【感想・ネタバレ】天皇はなぜ滅びないのかのレビュー

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Posted by ブクログ 2012年08月06日

先鋭なる信長、奸智の秀吉、政治・経済・軍事を司る最強の徳川家に、天皇家はいかに対峙し、皇統を存続させてきたのか。神楽・和歌、書道など伝統諸芸の家元を掌握し、圧倒的な「文化力」を育むとともに、お蔭参りや御所参詣を巷に大流行させる「ブランド力」を発揮。公家や女官の艶聞も逆に力に変えていった江戸期の歴代天...続きを読む皇。今なお被災地で放たれる天皇の言葉に宿る力の謎に迫る。
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まさにタイトルどおり、なぜ今まで脈々と受け継がれてきているんだろう。戦国武将や有力者たちは、天皇を殺して自分がその地位につこうとは思わなかったのか。そんな謎がちょっぴり解明。
歴史のタイミングが半分、天皇という象徴的存在なのが半分という感じかしら。
おもしろかった!

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Posted by ブクログ 2013年01月26日

そういうこともあったのか、と今まで疑問に思っていたことにいくつかの答をもらった気がする。政治の中枢機構は、天皇という権威が必要で、持ちつ持たれつの関係でもあったという、機能的な問題については、なんとなくわかった気がする。あとは、一般の人々が天皇という権威をどう考えていたのか、詳しく知りたい。

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Posted by ブクログ 2012年06月29日

 我が国の歴史の上で,連綿と続いてきたことになっている天皇。姿形を変えながらも,なぜ,こうして続いてきたのか,どのようにして続いてきたのか…そんなことを知りたくて本書を手に取りました。
 が,私には予備知識があまりにも少なくて,読むのに大変時間がかかりました。読めない漢字がいっぱいあるんですよね。あ...続きを読むと引用されている原文なんかも言い回しがむずかしい。
 著者は,時の権力者から不思議な尊重のされ方をする天皇の力を「ブランド的」と名付けています。なるほど,そうなのか…と思います。
 あの明治の時代でさえ,天皇は薩長新政府にとって便利に利用されただけだったのですから。
 ただ,天皇の持つやさしさみたいなものに,日本人が癒やされてしまう…という宗教的な背景については今ひとつ分かりませんでした。

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