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出版から数年がたち、内容はややふるいこともあるが、HTML5をキーワードに、今後のIT産業の進む方向性を示した良書だと思う。
内容は、概要、HTMLの歴史、アップル・グーグル・マイクロソフトのHTML5への動き、日本のIT産業の動き、出版業界やテレビ業界等のマスコミの動きについてまとめている。
新書という形ではよくまとめている本だと思う。
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最近、「HTML5で世界が変わる」というフレーズを聞くけど、「で、何がどうなんの?」と思っていたところ、フレッシュマン達推薦のこの本に出会いました。もちろん、今さら、言語を覚えて自分でHTML5を書こうというわけではありません。HTMLやウェブの歴史、HTML5できる様になることの意義、アダビ対アップルのフラッシュをめぐる戦いの背景等が良く理解できました。技術的な進化に加え、熾烈なビジネスの駆け引きが行われているのですね。最近、我々が日常、PCやスマホで使っているサービスは、そういった駆け引きから生み出されていると思うと、感慨深いものがあります。
グーグルやアップルといった企業は、こういったウェブ進化の技術的見識と事業的見識の両方を持ち、技術と事業を両輪としたビジョンを描ける経営者が、企業を躍進させているのですね。
日本メーカーも、ウェブ進化の本質を理解し、各自の強みと擦り合わせば、まだまだチャンスはあると思います。著者の小林氏の様な、サイバー世界でのグローバルな戦いを理解している方の、サーバー世界での日本メーカー復活のリーディングも期待します。
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最近よくこの言葉を聴いていてキッチンになっていたのと、前々からプログラミングの勉強をしたかったので、読んでみました。詳細な解説で良書だと思います。
この本は僕がHTML5の勉強をしようとは思ったものの、テキストになるような本があまりにも分厚かったので、何とか入門書になるようなものはないかなと思っていたときに見つけて読んだものです。僕も近い将来にWebサイトをHTML5で記述できることを目標にしていますので。大変有意義なものでした。しかし、このHTMLという言語、5に行き着くまでにずいぶんとまた紆余曲折があったことを、この本を読むまで僕はまったく知りませんでした。いま、この本によると、主にグーグルとアップルの間で、スマートフォンとブラウザーにおける戦争がここまですさまじいものだと、改めて思い知ることができました。
HTML5は将来のインターネットにおけるプラットフォームになり、まったく根底からすべてをひっくり返すものなんだと。そういうことが詳細な解説とともに前編にわたって展開されていて、新書ながら濃い読書体験ができました。アップルがクローズドの状態で囲い込んだ状態で展開されるビジネスモデルとグーグルの提供するアンドロイドやOSのクロームがもたらすオープンなモデル。最終的な軍配はどちらに上がるのかはわかりませんが、僕もHTML5について、もっと勉強を重ねて、自在に操れるようになって、この戦いの末端に加わることができれば、エキサイティングな人生が開けてくる、そんな気がしてなりません。
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HTML5はウェブの規格のみならず、各社が支持していることからウェブアプリの基盤となり、テレビを初めとした家電や電子書籍などのメディアについても巻き込んで、Web of Thingsの発展を促すといった内容。
日本のテレビ放送の規格は、正力松太郎によってアメリカのNTSC方式が採用された。欧州とアフリカのPAL、かつてのソ連を中心とする社会主義陣営がSECAMだったが、中南米諸国やフィリピンではNTSCが採用されたという歴史がある。
デジタルテレビ番組のデータ放送の記述言語に使われているBMLは、HTMLをベースにしているが、互換性はなく、日本以外で採用されているのはブラジルだけ。
日本の出版業界が採用しているデジタル出版の規格は、シャープが開発したXMDFで、欧米で採用されているEPUBなど、国や地域ごとに独自の規格が採用されている。
データ放送もデジタル出版も、HTML5によって世界的に規格が統一されていくことが予想される。
4年近く前の発行だが、まだ読みごたえはあった。
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次世代ウェブの標準規格となるHTML5はウェブやITの世界を超え、この世のありとあらゆるモノの新しいプラットフォームとなり、新たな市場を生み出すものである。HTML5の技術的側面よりも、社会的側面を俯瞰してコンパクトにまとめた本。2011年の発行だが、まだHTML5の流れは始まったばかりだし、今後のウェブ・ITを中心とした世界の流れを見ていくのにいろいろな視点やヒントを得ることが出来、参考になった。
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文字通り「HTML5」標準化への道のり、そしてGoogle、Apple、MicrosoftなどのIT業界の巨人たちの動向を探った一冊。
今までおぼろげながら記憶してたHTML5について、正確な理解を得ることができた。
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HTML5を中心に、今とこれからのメディアについてのお話でした。
Apple、Google、Microsoftなどが出版やテレビなどにその勢力を伸ばそうとしているのは事実。ユーザー側も、コンテンツを発信している側も、その流れにうまく乗らなければいけませんね。
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まだ策定中の技術にも関わらず、HTML5はすでに流行に敏感なウェブサイトでその高いポテンシャルの片鱗を見ることができます。そんなHTML5を使って、今できること、これから出来るであろうことが書かれています。
HTML5がウェブサイトに更なる革命を起こし、ハードウェアであるパソコンの存在価値すら変えてしまう力を持っている。さらにそれがなぜ起こるのか、世界の名だたるIT企業が今何を考え、次の一手をどう考えているのか、というところまで踏み込んでいて、結構目からうろこでした。
ああ、これから第2のIT革命とも呼べる時代が来るんだなあと読んでいてワクワクしました。読み進めるうちにITに特化した経済書にさえ思えてくる。
iPhoneから始まったタッチパネルでのネットサーフィンはWindows8で本格的に加速するでしょうし、IT企業の最前線の方には当たり前過ぎて物足りないかも知れませんが、私のような”ITは好きだけど土俵の外でじっと見守っている”というような人間には興味さえあれば、なかなか楽しめる本ではないでしょうか。
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HTML5って何?と思っている人の入門書に最適です。今までの経過や方向性について書かれており、初心者にわかりやすいです。これを読んで、技術書に進んだほうが、目的がはっきりすると思いました。いろいろキーマンが出ていて、より深く知りたい場合の手がかりになると思います。
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技術的な細かいところではなく、世の中に与える影響とか歴史的位置づけとかそのあたり。
デファクトスタンダードをめぐるApple、Google、Microsoftそれぞれの戦略とか、対立を乗り越えてきたHTML5は覆る可能性は低いとかそのへんは興味深かった。
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ネットの歴史や基本的な用語などをおさらいしつつ、ウェブ進化の足跡を振り返り、アップル、グーグルなど、思惑と駆け引きの渦巻く米国各社の動きをレポートする。そして、HTML5の特徴と展望を伝えへ日本のメーカーやメディア企業をチャンスに乗り遅れるなと檄を飛ばす。著者の熱い思いが込められた一冊です。
開発の立場からだと、JavaScriptでネイティブアプリ(WindowsとかiPhoneとかAndroidのアプリのこ)と同等なUIが開発可能な機能強化、HTML文書の論理構造の明確化、異なるブラウザ間の互換性の三つのポイントがとても興味深い。なかでもネイティブアプリと同等のUI作成は、iPhone、Android、WinPC等でアプリ開発が共通になると考えることができる。これはWindows登場以来の大きなパラダイムシフトではないだろうか。
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良書。HTML5のおさえておくべき基本をわかりやすく解説。加えて、HTML5が持つオープンプラットフォームとしての役割、その応用領域としての電子書籍、web on TVなどなど、詳しく解説している。クラウドとの関連、最後に出てくるコンテンツ規制の問題などは、もう少し説明がないと理解が難しいかも。
個人的にはヒットの本であった。2時間もあれば読めるコンパクトさも良い。
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HTML5という次世代(すでに利用はスタートしている。)のホームページのプログラミング技術の可能性について書かれた本である。
この技術はこれから我々の生活の様々なところに恩恵をもたらす。
またこの技術はクラウドコンピューティングについても欠かせないものとなっており、今後の普及が見込まれる。
それに際しての、規格の統一という問題についても触れている。日本の携帯電は独自の発展によりガラパゴス携帯と呼ばれた。
独自の技術を開発することも重要であるが、世界基準に合わせてそのなかで技術を成熟させるということも重要だと思わされる。
ただ、読むに当たって、若干の前提知識を必要とするので、☆4とした。
次世代インターネット、クラウドコンピューティングについて知りたい人は読むべし
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端末、アプリケーションの差異を吸収し、統一的な真のプラットフォームを作るのがHTML5だというのが著者の主張。確かに、マルチデバイス、マルチネットワークの時代になってきた今、HTML5によってプラットフォームも統合される流れが見えているのは事実。
しかし一方で、iPhoneやAndoroidのアプリによって、オープンなインターネットとは異なり、アプリを介したネット利用が確実に拡大しているのも事実。
これから数年で、アプリVSオープンインターネット(HTML5)の壮絶なバトルが展開されるだろう。そしてその結果が、この先10年のインターネットの世界のあり方を決めることになると思われる。
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HTML5が何であるか、それがどんな分野に、どういう影響を及ぼすかという可能性まで踏み込んで書かれていて興味深い。
個人的に勉強になったのは、Internet of ThingsとWeb of Thingsの微妙な違いを説明してくれているところ。その鍵がHTML5になっているという点がよく理解できた。
ただし、HTML5を指してウェブの進化の「最終形」と言っているのだとすれば、それはどうかなとも思った。本のタイトルにインパクトを求めただけのものか、もしかしたら、もう少し丁寧に読めば書いてあるのを読み飛ばしたのかもしれない。
Posted by ブクログ
スマートフォン、タブレット端末、はたまたインターネットTVなど多様なディバイスでインターネットの閲覧ができる今、表現するものが統一されることはとても重要である。
特にHTML5は、ウェブの統一規格になりつつあり、今までそれぞれで表現に苦労していたが、これですべてのものがウェブにつながるきっかけになる。
近年、通信技術も向上し、ストレス無くいつでもどこでもインターネットに繋げられることが可能になった。
今まではインターネット=パソコンというイメージが強かったが、いろんな境目がなくなり、今後、飛躍的に世の中が変わって行く気がする。気づかないうちにインターネットを使っている、そんな時代がきっと来る。
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HTML5という言葉にひとくくりにされている諸技術、そこにたどり着くまでの歴史的変遷、そして短期的な未来展望についてざっくりと知識を得ることが出来る。
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デブサミで展示されてて気になったので買ったままにしてたのをやっと読みました。一年以上前の出版物だけど、最近の情勢に繋がってるなぁと思いながら読みました。
ウェブや電子書籍の出版への直接的な影響は個人的に興味があったのでなんとなく知ってることも多かったですが、プラットホームやビジネスモデルなど抽象的なレベルでの分析は「そういうことなんだー」と感じました。また、出版だけでなくテレビ放送への影響についても述べられていました。
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HTML5とかTVの未来とか興味持って読んでみたものの
中々難解だった。
メディアの歴史の話が多いので、
相当興味ある人じゃないと読み進めるのが難しい。
ただ、HTML5というものがどういうものなのか、
という理解には非常に役立った。
Posted by ブクログ
インターネット、web、HTMLの過去から今そして未来のHTML5を基盤とした業界の改革、それに関わり進化させ共に成長してきたIT企業達、その歴史と技術的な進歩や企業のとるであろう戦略を未来予想した本。
歴史と事実関係を想定も踏まえうまく整理されていますが、筆者の独自の観点は特に無いように感じました。
概要をざっくりまとめて知りたい人にはお薦めです。
Posted by ブクログ
HTML5について、技術面というよりもその影響について考えるにあたってのヒントが手軽に欲しくて手に取った本。 何か新しい知見が得られたというと点ではインパクトは弱いが、読みやすい。
第4章でHTML5が「日本復活の鍵を握る」として日本メーカの方がM2Mとそのためのプラットフォーム作りに長けているとしてるのですが、そのご都合主義的楽観には賛同できない。HTML5の流れは、あらゆる人にとってビジネスチャンスかもしれないが、日本やキャリアにとって現状の前提においては有利な状況とはいえないと考えるべきだろう。
この手の新書本に対する需要は、ますますWebの方に移っていくのだろうな。それこそHTML5の表現力を活かせば紙媒体でできなかったことがいくらでもできるはず。
Posted by ブクログ
「HTEML5とはなんぞや」というのをとりあえずざっくり知ることができる
技術的にはあまり掘り下げた説明は少ない
(当たり前って言ったら当たり前だけど)
少々持ち上げ過ぎの感が・・・
Posted by ブクログ
HTML5に期待すべきことが分かりやすく書かれている。それに巻き込まれる家電メーカーや通信事業者なども、混乱しない程度に登場して、ざっと俯瞰できるという新書としては必要十分な情報量。ただ、最終形は言い過ぎだと思う。
Posted by ブクログ
HTML5が素人の私でもわかる。面白かった。今後の通信キャリアは、メディアの素質も持つものになる。Twitterがメディアが特殊なものでない事を知るきっかけになった私としては、納得の結論。