【感想・ネタバレ】社畜のススメのレビュー

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Posted by ブクログ

p.22
多くのビジネス書や自己啓発本で示す「私はこのようにしてきた。だから、あなたもこのようにしなさい」という教えは天才型、もしくは超エリート用のものです。困ったことに、多くの会社が、こうした教えを是としてしまいました。
→ ミラクルヒット、ラッキーパンチをお手本にするのはリスクが大きすぎる。「こんな僕でもできたのだから、あなたにもきっとできる!」というセリフは中毒性が強いやね。自分の可能性に蓋するのも良くないが、誰をマネするかの見極めも大切に。

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2019年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

仕事に限らず、現状の不満ばかりに嘆いて、本来するべき努力を怠っていたのではないかと考えさせられる内容でした。
新入社員の若者だけでなく、いろんな人が、それぞれの立場で考えさせられると思います。

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2014年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大学生・入社5年目くらいまでの若手”サラリーマン”向けの本。

相当パンチ力あるタイトルから想像できる「社畜になって、大規模農場にしがみつきなさいれ」といった内容というよりは、
将来独立して活躍するビジネスマンになるための基礎固めとしてアウトプットよりもまずはインプットをしてみることの大切さを「社畜時代」としてとらえている。

世阿弥の「守破離」が本文中に出てくるが「自己実現」というなんとも綺麗な言葉に踊らされて、もっとも泥臭い部分を経験することが害のようになっていた自分がいたのでこうした視点で読むとまた社会が新鮮に思える。

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2013年10月22日

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ネタバレ

能動的社畜となるために、ごわりを捨てるこだわりを持つことを決意致しました。
 ビジネス書を批評的に読むこともススメていて社会人になる前に読めてよかった一冊。多くのビジネス書や講演は天才型の人が書いたか、もしくはラッキーで成り上がったやつが当たり前のことを書いているか。
 本文に登場する入社一年目の教科書は既に読んだけど、この本を読んでからよめばよかった。両方読んで欲しい本だけど。現実主義の筆者が最後にかいた運と縁と恩の話し恐ろしくすっと入った。さてと、まずはブラインドタッチの練習しますか。

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2013年05月31日

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私のように、ネットをよく利用する人がこの本のタイトルのみを見たら「経営者を持ち上げるための本か、会社に従順になれ」という、ネガティブなイメージを持つかもしれない。
けれど、この本で語られていることは「自分らしさを求めるのは、基礎的な能力を身につけてからにしよう」という、真っ当なものである。
成功者が書いたビジネス書に載っている事に魅せられるのではなく、その考えを持つに至った経緯にも目を向けるように忠告している事からも、この事が伺える。
ダニエル・カーネマンのピーク・エンドの法則の存在を知ることも出来て良かった。

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2012年11月10日

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ネタバレ

本作は現在主流な考え方である「個性重視」な風潮を否定し、
日本の会社文化の主流であった「会社の歯車」として
社畜(会社の家畜)のように働くことの方が
サラリーマンとして全うできるということを唄っている本です。

社畜ってなんか響き悪いですが、
読んで妙に納得しちゃいました。

守・破・離の話とか、非常に理にかなっていて、
少なくともサラリーマンとして働く上での
ベースの1つとして非常に参考になる話でした。

また今、標準となりつつある
「成果主義」「ワークライフバランス」「残業ゼロ推進」
などのおかしい点についても明確に説明してくれています。

一読をオススメします。

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2012年09月19日

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今日の社会では「社畜になりたい」と言う人を多くの方は少数派や理解できない人などマイナスなレッテルを貼る場合が多いように感じます。

そんな中本屋さんで見つけたこの本はタイトルのインパクトが強く衝動買いしました。

読み進めていくと、理にかなっている部分が多く社会の厳しさ、自分の甘さに気付かされました


私は本作に共感でき、大変気に入りましたが、
「筆者の藤本さんの考えに共感できない方もいるな」と思いました。

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2019年02月23日

Posted by ブクログ

就職活動中の方、入社年数が浅い若いサラリーマンはぜひ読んでほしい本だと思います。
タイトルのわりに、書いてあることはまっとうなことがほとんどです。

1.この本をひと言でまとめると
  若いサラリーマンへ向けた、日本の会社での心得

2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度
・天才と秀才とでは成長のスピードこそ違いますが、手にする果実の大きさにおいて天才が勝るとは限りません。そして、秀才になるチャンスは全ての凡人にあるのです。(p40)
 →どんな人でもコツコツ努力が必要。努力でだれでも成功できるということ。

・服従の真価はみずから進んで行うところにある。よい服従は表裏のない誇りを持った服従であり、それは自律にまで高めることができる。(p57)
 →自衛隊にこのような心得があることを知らなかった。ためになる心得と思いました。

・教訓の大前提を見逃すな。(p101)
 →ビジネス書は著者プロフィールが重要ということがよくわかった。これまでも気を付けていたが今後さらに気を付けたい。

・積極的に自分の身を社畜としておく謙虚さを持つ人には、必ずチームが力を貸してくれるものです。「自分にどれだけ能力があっても、人の助けに勝るものはない。」という謙虚さを得ることこそ、社畜時代を生きることの真骨頂といえます。(p182)
 →うまくやっていくためには社畜がよいということをもっともよく表している部分と感じました。

3.突っ込みどころ
・最近の外資系の企業でも同じことが言えるのだろうか?
・「残業代狙い」と思われたくないからただ働きするという考えは理解できなかった。

4.自分語り
・若い世代からは反感を買いそうな気がします。
・「自分らしさ病」は「ゆとり教育」からうまれたような気もします。
・これまでのビジネス書の選書の仕方を見直したい。
・成功者はだれでも社畜時代があると思います。自分ももっと社畜になってよかったと思います。

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2018年12月30日

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豊臣秀吉なんかは社畜から天下人になっているし、個性主義に批判的なところは同意できる。誰でも仕事を覚えるまでは社畜であろうし嫌ならさっさと独立しろという事になる。

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2017年08月12日

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ネタバレ

現代社会でよく言われる「個性」や「自分らしさ」に警鐘を鳴らしているのが本書でしょう。
ある人にも「個性」や「自分らしさ」があるのはそうだが、会社にも会社の「個性」や「会社らしさ」があるのであり、会社に所属する以上はそれを順守する必要があると述べている。乱暴な言い方ではあるが、勝手にやりたければ自営業や起業をするべきであり、リスクなどを考えて入社したからには会社の言う事を聞くべきであると主張。

また、自己啓発本やビジネス本などでは「個性」や「自分らしさ」を強調しているが、そういった本を書いている人は所謂「天才型」であり、凡人が真似しても上手くいくはずがないのである。

世阿弥の守破離を会社においても実践するべきだと述べている。守の段階では、会社のやり方や知識を身に付け、会社人としての基礎を高める段階であり、破の段階では、知識を組み合わせたり、応用したりすることが大切であると述べている。近年では守の段階=下積み時代=社畜と捉えるサラリーマンが多く、自分らしさを追求したがる傾向にある。

感想としては納得のいくことが多かった。
会社は組織として動いてあるのであり、組織としての強みは組織力や団結力であり、みんなが一つの目的のために一丸となれる力にある。しかし、近年では個性が強くなってしまい、基礎ができない人が多いと言われている。
これは教育にもいえると考える。子どもの個性の前にみんなで協力したり、人の話を聞く力が大切なのである。天才と言っても一人で実現できる力は限られており、みんなでこなした方が断然早いのである。協調性や組織が上手くいっている段階において個性を発揮することでコミュニティとしても波に乗るのである。

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2015年11月04日

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社畜という言葉を使っているが、

もしろ、下積み期間を有効に過ごすための心がけとも言える

ベストセラー本の著者の背景を探れば、
より本質に近づけると思います

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2014年04月15日

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タイトルからしてなかなか強烈な印象を受けたが、内容は特別厳しいことを言っているわけではなかった。
下積み期間ないしは歯車となる期間が一定以上必要だということは納得できた。組織に所属する以上はその組織の“文法”なるものを理解しなくてはならない。そのためには“歯車”となることは必須だ。
そして一定以上歯車としての経験値を積んだ上で、初めて1人前のビジネスマンとして闘うことが出来るのだと納得した。

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2013年10月04日

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ネタバレ

チェック項目12箇所。部下の指導がどうもうまくいかない、甘やかすのも良くないが厳しくすると嫌われるのではと恐れているーーそんな上司、先輩サラリーマンたち、会社のどこが間違っているのかがわからないーー経営者たち、私は、この本をそういう人たちに向けて書きました。サラリーマン生活の快適度が高まることを保証いたします、さらに、サラリーマンの本質がわかるようになることも保証いたします。「自分らしさ」を常に追求することは、人間として健全な行為であるのは間違いないことなのです、しかし誤解を恐れずに言えば、サラリーマンとは、葛藤しながらも「自分らしさ」を捨ててしまう存在なのです。サラリーマンの正しい姿とは、個性を捨て、自分らしさにこだわらず、自分の脳を過信せず、歯車になることを厭わない存在となることである。結局のところ、誰かに雇用されるという人生を選択した時点で、自分の石が通る部分は少ないと自覚すべきです、それが嫌ならば芸能人やプロスポーツ選手や芸術家のようなフリーランスの仕事を選び、なおかつ頂点を目指すしかありません、なぜなら、そういう仕事においてもトップクラスにならなければ、クライアントの意向を気にしなければならないからです。サラリーマンにとって親に相当するのが会社、もしくは上司です、栄養とは、経験を含めた知識です、上司に身を委ねるということは、知識の取捨選択をすることなく、会社側が教えようとしていることを実践を通して、すべて受け入れるということなのです、すべて受け入れることにより、栄養の偏りの結果生じる虚弱体質になる確率は相当軽減され、成熟した大人、つまり歯車を動かす側の立場を十分に担える偏りのない知識が身に付いた、成熟サラリーマンになる土台を築くことができるのです。上場企業や長く続いている企業の多くは、労働基準法に則って業務を行っています、コンプライアンスがうるさい昨今では当然のことです、おそらく、新入社員が「ブラック会社」と感じたことのほとんどは、その会社の伝統的な通過儀礼に過ぎないと思われます。一点ただし書きがあります、栄養を与える側は、腐った食べ物や、心身に害を与える栄養を与えてはいけません、受ける側も吸収してはいけません、
言い換えれば、法に触れる指示命令、人に危害を与える指示命令に対してまで社畜になる必要はないということは付け加えておきます。人は必ず群れを成します、人が複数集まれば、いくつかの集団ができます、その集団が意思を持つようになれば、それは派閥となります、会社で働けば、必ずといっていいほど派閥と接点を持つようになる。上司も部下も酒が好きならば、どんどん呑みに行けばいいだけのことです、早朝のコミュニケーションのほうが、居酒屋でのそれに勝るという保証はどこにもありません。学歴主義に強い抵抗感を示しているのは日本だけのような気がします、お隣の韓国をはじめ、エリートは国家の財産であるという姿勢を打ち出している国のほうが多いのです。安易な世代論は無意味です、それぞれの世代に、良さと悪さがあるのです、安易なレッテル貼りをおして「わかったつもり」になっては、学ぶ姿勢が失われてしまいます。上司を親と考え、会社を自分の家として心に迎え入れてください、まず、上司と会社を信じることから始めるべきです。

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2013年06月04日

Posted by ブクログ

友達に勧められて読んだ本。
社会人になる前に読んでおいてよかったと思えた。
読み始めた最初はあまり信じれないような感情になることが多かったが、読み進むにつれて少しずつなるほどと思えることが多かった。

デザイン系ではなく、よりサラリーマンな職種ならば正に。といった内容だと思った。より意識や感覚など絶対的なものがないデザインの職種であっても組織に勤めるものならば参考になることが多かった。

勧められた友人とも議論したが、デザインにおいて若者に求められる感覚というのは絶対あると思うので、100%この本が言うとおりではないと思ったが、そうはいっても社会の流れ実務的なことなど何も知らないのは同然なので、この本でいう「守・破・離」の精神でいう”守”の時代はそこそこ長い間は必要だろうなと感じられた。この本では12年ということだったが、果たしてそこまで長くかかるのか?とは思った。

とても共感したこととしては、要は”何も知らないのにグチグチ言うな”ということだと思う。設計をしていてもよくあることだが、言葉ばっかりごちゃごちゃ言っていて、で、結局どうするの?ということがよくある。(自分も陥る)。
ぐちぐち言う前に、考える前に、思考したことは紙なり形なりにして自分の頭の中から出した上で検証するというデザインの発想法の根本なる考えと同じことなのではないかと思った。

つまり1人でやるわけでもないのだし、ましてや自分の思考実験から離れた社会の中で仕事するわけだから、頭の中で考えていること、指示されたことかまわず、発散してから検証しろという話だということ。
往々にして先輩の経験でいうことは実感しなければわからないことが多いのは実体験としてあるので、とりあえず従ってからそれが正解かどうかはあとで考えよ、と。
そういうことなのだと理解した。

他、具体的な参考文を箇条書きで。
・発言できる場では発言せよ
・その周囲の反応で自分の今の思考の立ち位置がわかるであろう
・他人の悪口は言わない
・全て一歩はやく、タスクはすべて一日前には終わらせる
・それぞれの世代にそれぞれの良さがある
・社内人脈は意図的に広げる
・社内情報には敏感に
・ツイッタではなく読書をする
・同じツールで継続的な情報をゲットする⇒そうすると「流れ」がわかるようになる
・ネットニュースだけでなく、新聞、週刊誌、ニュース番組など幅広く得る
・余計な評判(噂)は気にしない
・とりあえず指示通り動く
・目先の勝ち負けにこだわらない⇒本当の勝負は”破”や”離”の時代になってから
・謙虚さは最大の武器
・自分のどんな能力よりも人の助けには勝てない
・運と縁と恩を大切に
・社会には理屈ではかれない何かがある
・入ることになった会社にはなにかしらの”縁”があったことは否めない
・ないものねだりにならない
・準備をしている人にだけ”運”がくる

・何かについて”オタク”になることは大切

以上、自分の言葉にかえてるところも多々あります

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2013年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

レビューに少々の私情を挟むのをご容赦いただければ幸いです。

私はSEとして入社して比較的異動が早く、多かった。(自分の会社の中で比較すれば、の話ですが・・・)
業務知識や技術知識などリセットされ、
新しい環境では自分より後の年次の方に上から目線で接せられる日々・・・
もし自分が初めの部署に居続けたのであれば、こんな経験もあんな経験もできたであろうとありもしない「たられば」の念も過ぎりましたが、
著者の記述に「鍛錬を積む」ことの有り難味を、幸福を見出すことができました。

-------------(引用)-----------------------------
 優秀なサラリーマンが、ジョブローテーションで職種がいろいろ変わっても常に一定レベル以上の能力を発揮できるのは、すべて職種のセンスがあるからではなく、どの職種に配属になっても、積極的に必要な知識カードを手に入れていくからです。
 したがって、配属先の仕事に対する好き嫌いや、センスの有無で、刹那的に悲観することはほとんどありません、後天的な努力によって知識亮を豊富にすることで、人並み以上の仕事能力を身に着けることは可能であり、逆に、センスに溺れてしまい、木曽練習を怠れば、センスが役立たないことはよくあるからです。大切なことは、”与えられた”仕事の歯車になるための努力が、成長の源だと理解することです。
-------------(引用)-----------------------------



なんとなく手に取った書ですが私にとってはよかったです。

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2012年11月06日

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ネタバレ

最初タイトルに嫌悪感を抱いたが、読んでみるとその通りと頷ける内容であった。入社前から自分らしさや個性なんかいらない。それがミスマッチと安易な離職になる。世阿弥の「守破離」の通り、最初はそれらを捨てて服従して歯車となり基礎から学んで続けることだ。続ければ見えてくる。早咲きの天才と我々凡人は違う。

ジネスで強調されることの裏側やダメな社畜にならないためのアドバイスはためになる。何度でも読もう。

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2012年10月28日

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「守」,「破」,「離」といったステップを12年かけて経験していくことで,ビジネスマンとして一人前に成長する事ができる.
著名な方々の成功経験だけを信じて,意識の高いビジネスマン()にならぬよう泥臭い努力の必要性を改めて認識した内容だった.
就活を始める前に一読しておくと良いと思う.

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2012年10月21日

Posted by ブクログ

面白かったですよ。
最近のビジネス本に対抗した書き方かもしれないし、タイトルも出版社側からの安易な提案があったかもしれませんが。

天才じゃないし、秀才でもない凡人の私には、よい本かもしれません。


まずは、若い頃は、愚直に仕事に取り組めと書いてあった。まあ、私は愚直に取り組むことに気づくのが遅かったですね。

あと、ベターワーク・ベターライフって、言葉を初めて知りました。

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2012年09月19日

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2012/09/16

いったん,基本に戻ろうかということで.

・就活で「またたく間にメンタルフォーズ」
・他の動物より高度な模倣神経(ミラーニューロン)をもっているため,進化が早い人間
・自衛官の心がまえ「規律の厳守」.服従の誇り.
・短いものさししかもたない.
・多くの成功者は,過去の偉人と,なんらかの局面で同じレベルに達したから,歴史上の人物を例にとって話す.
・学歴が低いから,性格がいいという法則は存在しない.
・「守」,「破」,「離」で12年ずつ.
・若いうちに本をたくさん読む.

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2012年09月17日

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題名に引き付けられて購入したが、意外にも(?)内容はまとも。
凡人ならば「未来のための下積み」が必要という考えは、それなりに社会人生活をし、その凡人っぷりに気付かされた自分には、悲しいかな納得がいく。

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2012年07月30日

Posted by ブクログ

タイトルの斬新さには驚かされるが、何をやるにもきちんとした下積みが大事といった、社会人としての芯を育てることの重要性を説いた一冊である。

読んでいて特に「守破離」の考えに共感した。自分も地道に守を実践していきたいと思う。

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2012年07月30日

Posted by ブクログ

友人に触発されて読んでみた。
想像通りタイトルは釣り。意外に共感が多かった。
若い人が読むのが良いだろう。

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2012年07月06日

Posted by ブクログ

 かなり刺激的なタイトルの本だけど、書いてあることには頷ける。要は、「社畜としてひたすら歯車のように働く時期が人生には必要」という主張。下積みの時期がないまま年を重ねてしまっては、半人前のまま仕事人生を終えてしまう。社畜とっても、仕事のやりがいを感じる時はあるし、達成感もある。社畜はそれほど忌避すべきものではない。目指すべきは、「クレバーな社畜」。社畜の時期にしっかりと知識やスキルを身に付けておけば、充実した仕事人生を歩めるというお話。
 かなり読みやすいし、仕事や働き方に迷っている人にはおすすめの一冊。出来るだけ若いうちに読んだ方が良いかも…。

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2012年06月16日

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若い下積み時代には、変に個性など発揮しようとせず、上司・先輩に言われた仕事を素直に言われたとおりにやれ。その時の苦労が、実力となって、後で成長する糧になる、という内容。タイトルは刺激的だが中身はまとも。

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2019年05月21日

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タイトルの付け方で戦略的に勝利。
内容は常識的。
但し、人生はそれぞれなので「かくあるべし」は、ひとつたりともない。

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2013年06月07日

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以下ただの愚痴です。

とあるSNSにはまっていてよく覗いてるんですけど、そこはけっこうアナーキーな人たちが多くて、一時間の残業で「ブラック」と揶揄したり、会社の歯車になることを時代遅れだと批判したりしてる。
私もそういう人たちの声にうんうんと頷いていたんだけど、いざ会社というものに入社してみたら…
そのSNSで当たり前のように言われてることのほとんどは、会社では通用しないことに気づいたのでさあ大変。

「個性を発揮して働く」ことは果たして可能か?そもそもその必要性はあるのか?
既存の社会との整合性は?
実際に働いてみると、私が今まで信じてたものは遠い遠い理想に過ぎなかった。

というわけで、偏った頭を柔らかくするため本書を購入してみた。
(今回に限らずとも、行き詰まったときに、自分の常識と正反対の内容の本を手にしてみるというのは、なかなかいいかもしれませんね。)
内容は、まともすぎて誰も書かなかったのではないかと思うくらいまとも。
礼儀や規律を重んじる世代(よくわかんないけど、中年以降はそうなのかな?)には当然のことすぎて響かないけど、
いわゆるゆとり世代と呼ばれる、たぶん礼儀などを「過去の遺物」として軽んじてきた世代…
そういう世代には、会社は学校とは違うんだよ、過去のものだと切り捨ててきた礼儀や上下関係の決まりが大切なんだよ、と真面目に教えてくれるので、ためになると思う。

でも、読んでてイライラしたからという個人的な理由で評価は3にした。

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2013年05月02日

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≪目次≫
まえがき
第1章  「自分らしさ」の罪
第2章  個性が「孤性」になる悲劇
第3章  会社の「歯車」になれ
第4章  ビジネス書は「まえがき」だけを読め
第5章  この「ウソ」がサラリーマンをダメにする
第6章  「クレバーな社畜」がベストの選択
終章   運、縁、恩
あとがき

≪内容≫
他者の批評を基に読んだけれども、ちょっと「う~ん」と言う感じ。それは、多分自分が「孤性」の人だからだと思う。ただ、この歳まで生きてくると、著者の言いたいことはわかる。「守・破・離」の考え方。最初の数年(著者は12年くらいと言う)は「社畜」として、何事も「一所懸命」やる。ただし、鵜呑みにしないで「なぜ」「何のため」を考えながら。その道理が見えてきたら、自分はどうするか考える。ポイントは何事も「一所懸命」やること。そして、社内に目標となる人物を見つけること。このあたりかな。

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2012年11月15日

Posted by ブクログ

タイトルは刺激的だが、ごく真っ当な内容。ここに書いてあることに全く共感できない人というのは、地に足のついたキャリアを築けないんじゃないかなあ。

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2012年10月04日

Posted by ブクログ

自己中心的発想から脱却し、謙虚に社畜となれ。奴隷ではなく、自分の頭で考えるクレバーな社畜。

きちんと育ててもらえる、周りの人、そして会社への信頼あってこそ。

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2012年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サラリーマンの「4大タブー」として以下をあげて、「個性を大事にしろ」「自分らしく生きろ」「自分で考えろ」「会社の歯車になるな」とビジネス書に書いていそうなこの内容は「天才型」のビジネスマンだけができることだから、真似するなとして警鐘を鳴らしている。勝間さんやトリンプの吉越さんの書もよく読めばわかるはずで、若いころにこれら4大タブーの逆のことを「通過儀礼」的にやってきての結果としてのアウトプットだから、ショートカットして彼らの書どおりに実践することは危険だし、組織にとってはた迷惑なことだと否定している。「人事評価は公平」は理想だし、結局は、上司と部下の関係の良し悪しが評価に左右するわけだから、サラリーマンたるものまずは上司の指示に忠実に行うことを第一とせよ。や「ワークライフ・バランス」「成果主義」「一芸社員」などついても本音でバッタバッタと斬っていっています。サラリーマンの仕事は世阿弥の「守」「破」「離」の考えが適用できるというところは感銘を受けました。勝間さんも本書の藤本さんも同じ「ビジネス本」なので、全部鵜呑みにすることは危険だと思うが、凡人にはこの4大タブーの実行が幻想に近いことを示してくれる本だと思います。若いサラリーマンの一読をおススメします。

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2012年08月22日

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