【感想・ネタバレ】本当は怖いソーシャルメディア 2015年「メディア融合時代」を考える(小学館101新書)のレビュー

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Posted by ブクログ

"ソーシャルメディアをはじめとするネットの世界でのやり取りは、基本的に筒抜けになっていることや、結局はそれなりの地位にある人たちのコミュニティとなっていて、多くの人は搾取される立場ではないか?という話を説得力を持って説明している。
ソーシャルメディアだけでなくメディア全般について語ったているのが本書。世の中を性悪説前提であり、新聞記者が監視役としての役割を果たしていた事例なども紹介されている。"

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2018年10月27日

Posted by ブクログ

フェイスブックの成り立ちが書かれている。日本人目線で書かれており、貴重。社交クラブの文化を引き継いでいるところは、日本にはなじめないところと思う。新聞無き世界で起きることというのも、気になった。

以下注目点
・日本でフェイスブックが流行っているのは、就活に使い成功した学生がいたため。
・アメリカ東部では、ラテン語が今でも教えられている。
・ファウンテンヘッド、アエネーイス
・フェイスブックはローマを理想としている。
・インテリが作ってバカに売る。
・ソーシャルゲームは下流食い
・脊髄反応で課金に持って行く。
・Jobsの言葉は、スタンフォードの学生への言葉
・地方紙が廃刊してしまうと、監視の目がなくなり、地方行政官がやりたいほうだいになる。
・アメリカでは、テレビは単なるモニター。42インチでも200ドルを切っている。

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2018年11月12日

Posted by ブクログ

ソーシャルメディアの便利さの裏にある恐怖を綴った一冊。

Facebookなどの成り立ちから始まり、本質をえぐった上で語っているので、説得力が違う。

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2015年04月20日

Posted by ブクログ

グーグル、フェイスブック、ツイッター。人を集めるインターネットサービスは増え、ユーザの利用時間はテレビの視聴時間を切り崩している。そして、スマートテレビになり、いっそうインターネットに接している時間が長くなる。
この本では、こうしたインターネットでの活動が裏側では細かく観察され、個人の行動を追跡可能になっていることを伝える。CIA元職員が米政府が個人情報を収集していることを暴露して大問題になったが、政府や巨大組織が個人情報を本当に本気で使ってきたら、何が起こってもおかしくない。ちょっとした暇つぶしのつもりで使っているSNSやゲームが、実は自分自身を危険にさらすこともありうるわけだ。
後半は電子書籍やオンライン新聞のユーザ数がなかなか伸びない日本の現状について指摘しているが、インターネット依存度が高まり従来型メディアに接する時間が少なくなると、人気メディアへの集中度が高まる危険性を危惧している。自分で内容を判断せずに、みんなが良いと言うものに集中するという現象だ。言葉は悪いが、筆者の言う、インテリが作ってバカに売るというのは現状をよく表している。自分で考えて、判断し、人に操られないようにするのが良いのだろうが、どこまで実践できるのだろうか。

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2014年01月14日

Posted by ブクログ

タイトルは微妙だけど刺激のある面白い本だった。
FacebookにTwitter、グーグルプラスなどなど。
自分はやらないし(今のところ)進んでやろうとも思っていない
ネットのコミュニケーションツールが
物凄い勢いで広がってるけど、
どんだけ情報が漏れているのか、自分で漏らしているのか、
自覚しないで使っているのは本当に怖い。
パーソナルな家電製品を用いてパーソナルな状況で使っているからといって
情報がパーソナルな場所に留まっているわけではない。
毎日のくだらないどうでもいいつぶやきや検索は
全てどこかで記録され、使われる機会をうかがっている。
プラットフォームを提供している側の思惑一つで
勝手に繋がられ勝手に連れて来られてしまう見知らぬ人。
ネットのおかげで便利になったし友人も増えた。
ネットがなければ経験できなかった楽しいこともたくさんあった。
技術の進歩は止まらない。
でもこれ以上、どこまで必要なのか分からない。
日々増えていく大量のゴミデータに埋もれて
自分の行動半径の先にある、
もっと素敵で面白くて素晴らしいものにまで辿りつけない。
タダで手に入る情報、家に居ながらにして手に入る情報、
脊髄反射で反応できるようなやさしい情報。
最新のものも過去のものも、すべて同じように受け取れる。
そんな中で、ジミに取材や準備をして、時間とお金をかけて、
新しくモノを作っていくことを
これから先ヒトはどれだけ継続して行けるのかと思う。

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2013年10月11日

Posted by ブクログ

元出版社、マスコミ側の人間からの、ソーシャルメディアのメリット・デメリットを書いた本というべきだろうか。

内容としては、フェースブックの利用の功罪と、実は社会階層内でで使うものであるということ、グーグルプラスの今後、ソーシャルメディアないでの公式web、電子書籍の功罪、新聞がなくなることの今後の世界、メディア融合、グーグルがビッグブラザーになるかということ。

どこかの雑誌の連載をまとめた本だとは思うが、技術だけに偏らず、社会的に、マスコミ側から見たソーシャルメディアの今後を論じていて、内容としても難しくないが興味深い。

やっぱり書き手が上手だと読みやすいと感じた。

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2012年08月18日

Posted by ブクログ

ソーシャルメディアに対して理想主義に偏っていないところは評価できます。品行慎む一利用者でいるならば、あまりソーシャルメディアを悲観視することもないのではないかと思いました。ただ、生態系の頂点にいる者に搾取され続けていく世界であることは忘れずにいよう。

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2012年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

来るべきメディア融合時代。
テレビもスマホもPCも同じネット接続端末でしかなくなり、違いはその画面の大きさだけでしかなくなる。
世のトレンドとなっているソーシャルメディアの裏に潜む数々の罠について専門用語を交えながらわかりやすく解説されており、思わず納得してしまう。

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2012年04月12日

Posted by ブクログ

確かに使い方には気をつけないといけないだろうな.
でも,著者のもっとも言いたいのは少し違うところにあるのかも知れない.

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2014年11月09日

Posted by ブクログ

ようやく最近になってソーシャルメディアに関心を持ったので、どういった懸念があるのか知っておこうと読んでみた。可能性としては大きいが、やはり気を付けておかねばならないことは多い。
- 個人情報の管理
- Facebookでは実名ということもあり、つながりとは別の目的で利用しようとする人もいる
- 情報が多くなることによる「自分の考え・決定」への影響
- バーチャルとまではいかないまでも、公式な見解・情報とは限らないこと
などなど。
「自分が何をしたいのか」「何を目的として情報を得るのか」「何を達成するために発信・表現するのか」といった考えをしっかり持っていなければ、流されるだけで時間は過ぎて行ってしまう。

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2013年03月27日

Posted by ブクログ

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アメリカの大学、排他性。アメリカ、優秀、ウォール街かシリコンバレーへ。メディア、情報の発信と受信の中間。新聞の休刊、取材空白地域。メディア融合時代、すべてのコンテンツがライバル。イディオクラシー、衆愚。

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2012年06月19日

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