【感想・ネタバレ】無限の正義のレビュー

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Posted by ブクログ

無限の正義とは絶妙なタイトルであると読み終わってしみじみ思う。上手いタイトルだ。
警部補の薬師丸は警部への登用試験を切望していた、娘はバレエの海外留学を目前にしていた。そんな薬師丸が「仕方がない選択肢」として選んだ道は…。
真面目と言われていた男が、家族と自分の為という言い訳で落ちてゆく様は、まさに無限の連鎖に嵌っていく恐怖の姿だった。
だが、この小説の白眉なのは結末。この内容でこの結末なのか!人間の業を描いた読み応え十分な小説だった。

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2024年02月06日

Posted by ブクログ

これを果たして正義と読んで良いのか最後まで疑問が残った。

池袋で連続殺人事件が発生。
反社会的勢力の構成員ばかりを狙う犯行からマスコミは犯人を清掃車に掛けて「聖掃者」と名付ける。

時を同じくして、警部補・薬師丸遼一の娘が強姦相手を鉄アレイで殴り殺してしまう。
その時、遼一が取った行動により家族は崩壊していく。

模倣犯の正体は明らかだが、二名いると見られる聖掃者は一体誰で、動機は何なのか。
また問題行動が多い引き籠り長男を抱える薬師丸家はどうなっていくのか不安しかなかった。

嘘が嘘を呼び罪が膨れ上がっていく恐怖に震えた。

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2024年02月19日

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