感情タグBEST3
今巻は綺麗事だけでは終わらず、悲しい余韻を残して軍師編が完結しました。
レティがたくさんのタスクに追われて余裕がなくなってからの騎士達への采配は見事でした。
久々に全員が活躍(一名除く)してワクワクしました。
最近、同じような経験をして人に指摘されたばかりだったのですごく印象に残った箇所です。
私も人に任せる→結果が悪くてもそこから改善していくことをやっていこうと思いました。
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丁寧にこうしてほしいと説明し、資料を添えておいた。けれど今回はそれを一切省いて、全てを託す。 手伝ってもらうではなく、任せきる。
そんなやり方をレティは今までしたことがない。
できるから自分でやってしまう、そして完璧にできてしまうから他を頼るということに不安になってしまう。
(でももう……そのやり方では限界が来ている。全てをやりたがる癖は、今のうちに改善しておかなければならない)
任せた結果が悪くても、任せることに慣れておくというレティの目的は果たされる。
楽しかった!
ついに騎士になった!!!!
おめでとうと言いたいけど少しだけ悲しい気分になりました。
これからどんな風になるのか気になる!
最後の終わり方はとってもよかったです!
Posted by ブクログ
春を告げるミモザ祭りの開催中も事件勃発。今回の主役はメルディです。この巻はレティーの成長という意味でもターニングポイントとなる巻ですね。続きが楽しみです。
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大好きな少女小説であるこの、「おこぼれ姫と円卓の騎士」も、早いことでもう11冊目(番外編いれれば12冊)となるようです。最初はどうかなと思う部分もありましたが、今では本当に一皮も二皮もむけ、面白い少女小説になったと思います。凄く微糖だけど、でもそこがいい! その分の破壊力が凄いから! と思っています。
この巻で、前作から続く「軍師編」が一段落。正直もう一つの道にも大分ときめきましたが、メルディはそこに落ち着きますよね。なんだかメルディが出てきた前の巻から、キャラクター同士の会話や絡みも、深みとヴァリエーションが出てきて面白くなったように思います。レティにとって、メルディは欠かせない存在だなと思います。
存在が消えかけていると思っていたデュークも、最後に爆弾を投げてくれました。やっぱりこの2人の辛味がたまらないのです…! 少女小説としてもしっかりと萌えを補給できます。
今回はレティの騎士がまんべんなく活躍し、前半の混沌とした展開も含めて、楽しかったです。レティも人に頼ることを覚えて、なんだか読んでるこちらまでほっとしてしまいました。安定の面白さです。
でも今回は、ほろ苦さの残る余韻のある事件の幕引きとなり、個人的にはそれがとてもよかったと感じました。デュークとレティももちろん好きだけど、メルディとレティの組み合わせも好きです。相変わらず楽しい銀狼公と、今回渋い活躍が光っていたグイード殿下も素敵でした。
南へ外交にいった長男殿下が長く帰ってこないというのは、何かの伏線かなと思いながら、次巻はその長男と一緒に事件が動いていくとにおわせるあとがきもあり、とても楽しみです。キャラクターも魅力的だし、とても面白いと思います。大好きな少女小説のシリーズです。
レティの活躍がもっと見たいなと思ってしまう、お勧めのシリーズです。
Posted by ブクログ
軍師編終了。
ミモザ祭りというイベントの最中、かなり前からたまに出てきていた、レティの元婚約者のマティアス殺害事件の真相が明らかに。
途中、ちょっと怪しいって思っていた、テオドールがやっぱり犯人かぁって、そこまでは予想通りでしたけど、最後は予想外が続いて、最後まで一気に読んでしまいました。
王の間にいたのは一瞬でしたけど、レティがメルディを守るためにした決断に「えー、デュークは?」って思ったら、メルディがテオドールに死を与えて、もっと「えー!」ってなりました。白も黒も一緒にってのが確かに軍師なんでしょうけど、彼には手を汚して欲しくなかったなぁって。
ただ、この件をきっかけにメルディは騎士になる覚悟ができたみたいですし、そろそろ騎士も揃うかな?
登場人物が増えてくるとデュークの出番が減って、ちょっと物足りないと思っていたら、最後にきました。「シャルロッテがいるかもしれない」ってことは、やっぱり、デュークが好きって自覚してきたってことですよね。
かっこいいレティもいいけど、そろそろ甘さUPしてくれないかなぁ。
Posted by ブクログ
いつもかっこいいレティが「シャルロッテが居る…!!!」という驚き方に笑いました。作者さまの表現力すごいです。
ハッピーエンドに限らないからこそ、(個人的には勿論、夢を見たい気持ちもありますが)リアリティが感じられて、しんみりきます。
次回も楽しみです。
Posted by ブクログ
優秀すぎる兄たちのおこぼれで次期王位が転がり込んできたと言われるが、自分が王になることを知っていた王女レティの物語シリーズの11作目。
今回は、国内のミモザ祭りということでちょっと華やかな雰囲気? レティや騎士たちは準備などで大忙しだが(笑)
その間に、レティの婚約者候補だったマティアスの死の謎を調べていた没落貴族のメルディが、命を狙われ瀕死の重傷を負ってしまう。ノーザルツ国の銀狼公やシェラン(妹の方)や白き医師団のオスカーが久々に登場しつつ、かつての事件の悲しい真相が明らかになる。レティの切り札としての婚姻の覚悟と、メルディの騎士・軍師への覚悟が痛いくらい。あと詰め込まれすぎてるレティの力を抜くのが上手になってるデュークと、それで力が抜ける感じになってるレティがものすごく微笑ましくなってきてる。
Posted by ブクログ
シリーズ第11弾。
今回はメルディさんが危ない状況になり、
また、このまま結婚するのか
とてもそわそわしながら読み進めていました。
真実を知って、悲しいこともあったと思うけれど、
それでもデュークさんが言っていたように
これで『よかった』のだと思います。
そして、最後のデュークさんの心配した名前呼びに
ときめきました。
デュークさんのレティさんを想う優しさが
かっこよくて素敵で
2人が幸せになるといいなと思います。
Posted by ブクログ
この作品、比較的どの話も綺麗事で収まってたのですが、ここに来て綺麗事から外れました。少しだけど。
でもその分、すごく悲しいお話にはなりましたが1つ霧が晴れてよかったです。
シャルロッテになるレディがこの先増えるのが楽しみです
2017.10.23
Posted by ブクログ
シリーズ11巻。軍師編が終わった。
いつもと違い何となくモヤモヤするような、物悲しいような気分にさせられたラスト。綺麗事だけではやっていけないだろう状況に直面させられる。その時、メルディが選んだ結末は…。すべては主君のために。
そして、レティもようやく恋心を自覚か!これからどうなるのやら。もう少し恋愛的な展開を読んでみたい。そして、次巻は久しぶりな登場のキャラと物語を動かすとあったけれど、誰だろう?長兄かしら?発売が楽しみ。
Posted by ブクログ
帯外したらレティとデュークが手繋いでて、びっくりして鼻水出ました。
表紙素敵っすね。びっくりした。
さてさて、気になっていたマティアス殺害の真相と、9人目の騎士がどうなるか、がわかる「臣下の役目」
おこぼれ姫はいっつもグイグイ読ませてくれる展開で楽しいので☆5なんですが、今回は納得できないとこがあったので☆4評価でござる。
今回、メルディが下種なことをやって騎士にしてほしいとレティに頼む展開なわけですが、私どーしても納得できなくて。
何かなー、こう、メルディには下種なことをできる軍師になってほしくなかったんです。下種なことしないといけない状態でも、それをしないためにもっともっと頭を使って最善をひねり出せる軍師になってほしかったんです。
現実そんな甘くねーよとか思いますが、物語の中にくらい理想追いかけたっていいじゃねーか。
前回「死んでしまった人が一番かわいそう」って言ってたんだから、例えテオドールが毒飲んで死ぬことが最善で彼自身が望んだ方法であっても、もっと別の道を探してほしかったんじゃよ。
望まない道を通ってでも、レティのナイツオブラウンドとして生きていく道を選んだ、っていうのもわかるんだけどーーーーー。
これから今回のことを糧にゼノンを超えていく軍師になるのかもしんないけど、あの決断は嫌だったのよ、私は。
潔癖だよわかっているよ。
今後私のモヤモヤを払拭する展開になってくれたらいいなあ、と思います。
駆け足すぎ。シリーズで一番微妙
シリーズ中で一番微妙な巻。
筋立てはいつものように面白いんですが、書き込みが足りずに「構想」「プロット」の詳細版を読んでるような、駆け足すぎる内容でした。
序盤~中盤がとくに顕著で、かなり微妙。
凝った筋立てが面白い作品ですが、
筋立てに凝りすぎて他が疎かになってます。
このシリーズは、序盤に前巻までのあらすじが毎度入りますが、あんな調子で序盤~中盤が書かれてしまってます。