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Posted by ブクログ
とても分かりやすい本でした。
世界史の中の、中心と呼べる国や地域を軸とし、その時代を観察し、また新しい国や地域が「となり、となり」によって移っていく法則がとても分かりやすかったです。
また、アメリカと太平洋を挟んで、「となり」に日本も存在し、欧米とくにアメリカの影響を多く受けていることにも深く納得がいきました。どこまで時間が経過しても、結局は距離の近さで国と国の関係が構築されるんだと気づかされました。
ありがとうございました!
Posted by ブクログ
今までいろんな世界史の本を読んでも中々整理できなかった大きな流れを初めてスッキリ整理できた。アハ体験という言葉がぴったり。素晴らしいです。
●前3500頃〜前500頃・・・西アジア
メソポタミア→エジプト、インダスに
メソポタミアのウルク→アッカド王国→ヒッタイト帝国→アッシリア→アケメネス朝ペルシア
●前500〜500ギリシャ、ローマ
ペルシアの隣→ギリシア→ローマ
ギリシア文明を取り込んで発展
300年頃から衰退→分裂→東ローマが中心に
この間栄えたのが漢
●500〜1500イスラム
●1500〜1800スペイン、イタリア→オランダ→イギリス
●1800〜イギリス→アメリカ
No.2のドイツが挑んだのが大戦
★西アジア、ヨーロッパを歴史のメインストリームとして整理する
★中国史は、もう一つの繁栄の中心として整理
Posted by ブクログ
世界史を中心的な大国の移り変わりでみると、その流れがよくわかるということがよくわかりました。メソポタミアからギリシャ・ローマと中心が移り、そしてイスラムの勃興とともに文化的な中心もイスラムに移る。そしてそのイスラム世界を飛び越えようとした大航海時代を経て西欧にその中心が移り、世界大戦を経てアメリカに移るというふうに、世界の覇権は「となり・となり」と移ることになるというのはわかりやすい。東洋世界も「となり・となり」の原則はいきている。
考えてみれば影響を受けるのはとなりなのだから、隣が超一流であれば次に超一流になるのはとなりになるのは当たり前のことだ。アメリカの次の中心は隣の日本?っていうのは無理でやはり隣の中国かなぁ?
とてもいい本です。