神とか仏とかはまったく信じない自分ですが、仏教の考え方だけは気に入りました。諸行無常のなんとやら。
「神様が見ている」という考え方も、とらえようによっては24時間365日、自分専属のコーチがついていると考えると、それはそれでいいものかもしれない(不謹慎で失礼)
まぁなにはともあれ、信じるものがある人はいいですね、うらやましくなる。
Posted by ブクログ
0526-0530
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いかに誕生し、どう広まったか? どんな教えなのか…。現代人としてこれだけは知っておきたい、三大宗教それぞれの重要ポイントが、みるみるわかる本。
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再読。
Posted by ブクログ
三大宗教の入門書にはピッタリの一冊。一から知りたい人にはいいと思います。どのようにそれぞれの宗教は格地域に定着していったのか。シーア派、スンニ派やカトリック、プロテスタントはいつから分かれたのか、またその違いは何なのか分かりやすく説明されてます。
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三大宗教の教科書。理解しやすいし、私情を含まずに書かれているので、私のような宗教の初心者には良い入門書である。
この本を読んで、宗教の重要な部分を全く理解してないことがわかった。例えば、ユダヤ教とキリスト教の違いを考えたこともなかったが、ユダヤ教は旧約聖書だけを聖典としていてイエス・キリストは認めているが、救い主としては認めていない。これはイエスが信じれば誰でも救うわれるという主義はユダヤ人の「選ばれた民」という自負には合わなかったし、又、律法を重んじるユダヤ教の安息日にイエスが人を治したりなどのはたらきを行ったことなどが、律法に反するといった理由からだ。
又、イスラム教についても知らないことが多いことがわかった。イスラム教はキリスト教とは兄弟宗教のようなものだという。そして、現在ニュースで飛び交うシーア派、スンニ派、イスラム原理主義についても大まかには理解できてよかったと思う。
そして、現代の宗教による対立について改めて考えてみると、私には宗教というものがますますわからなくなってしまった。例えば、イスラム教はそもそも異教徒を許さないような教えはないし、キリスト教もイエスは隣人を愛せ、という。しかし、内部や他宗教同士の憎み合いはなぜ起こる。これをきっかけに戦争と宗教に関する本について読んでみようと思った。
わたしのように、ニュースでは少し耳にしたことはあるけど、他国の宗教についてはほとんど知らない若者は多いと思う。この本はわかりやすく、あっさり読めるのでぜひおすすめです。
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わかりやすい宗教入門書。三大宗教についてトリビア式に知ることができる。日本人の場合、ベースとして宗教が根付いていない部分があるが、世界へ目を向けるという点で最低限の宗教に関する知識は持っておいて損はないはず。「宗教に興味はあるけど、今さら聞けないよ…」という人にオススメだ。
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3大宗教の基本的知識を収めた本。異文化と接する際に必ず宗教的な知識がないと相手のことを理解できないこともある。外国に対する固定観念をなくすのに最適な良書です。
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仏教・キリスト教・イスラム教のそれぞれの成り立ちや基礎の思想、信仰の仕方など分かりやすくまとめられていたので楽しく読めた。時間が余ったときに読むのがオススメ。 かいつまんで説明してるので、興味を持った部分を自分で調べて掘り下げるのも面白いかも。
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歴史を学び宗教が与えてきた影響から宗教について一般的な知識を得ようと思い手に取る。
世界の宗教の違いやどのように成立してきたかをまとめてある。
わかりやすい。
キリスト教を中心に比較してみる。
世界を神がつくり、イエスはその預言者である。ユダヤ教との違いは、旧約聖書には世界がどのように作られたかを記載してるのに対して、新約聖書はイエスの普及について書いてある。ユダヤ教はイエスを認めずにキリスト教と分離したのだが、その理由は律法を厳しく重んじるユダヤ教にとって、形式を守らずがむしゃらに人々のためになろうとしたイエスは認めなかった。
イスラム教はイエスを預言者のひとりであるとし最後の預言者ムハンマドが開祖であると認識している。
それに対してキリスト教ははいそれと認めることもなく、エジプト半島を中心に勢力を拡大することも背景にあり、現在の対立状態にある。
またイスラム教は近代化に賛成したスンニ派と反対したシーア派に分かれる。
細かい知識がたくさんあるので体系的にまとめるのが難しいです。笑
とにかく、基本的なことは書かれていてわかりやすいです。
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世界の数ある宗教の中でも信者が多い&歴史のある キリスト教、イスラム教、仏教の、三大宗教についての基本が書かれた本。わかりやすかった。
自分自身は、仏教と八百万の神様とのあいのこみたいな感覚かな。
宗教って、奥が深いようで、実はうすっぺらくもある。信じる信じないの部分て紙一重だと思う。
Posted by ブクログ
タイトル通り、仏教・イスラム・キリストについての入門本。真新しいところはないけど、綺麗に整理されてるので分かりやすい。比較しながら書かれてるのもイイ。
次はもう少し深堀したものか、または実際の経典の軽い口調なのを読みたい。旧約聖書はキリスト教的にもイスラム教としてもゆっくり読み返したらなかなか面白そう。
Posted by ブクログ
仏教とキリスト教とイスラム教の基本(?)が平易な言葉で説明されていて読みやすい。
・「開祖」はどんな人物でいかに教えを広めたか
・「聖典・教典」には、そもそも何が書かれているのか
・三大宗教は私たちにどんな「教え」を説いているか
・どんな「宗派」がありその違いはどこにあるのか
・「死後の世界」はどう考えられているか
など。
続編(?)の『もっとよくわかる世界の三大宗教 かなり素朴な疑問・篇 』と姉妹編(?)の『常識として知っておきたい日本の三大宗教―神道・儒教・日本仏教』も読んでみたいかも。
Posted by ブクログ
仏教とは「すべてのものは変化し、実体がないのが真理なのに、いつまでも変わらないと勘違いして、執着するから苦悩が生まれる。そして、苦悩は無知や欲望が原因であることに気づき、その無知や欲望を断ち切ろう」という教えである。
キリスト教における三つの罪:?原罪 ?行いの罪 ?思いの罪
イスラム原理主義の潮流は19世紀末にあり、当時はイスラムの教えに立ち返ろうという精神的な回帰運動だった。それが第二次世界大戦後、独立を果たしたのち、イスラム圏では貧富の差が拡大するなど、社会矛盾が拡大していった。そこで、イスラム教の教えからはずれた社会を正しいかたちに戻そう、という動きが顕在化した。
大乗仏教:だれでも仏になれる 上座部仏教:出家した僧侶のみ悟りを開ける
キリスト教としては、イスラム教がイエスは神の子ではないといったのが気に入らず、しかも瞬く間にアラビア半島じゅうに広まり恐れを抱いた。
ジハード:もともとは、アッラーの教えのために努力すること、苦労に耐えること、自己の欲望を抑えるように鍛えることを意味した。