感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最後はなかなかファンタジックな終わり方だった。
貴公子に感謝のチューをした村娘は世界設定上貴族に恐怖しないDNAの持ち主なのだろうww他の作品にも何回あったか、そんないつものBADエンド、でもハートフルな感じだった。
Posted by ブクログ
菊地秀行は天才だな、と思うのは、惜しげもなくキャラを使い捨てるのを見る時。Dでは特にそれが顕著だ。
なぜなら、Dは基本的に一作一話で、その回に出て来たD以外のキャラクターが続いて登場する事がない。
滅ぼされる貴族しかり、後に残される人間しかり。
それなのに、その一人一人に重厚なドラマ性が付与されている。非常に魅力的なキャラクターも数覆い。
本巻に登場するエドワードやアリス、ドーライ、あるいはギャラリード公爵やその敵である大老、剣士ゼンダーや女戦闘士スーラ、どの一人をとっても、主人公に据えて物語を紡げるだけのキャラクターだ。
もちろん、他にも似たようなキャラクターは出た、と感じる者がいるのかもしれないが、類似感を全く感じさせないだけのユニークな性格付けが出来ているところが凄い。
しかし、それでいて本当にこの巻だけの登場なのだ。
なんとも贅沢ではないか。