【感想・ネタバレ】10年後、仕事で差がつく戦略思考 一生役立つ「考えるスキル」の磨きかたのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

限られた資源をどう配分するかが戦略。
戦略は、成果を客観的かつ明確に定義してこそ立てる意味がある。(「失敗の本質」という本が参考になる。)

企業では戦略と責任論がセットで、成果を達成できなければトップが辞める(のが本来のコーポレート・ガバナンス)。

お金を持てば何でもできると考えて、ひたすら金儲けするのは戦略がない。(個人で言えばひたすら貯金や投資すること?)
最高の戦略は、ルール自体を自分に有利に変えること。

人間みな同じと考えるのが共同体。違うことが前提で物事進むのが社会。→日本はまだまだムラ社会なんだな…と思わされる。
部長かどうかは、本来スキルで判断すべき。何歳とか、どこ出身とかは本来関係ない。

これからはクリティカルシンキング(批判的な思考)ができないと通用しない。課題設定能力は、事実を客観的に把握することが基本。そのためになぜ?を考えるのがすごく大事。

正しいスタートを切るために、課題に気付く・それを客観的に正しく把握する必要がある。それを調査するために仮説を立てることが必要。

成功要因分析の目的は、次の機会や危機に活かすこと。対応可能なものに対策を打つために、内的要因を分析する必要がある。

学ぶ上での大前提は「どういう人間になりたいか」
吸収力の高い人間になりたいと思ったら
そのあとどうするのかを意識。究極の答えは、自分が楽しく人生を生きるためでしかない。

リスクの語源は挑戦するという意味のイタリア語。リスクのない選択は挑戦しないという選択。これからの日本は志をどう醸成するか、「立志」が大事になるだろう

成果が設定できたら、「どうしたら解決できるか(HOW)」から入るのは間違い。なぜ、解決しなければいけないかが大事。表面的な問題ではなく、現状との差を正しく把握するため。

自分とは何か?→自分とは自分の行動のこと→自分を把握するとは、行動決定要因や行動規範を知ること。人生で一番嬉しかったこと、悲しかった(悔しい)ことを三つずつ、今一番欲しいものを10個挙げると自分がなんとなくわかる。それでいいのか?と自問して「それでいいんだ!」と確信が持てたらOK。
それを良いとするのか、悪いとするのか。十分でないならどこがかけているのか。どうすれば補完できるかいつからどの順番でやるか。目標到達までをどのくらいの期間で想定するか。これらが戦略的に人生を考えるということ。

トレードオフ問題に決断するのがトップの役割であり戦略というもの。全部良い、というフルスペックは有り得ない。何をやるかではなく、何をやらないか決めるのが戦略、ともいう。

お勧め書籍
「空気の研究」絶対に読んだ方がいい
これと、ミカドの肖像、人間を幸福にしない日本というシステムは、現代の日本人論のベストスリー。

「イノベーションのジレンマ」志を持ったビジネスマンの必読書

文明をマクロ的な視点で理解するなら…
「豊かさの誕生」「繁栄」「神々の沈黙」「銃・病原菌」

ものぐさ精神分析

バカの壁

デフレの正体(ここに書いてある事実を知らないと、今後の世の中には対応できないよ!)

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2018年11月11日

Posted by ブクログ

感想は、もう1回読んでから書くとして・・・(;^_^A
この本の中に、いろんな本が出てきますが、その本も読んでみたくなりました。読んでみたい本をリストアップしてみよう!

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2013年02月11日

Posted by ブクログ

オーディオブックにて、聴了。この本を読んで思ったこと。何をするにも、「なぜ」を何度も繰り返し、目的や目標を明確にすることが、戦略に繋がる。そして、その目標にどのようにアプローチするかをしっかり考えること。この基本的姿勢がしっかりしていれば、当事者意識のない単なる評論家どものノイズ意見も一蹴することが可能と思った。ここで紹介されたいくつかの本も是非読みたいと思った。特に、「デフレの正体」や「失敗の本質」は気になる本である。

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2012年11月28日

Posted by ブクログ

おそらく30歳前後の読者をターゲットにしているのはわかる。基本的なマインドを「戦略思考」というフレーズにまとめたのもわかる。
が、結果として、ありきたりな自己啓発本と一緒くたにされそうなタイトルになっちゃってるのがもったいない。すごく。

書かれていることは基礎の基礎で、戦略の必要性と、それを実現するための考え方・行動について。
ドラッカーの一連の著作を読めば同じようなことは書いてあるけど、著者が日本人なので事例が身近なのと、より平易に書かれている点はプラス。

個々のフレームやらメソッドについて書かれた本は数あれど、その上の「なぜそれが必要か」という点に踏み込んでいる本というのは、実はそんなに多くないのではないか。特に日本人の手によるものが。
本書はそんな数少ない本の1つ。できれば新卒の時に読みたかった。

唯一惜しいのは、繰り返しになるけど、タイトル。

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2012年08月12日

Posted by ブクログ

だいぶ時間差になってしまいました…。わが大師匠の広瀬さんが最近新たに書籍を出版されたのでレビュー投稿です。(実は発売前に読ませて頂けたので、まだDB登録されてなくて、そのまま忘れてました、汗)

極めて読み易く「“戦略”ってそもそもなんなんだっけ?」ということがまとまった本です。この種の書籍って、洋書の翻訳がすごーく重かったり、逆に簡易に書かれ過ぎてリアリティに欠けたりするものが多いのですが、著者が実際にお子さんに話した内容をテープ起こししたものをまとめただけあって、真剣さの中に愛がある語り口で読後感覚が非常に良いです。特に大学生や社会人になりたての皆さんにおすすめです

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2011年12月11日

Posted by ブクログ

戦略は、成果を客観的かつ明確に定義するから「失敗か成功か」がはっきりする

戦略は勝つためにある

目的を確認しないまま作業に取りかかるな

最初に成果を定義せよ(ドラッカー)
最終的なゴール地点が決まらない限り、スタート地点も決められない

「なぜその質問があるのか?」という背景を「文脈」で考える癖を付ける。

「真っ当な学び」というのは、いまの自分にかけている点を把握することからしかスタートできない。
xxxを高めたい、という目標は悪くないが、高めた後にどうするのか?ということが意識されていなければダメ。

「仮説をたてない限り、正しい質問はできないし、正しい質問をしないと正しい回答を得られない」

客観的に物事を見つつ、主体的に対応する

一つのアウトプットが次のインプットになる

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2012年12月26日

Posted by ブクログ

「戦略」について体系だって纏められている本。
戦略とは何かと定義づけから、実際のビジネスの現場で起こりがちな個別事例を基に、戦略実行にあたり必要なプロセスを説明している。
時々個別具体事例に入り込みすぎて、ポイントが分からなくなってしまうことがあったが、そんな時にも毎章尾には著者がポイントを良く整理してくれているので、安心して読み進めることができた。

いわいる日本の組織に属していると、良くも悪くもその文化にいつのまにか染まってしまいがちであり、組織の中からではそのことに気が付きにくい。ふと今の状況が、自らの、また自らの属する組織の戦略に沿ったものとなっているか、客観的な視点を振り返らせてくれる一冊となっていると思う。

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2011年12月30日

Posted by ブクログ

ちょいちょい出てくる日本批判、というか日本人批判が痛快で、たしかにそうだよなーと思わされる。実際にこの著者が身近な上司だったり父親だったらちょっとやりづらいかもとは思うが。
それはさておき、内容としては思考法のテクニックやフレームワークを教えてくれるようなものではなく、マインドの持ち方の指南書である
本編とは逸れるが、文中で著者が読むべきと考えている本をいろいろ紹介しているので、それらを拾う目的で読むのもよいかもしれない。
それと、事例でワールドカップ招致や岡田JAPANの話が出てくるので、サッカーが好きな人はより楽しめると思う。

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2024年04月09日

Posted by ブクログ

日韓ワールドカップの招致にも関わった
元電通の人の書いた戦略思考についての本。
結構、中身も骨太でスタンダードな仕上がりになっています。

戦略についての説明も面白かったのですが、
豊富なサッカーの知識を基にした著者の見解や
自身の体験などもとても楽しく読ませて頂きました。

そして、一番個人的に面白かったのが、
本の中に出てくる他の著者の本の紹介。
骨太の翻訳モノが多かったのですが、
一言著者の推薦文が添えられており、
いずれも今すぐ読んでみたいと思わされる本ばかりでした。

こんな電通の人がいたなんて。。
意外の一言です(失礼!?)

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2012年11月16日

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