【感想・ネタバレ】最果ての空のレビュー

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感情タグBEST3

BLの枠を超えてます

シリーズの締めくくりにふさわしい最終巻でした。恋愛的な意味では切ない終わり方ですが、主役のブレない生き方が背景と共に描かれていたので、バットエンドな感じはしません。BLの要素を持った1人の人間の人生を描いた物語で読み応えがありました。

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2020年09月03日

購入済み

ついに···

エス シリーズ、スピンオフの最終巻です。
椎葉の義兄さん、篠塚参事官が主役です。
BL要素やラブラブは余り無いですが、この大好きな物語を締めくくる結末は、シリーズを通して見守ってきた、篠塚さんの立場や背景や心情が深く掘り下げられています。
その向かう最果ての空の先が、耐えられない程の孤独でも、一人淡々と飄々と、頂きまで昇って行くんだろうな···
ううう義兄さん…!
宗近や椎葉や関わってくる周りのキャラのあれやこれやに癒されつつ、一気に読めました。椎葉が相変わらずで嬉しい。
やっぱり面白い。大好きなシリーズです。
これから読む方はぜひ、エス シリーズとデコイ2冊を先に読んでからお読み下さい。

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2019年05月23日

切ねえ…

篠塚が切なすぎる。
そしてなんといういい男。
幸せになってもいいじゃんかよ、と思うが、色々と大きすぎて普通の相手じゃ抱えきれないだろうな。
うん、悪いけど江波じゃ無理。
篠塚は折れることなくそのままてっぺんまで上がって行ってくれと、切に思う。
(しかしこれBLなのか??)

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2014年12月04日

購入済み

エスを読破した流れで

エス4作品を読破した流れで読むことをオススメします。
エスシリーズのスピンオフなんですが、やはりBL小説の枠には収まり切らない面白さです。
篠塚氏の見事な仕事っぷりが拝見できます。彼が幸せになって欲しいと願わずにはいられないのですがある意味、今回は僅かにかなったのではないかと・・・

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2013年08月13日

購入済み

エスシリーズ最終巻。篠塚さんの

エスシリーズの最後の本です。椎葉さんと宗近さんも出て来る、みんなが心残りだった篠塚さんの話になります。いつも穏やかでクールでいて、暖かに義弟を支えてきた篠塚さんの内面に触れられるエピソードでした。これで終わりなのが本当に寂しいです。いつかまた、椎葉さんと宗近さん、篠塚さんに会いたい。

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2020年11月26日

Nao

購入済み

 

エスシリーズ、デコイと、ずっと物語を見守ってきた篠塚さんに焦点を当てた作品。デコイの泰原にごんきゅうするシーンはぐっと来ました。ラストに篠塚さんがみる果てしない空は、山の頂きを目指して歩く篠塚さんにとって、永遠に続いているんでしょうね。。私はその先に篠塚さんの幸せもきっとあると思って読みました。まだまだ物語が続くような、もうずっと昔に終わっているような、懐かしいような、不思議な読後感でした。デコイで言っていた、大切なものはこの手から逃げていく的な篠塚さんのセリフが忘れられません。それにしても椎葉さん、篠塚の前では純朴そうなのに、仕事じゃまだまだじゃじゃ馬が治らないのね(笑)エス、デコイと読んだ人は締めくくりとして読んでほしい作品です。

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2017年11月11日

Posted by ブクログ

エスシリーズの隠れた主役^_^篠塚義兄さんのその後を描いた本作。BL小説というより篠塚の人生を描いた人間ドラマとして読ませます。
ラスト自らの人生を寂しいと言いながらも、それが自分の生き方と決めた彼の読後に漂う切なさに目頭が熱くなります。安易なBL展開にならなかったのは、長い間彼を見てきた中の英田さんの深い思いがあると思います。これこそが篠塚なのだろうな、と。去る者を見送り最果ての空を眺めて何を想うのか。エスシリーズ完結に相応しい秀作です。

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2013年03月23日

Posted by ブクログ

一人で生きて行くと決めている篠塚が…江波が「寄り添いたい」と思うのも無理はないが、仮に妻を失わず普通に妻子の夫として生きていたら、江波は果たして好きになったろうか、とも思う。篠塚と言う人間そのものの魅力はあるとしても題名が示すものは…。一人が孤独だ、と江波に口に出して言った事、と言うのは非常に大きな事だ。あとがきでも書かれていたが、江波が根気よく篠塚の身近にいる人間で居続ければいつかは想いが叶うかもしれんよ、と…。人恋しい・ぬくもりが恋しい時に、タイミングよく傍に居られれば…もうちょっと篠塚に咀嚼する時間・要!タイトルの「最果ての空」、最果ての空の下でも篠塚は一人でいる路を選んだ、ってことなのかなぁ、と思うと途轍もなく寂しい。普通に、警察モノとして楽しめたわー、関連作でBLだからと言って江波の想いが遂げられない処がリアルで。

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2013年03月17日

Posted by ブクログ

やっときた篠塚さんメインのスピンオフ。
彼には幸せになって欲しい声が殺到していたという作者の後書きに納得。
寂しいことが分かっている篠塚さんは本当に強い人です。
ラストの宗近と椎葉が救いだったかも。
エスシリーズ最後の作品。

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2012年10月22日

Posted by ブクログ

仄かにキャラ萌えハァハァ。篠塚〜〜!これまでの話しがとても生きる内容だったと思う。大切に抱えて眠りたくなった。愛憎の描き方が好き。

自然体で理性の強すぎる隙のない人が、静かに激情を感じない本音をもらすとか、たまらん!江波の直球な態度も効果あったなぁ。会いに行って欲しい。

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2010年11月11日

Posted by ブクログ

デコイもこの本も発売と同時に手に入れておきながら読み始めるまでにかなり積読してました。
一連のシリーズにふさわしいまとめ方だと思いました。
楽しませてもらいました。

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2010年08月19日

Posted by ブクログ

『エス』シリーズの終わりとして最高の終わり方だったのではないでしょうか。あぁ、ドラマCDにして欲しい!三木眞のナレが聴きたいwww

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2009年12月12日

Posted by ブクログ

ついにエスシリーズ完結(;ω;)
読むなら是非エス・デコイシリーズを読んでからどうぞ。より篠塚参事官に親しみを持てるかと思われます。

購入してすぐ、貪るように読んでしまいました。時折登場する椎葉や宗近、浅川さんなどなど、馴染のあるキャラクター達のその後の姿も描かれています。彼等とは違い、ひとりで生きる篠塚さんの凛々しい姿。本当にかっこいいです。そんな彼に惹かれる男。そんな彼の長年のライバル。…そして今は亡き妻の面影。篠塚さんを取り巻く人々の鮮やかな心情描写はリアルであり、心揺さぶられるものがあります。

今年の締めくくりによい1冊でした^^*
是非ともドラマCD化してほしいものです。

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2009年12月11日

Posted by ブクログ

あの「エス」シリーズの最終巻。
感情を押し殺す男、篠塚がメインの話。
萌えシーンはない。だが、エスファンならきっと満足する本に仕上がっていると思う。
人の繋がりが描かれていて、BLの枠を取っ払ってもいいとさえ思う。
篠塚の孤独に耐えながらも一人で生きる、と言うストイックさが彼らしいと思った。
シリーズ最後を飾るに相応しい本だと思う。

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2010年05月11日

購入済み

世知辛いス。

本作はBLカテに囚われず「仕事に生きる男の世界」がテーマですかね。「エス」から本作まで篠塚って感情の起伏が少なく鉄面皮でクール、という印象でしたが、、実際そうでした(笑)若さ故にまだ尖ってる江波が反発しつつもその人と成りに触れるにつれ篠塚に惹かれていきますが、いわゆる甘いシーンがなく防諜活動メインでお話が進むのでBL小説読んでることをうっかり忘れてしまうくらい巧みに展開します。このシリーズ、仕事ありきの色恋沙汰というスタンスかと思うのですが本作は「色」もなくガッツリお仕事でした(色を当たり前のように期待してたのでちょっぴりガッカリですが)。本作で篠塚の器用そうで不器用な融通の利かない頑なさの中にある自分を押し殺してるよーな寂しさを知ってしまい、、めちゃくちゃ切なくなりました。。読後すぐは「ここで終わる?マジか?!」とやや憤然としましたが(笑)この終わりだからやっぱり良かったのかも。篠塚は起きたこと全ての事実を事実として受け止め冷静に見ている、大きな力に流される社会や欲や権力が渦巻く組織との対比が良かったような。英田さんの作家さんとしての力量をまた思い知らされちゃいましたよ、本シリーズ秀抜すぎ。

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2013年05月25日

Posted by ブクログ

ジャンルは警察小説にしようか迷う感じ。

お義兄さん、とてもよいキャラです。
物静かで一本芯が通ってて穏やかだけれど、やはり官僚とはいえ「警察」を志すだけあって心の中には闘志があるというか。

孤独で寂しい、という言葉を言わせた江波くんもよいキャラでした。素直な彼が篠塚のオアシスみたいな存在になるといいです。

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2019年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっとの思いで積読の山から掘り起こすことに成功。
これがシリーズ完結巻ということですが、篠塚さん主役です。
そして英田さんの人気があってこそな内容でした。
BLなのにBLくさくない!
というよりもメインカップルの桃色なし!
朝チュン展開とかじゃなく、ガチでなし!

なしなのに何という満足感でしょう……。
篠塚の生き方というのが本当に染みいってきます。
普通なら幸せにしてあげて~の声にお答えして、どんな
キャラでも幸せになっちゃうBL業界において、まさかの
孤高の人展開。
受とか攻とかの範疇に収まらず、一人の男の人生がこの
1冊に凝縮されてました。

個人的には神津が好みすぎてどうしようかと。
最後のシーンの挿絵の後ろ姿が神がかってました。

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2014年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

バッドエンドでないからこそ言えるのかもしれないけれど、
ハッピーエンドじゃなくてよかったと思えた作品は、初めてでした(^_^;

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2014年04月25日

Posted by ブクログ

警視庁公安部外事第一課第四係の刑事であり、ウラに属する江波郁彦は、ある日、秘匿追尾していた男に尾行を見破られるという失敗をおかしてしまう。そしてその日、上司に呼び出された江波は、そこで警視正、篠塚秀之からある事件の班員に指名される。篠塚は若くして公安部部長に次ぐ地位にあり、一見穏和だが常に冷静で、なにを考えているのかわからない男だ。江波はある事実から篠塚に反抗にも似た感情を持っており……!? 事件にはできない事件を追う、男たちの静かな闘いの物語!
(出版社より)

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2012年06月30日

Posted by ブクログ

最後の挿絵で思わず涙が・・・!

決心することはとても勇気のいることだと思うがそれと同時に己を強くしてくれる。

篠塚、格好いいです。

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2011年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エスシリーズにもデコイシリーズにも出てきた篠塚のお話。エスでは大切な人を失い、椎葉を宗近に取られ、デコイではあそこまで犯人を追いつめるものの大切な部下を失うという不幸?オンパレードだけれども一番恰好いい篠塚がついに主役になりました。熱いね。
篠塚視点でえがかれる部分があり、そこで思いがけない椎葉への気持ちなどが覗けてとてもうれしかった。スピンオフでもこうやって大好きなシリーズが展開していくのは嬉しいな。

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2011年08月31日

Posted by ブクログ

まあ篠塚ならこうなるだろうなというのが読後感。しかしもっと黒い人だと思ってたが、実は漂白剤みたいに白い人だな。

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2011年07月05日

Posted by ブクログ

ハードコアロマンスフェア仕様ペーパー付

意外とサッパリな終わり方です。
相変わらず椎葉くんが暴走中。

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2010年07月01日

Posted by ブクログ

好きだった点→義兄がとにかく素敵だった。
ゲイではないにしても、彼なりの生真面目さがイチオシ。
だけど、時にそれはないよと思いたくなるあしらい方。
やられる側的にはきっと切なくなっちゃうだろうなぁ。
それでも、そういう部分が素敵過ぎる。
義兄ファンには堪らん!と思った。

スパイ絡みの展開についてはちょっとありきたりというか
先読みできちゃうというか。
ソコ重要というわけではないんだろうなぁ、なのがちょっとだけ不満。

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2010年03月07日

Posted by ブクログ

エスシリーズからデコイまでずっと微妙に皆勤賞の篠塚兄!やっと主人公でっせ!エロなし警察サスペンス!事件自体はあれってカンジでしたが・・・。兄さんの椎葉に対する想いとかもうちょっと書いてもいいんではないでしょうか・・・と期待した私が悪いのか(ToT)
とうとうエスシリーズ終わりました。
警察も極道も微妙に似ているんですが・・・

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2013年02月01日

Posted by ブクログ

椎葉のお兄さんの方のストーリー 多分これが一番現実的なED。少し儚くもあり最後はやっぱり切ないです。BL要素は凄く薄いかな。 数頁だけ椎葉、宗近もでてきて懐かしかった。ただ感情移入が出きなかった分感動も半減。イラストは凄く素敵でした。

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2010年01月12日

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