感情タグBEST3
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過去と現在を行ったり来たりするけど、ごちゃごちゃにならずにスッキリ読める。綾がアンになった時に、少し性格に高貴さが出てくるように思う。凄惨な殺人事件を巡った話だが、グロテスクな感じが少なくストーリーそのものを楽しめる。
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「時をかける少女 ヨーロッパ編」といえばわかりやすいかもしれない。
父がなくなり、後をついで社長におさまる少女。
スイスとイギリスを舞台に、
切り裂きジャック を追いかける。
現代の切り裂きジャックも現れ、
2転、3転する。
2つの場所と年代を行き来して、
最後は解決へ向かう。
芯の強いお嬢様が、赤川次郎の理想だと分かる。
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大胆なファンタジーが凄くスキ。切り裂きジャックがテーマなのも惹かれる。過去と現代の事件のリンク、格差社会、歴史にケンカを売ったかのような話。霧の中にいるような情景描写がいい。
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期待以上に面白かった。現代と過去を行き来するのだけどタイムスリップ物によくある「混乱する」ことが全くなく、序盤から引き込まれ一気に読んだ。「切り裂きジャック」は知っていたけどこんなに残忍な殺人犯だったとは知らなかった。当時のロンドンの風潮も伺え面白かった。ただところどころ意味がわからない箇所があり、そこが謎。
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職場の同期に借りた。タイムスリップものミステリー。過去と現在の切り裂きジャック事件を女子高生の綾が解き明かして行く。過去と現在の行き来ってどっちがどっちか分からなくなりそうだけど綺麗にまとまってて混乱せず読めた。切り裂きジャックって物語の登場人物かと思ってたけど現実に存在していたのを初めて知った。スッキリ読めたけど綾の設定は欲張り過ぎる気も。女子高生にして母を行方不明、父を事故で失い父の跡継ぎで社長になってスイスにも留学していて霊視とタイムスリップの能力があって…って消化不良起こしそうだったし実際社長になってから会社の話ってほぼ出てこなかった。行方不明になった綾の母は綾と同じ様にタイムスリップの能力があり今はタイムスリップした先で女王様にお使えしている。話の感じからきっと綾が大人になり結婚したら娘が産まれ夫に不倫されまたタイムスリップするんだろうな。でもこの物語に出てくるタイムスリップって自分の未来を変えるとかそういうものでは無いから何の意味があるんだろう…って少し思ったり。
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19世紀ロンドンを震撼させた殺人鬼「切り裂きジャック」をモチーフにした小説です。
21世紀と19世紀をタイムスリップできる少女が、切り裂きジャックの正体を求めてストーリーが展開していきます。
切り裂きジャックという重たいテーマを赤川次郎さんの軽快なリズムで進めていく絶妙な描写がスバラシイと感じました。
まさに事実とフィクションのバランスがいいです。
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小学生の頃から赤川次郎を読み漁り、リッパロロジスト(切裂き魔研究家)を自認する身としては、ぜひ読んでおかなければ!と手に取った。
現代日本からスイス、ロンドン、そして19世紀ロンドンと、話のスケールがどんどんでかくなっていくので結末を心配したが、特に終わりを急いだ感もなく、怒涛の伏線回収っぷりを見せ、無事に終了。
近年の作品としてはかなりの良作と言っていいだろう。
19世紀側の綾である“アン”の父、ラルフ・クラフトは、映画『フロム・ヘル』のアバーライン警部がモデルなのではないか?と感じた。
最後の犠牲者、メアリー・ケリーと恋仲になる、メアリー・ケリーは実際には死んでいない、といった点が共通する。
一つ気になるのは、19世紀ロンドンを震撼させた切り裂きジャックの正体=チャールズ=ヴィクトリア女王の息子?は何者なのか、ということ。
公的に記録の残っている人物としては、ヴィクトリア女王にチャールズという息子はいない。
可能性としては「記録に残せない人物」、つまりアルバート公亡き後、ヴィクトリアと恋人との間に生まれた庶子ではないか?という考えが頭をよぎった。
実際、ヴィクトリアには夫の死後に恋人の存在が噂された。
また、チャールズがなぜ切り裂きジャックになったのかの謎も解明されなかった。
綺麗に纏め上げたのだから、ぜひこれらの疑問も解消させて欲しかった。
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切り裂きジャックの存在は知ってはいたけど、詳しい内容は
よくわかってなかったからドキドキしながら読みましたよ。
いやぁ~初っ端からテンポの速い展開で忙しいのよ。
タイムスリップものなんだけど、本体ごと移動するわけではない。
あっちではアンという名前のお嬢様で記憶は共有している。
1888年と現代の切り裂きジャックの犯人を探す主人公の綾が
お嬢様のくせに肝据わり過ぎ!
さすがに切り裂きジャックの正体には驚いたけど
謎が謎を読んでどんでん返しがあってハラハラドキドキで楽しかったぁ~
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初赤川作品。この人は長ーいシリーズ物が多くて今まで手を出す気に慣れなかった。百年の迷宮シリーズは「切り裂きジャック」「ドラキュラ」と興味のある内容だったので2冊まとめて購入。
ミステリー+タイムスリップ物。読みやすい文章で面白かった!
でも結末部分がちょっと物足りないかな。特にミステリーの部分が。
ラスト手前は泣けたんだけどな。メアリーの決意とかマークとの別れとか。
ちょっと解んない部分→陛下は息子が犯人だと知ってたの?会話を見る限り次で最後にするという条件でわざとメアリーを殺させたっぽいけど。助ける気全くなかったし。チャールズの「夢」って何?
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赤川次郎の大胆なファンタジーが大好きなわたし。過去と現代の事件の繋がり、格差社会にも触れている。切り裂きジャックがテーマなのがすごくいいとおもった。情景描写がまさしく、霧に包まれたような感じがする。
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時空を超えたミステリー、ということで、
主人公の綾が現代とヴィクトリア時代のロンドンを行き来します。
初っ端から綾の父親の死に遭遇して、
たった16歳でひとりぼっち、その上父親の会社を継ぐことに。
この辺りは、昔読んだこの著者の他作品と似た雰囲気がします。
年齢の割りにやたらしっかり者のヒロイン像も。
生前父親が手続きしていたという留学の話を受けて、
もともと帰国子女だった綾はためらいなくスイスへ出発。
更には、もともと興味のあった「切り裂きジャック」の事件の渦中へ。
実は母親は死亡ではなく行方不明だったり、
寝耳に水の社長業をスイスの寄宿舎に居ながら続けられたり。
それも実権を握ろうとする重役を抑えて。
すべては綾に都合良く廻っている感じが付きまといました。
ある意味読者は安心して読めます。
前に読んだのが大分昔なので定かではないですが、
この感じは赤川次郎作品に共通のような気がしました。
ミステリーは、現代ロンドンで切り裂きジャックを彷彿とさせる事件と、
ヴィクトリア時代のロンドンで本物の切り裂きジャック事件の2本立て。
綾がどっちの時代の事件にも巻き込まれて奔走します。
また、父の死をきっかけに顕現した時空を超えるという能力は、
綾が自在に発動出来る訳ではなく、
ヴィクトリア時代では綾は結構危ない目に遭います。
でもやっぱり前述の安心感があるのでリラックスして読めました。
綾の能力や母親について、その他いろいろ気になることもまだあるので、
もし次回作があるなら読みたいです。
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現代と過去をタイムスリップしながら、2つの事件を解き明かす時空ミステリー。
起承転結の起承転まではハラハラドキドキでしたが、結が微妙だったので★3つ。
あと登場人物が多いので、人物相関図があればよかったです。
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十九世紀のロンドンに切り裂きジャックの舞台設定や、スイスの寄宿学校の描写などは魅力的でしたが、途中の展開や結末がちょっと中途半端な感じで、ジャックの正体が唐突に分かってしまったのがちょっと残念だった。
Posted by ブクログ
切り裂きジャックが出てくるファンタジー。
現在と過去を行き来する主人公。
読みやすいし、面白かったけれど、謎のまま終わった部分もあったので残念。