【感想・ネタバレ】凡人起業―「カリスマ経営者」は見習うな!―のレビュー

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3.8
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Posted by ブクログ 2011年05月22日

[ 内容 ]
あんな常識外れの父でも社長ができるなら、常識人の自分ならもっとうまくやれるはずだ-。
貿易商の家に生まれ、自分で事業を興すことを夢見ていた著者は、起業を失敗した果てにようやく気付く。
父が成功したのは「変人なのに」ではなく「変人だから」だったのだ、と。
大企業のサラリーマン、中小企業の...続きを読む経営者、中小企業のサラリーマンを経て税理士になった著者が、実体験に基づいて記す「凡人のための起業入門」。

[ 目次 ]
序章 嫌がる社員を慰安旅行に連れて行く
第1章 「独立開業本」に、必要な情報はない
第2章 必要な情報へのたどり着き方
第3章 「業界の不思議」を見極める
第4章 「経営」という言葉に酔うな!
第5章 税理士に経営指導を仰がない
第6章 実際の社長さんはこんな人たち
終章 私の反省

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2009年10月12日

税理士が書いた起業に関する本。2009年。サラリーマンが起業を考えるならば、そして、妻や子供がすでにいたならば、今勤めている会社を辞めて商売を行うことは道楽である、と認識する必要があると説く。不確かな将来のために、家族にリスクを背負わせてしまうことは避けるべきであり、それが主人の役目であるとも言って...続きを読むいる。サラリーマンから独立開業した著者の経験からすると、大企業の社長はスーパーマンのような存在であり一般の人がそのレベルに達することは難しい。また、中小企業の社長は一癖も二癖もある人が多く、行動が早い、鈍感であるなどといった特徴を多く備えているようだ。この点が、バランスの取れた一般的なサラリーマンと決定的に異なるポイントであり、一般人はバランスに優れているゆえに起業には不利となる。

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Posted by ブクログ 2010年01月04日

  本題も十分に面白いのですが、事務系の過信にふれたくだりも素敵です。なぜ事務系スペシャリストは現場も知らずに偉そうにしていられるか?それは「自分がプロで顧客が素人という図式で業務を行っており、なまじ“机上の学力”に優れているため、自分や顧客より能力が高いという錯覚を持っている」(p.135)からだ...続きを読むとあります。刑事コロンボの逆のパタンのやつですよね。

  読者私はどちらかといえば、製造業サラリーマンとして、現場現場の用語を嗅ぎ取って、冷たくされながらも、だんだんそこの空気になじんで行くという技術にうちこんできました。だから「相手がプロで自分が素人」という構図で情報収集をしてゆくフィールドワークの方がよほど大変なんだぞ、と思っています。事務系スペシャリストとは対照的なんだと思っています。まあ思っているだけで、だからどうだというわけでもないですが。

  彼らは間接部門です。間接的にしか企業と関係しない。だけどエラソーなんだよね。「実際の企業活動からはワンクッションはなれています」(p.130)その通りですね。

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Posted by ブクログ 2012年03月13日

業界には中の人間でしか分からない領域があり、それを如何にして掴むかが事業への道。ださいと思われる服も事業となるボリュームのルートが存在する。この業界特有の壁が参入障壁。これを掴みたい!また、会計士等は経営数字はわかるが経営はわからないので、あまり助言を信じるなとの話。納得。

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