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森の生活者ソローの叡智。「森の生活」「市民の反抗」などの著作で有名なアメリカの作家ヘンリー・デイヴィッド・ソローの言葉を集めた箴言集。
ソローは150年以上前に生きた人ですが、彼の言葉は現代においても十分通用するものです。人間の本質は昔も今もあまり変わらないのかも。気に入った言葉。
「孤独は最もつきあいやすい友達である。それなのに孤独はたいてい嫌われる。自分の孤独に手を差し伸べよう」
「本当に伝える必要があるかどうかを考えれば、ほとんどの情報は不要だ」
「みんなという言葉に惑わされてはならない。みんなはどこにも存在しないし、みんなは決して何もしてくれない」
「理解できない相手を常識はずれと思うのは、自分が愚かだからだ」
「生きるのに本当に必要な食べ物は、無理せずとも手に入る。しかし、必要以上を求めると飢えに苦しむ」
「予定通りに進まないかもしれない。でも正しい目標があればいい」
「手段や道具は真理を追究するためのものなのに、手段や道具ばかりに夢中になる社会はできあがってしまった」
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自分とっては非常に共感できる内容でした。
自分は基本的にあまり働きたくない人間なので(笑)、
非常に興味深く拝読しました。
基本的に僕が思うに「働く」ということに重きを置きすぎるのはどうかと思っています。
バランスの問題というか、価値観の問題だと思いますけど。
人に迷惑をかけるのでなくて、生活に必要最低限なことをしながら、自分の時間を確保した方がいい。
そのうえで「勤労」とは全く別の意味で社会に貢献できるこは絶対にあるはず。
自分が満足する生活を送ったうえで満たされる。
だからこそ出てくる感謝の気持ち。
そこから出てくるのが本当の奉仕の気持ち。
自分が満たされる生活をしないと、本当の意味では人のためになることはできないと僕は思いました。
こんなことを本を読みながら考えました。
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森の哲学者、ソローの格言集。旅の本屋「のまど」さんで見つけました。「自分に必要な生活」とは何か、簡素で質の高い日々とは何か。それはつまり私の価値は何か、ということだと思う。心にひっかかっているのは、「野性」とは何か、ということ。本の中では「機械的な人間社会」の対語のように思える。自然対人間という枠組みのなかで、人間がコントロールできないもの。それは死や破壊の匂いを包含する。でも実は、本の中でも囁かれているように、人間も宇宙なのだ。
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すごく読みやすくて好きな本です。
いっぱい共感できて・・・♪
あっ!こんな考え方もあるんだとか
スッと入ってきました。
肩の力が抜けていい意味で楽になりました。
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ソローの「森の生活」などの本から集めた名言集?
ソローの本は何度かチャレンジしていて、言っていることには共感するものの、なぜだか最後まで読み通すことができない。
とくに難しいわけではないんだけど、どこか自分と波長が合わないのかな〜と思ったのだが、綺麗な装丁の本だったので、なんとなく読んでみた。
とても短い文章のあつまりなので、さっと読めてしまう。内容的にも同じようなものが多い。わたしが読めないなりに、ソローを読もうとしていたときには、ソローはもっと多面性がある思想家だと思ったんだけど、もしかすると切り取り方にバイアスがあるかもしれない。
にもかかわらず、この本は、とても静かに心を癒してくれるな〜。ちょっと、疲れたときに読みのにいい感じ。
長年、読みかけては途中で挫折してきた「森の生活」に再チャレンジしよう。
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森で生活していたっていう昔のアメリカ人の、生き方指南本。
まず実践できないことが多すぎる。その言い訳も彼にとってはだめなんだろうけど。
あまり参考にならない。
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最終章『自然の教え』でやっと共感と気づきを得られた。失うことを恐れ身を硬くするのは何某かを“持っている”と錯覚していたからだった。放してしまえば恐れる必要はない。
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『ウォールデン森の生活』で有名なヘンリー・デヴィッド・ソローの名言集のようなものです。
森の生活が読み辛かった方も、こちらは隙間時間にサクッと(そのように読む書物ではないかも知れませんが)読みやすいのでオススメ。
ヘンリー氏は、ハーバード大学を休学して教師の仕事をしたり、塾を開いたけれど潰れてしまった挙句に最愛の兄もほぼ同時期に亡くし、失意のまま都会で新たな家庭教師の仕事に就いたは良いものの、産業革命真っ只中の都会に肌が合わず、「そうだ、森で暮らそう。」(と言ったかは定かではありませんが)と自力で小屋を立てて2年2ヶ月、森の中で生活をし、更に信念に基づき税金を6年間も滞納した後に投獄されるという、中々に豪胆な方なのですが。
このような方の口から出る言葉は重みがあります。
『孤独の愉しみ方』とありますが、章ごとにテーマがあり、
1.孤独が1番の贅沢
2.簡素に生きる大切さ
3.心を豊かにする働き方
4.持たない喜び
5.自然の教え
と、様々な叡智が詰め込まれています。
私自身が1番はっとしたのは
「手段や道具は、真理を追求するためのものなのに、手段や道具にばかり夢中になる社会ができあがってしまった」
という一節です。
書いていてつい、手元のスマートフォンを見つめてしまいましたが。
孤独感を感じやすく、多くの方がお疲れの現代社会に生きる我々こそ、この書を読むべきだなと感じました。
森の中に暮らす事は出来なくとも、毎日に少しづつ取り入れる事は出来そうです。
余談ですが、元はと言えばいつも「孤独だ、孤独感が凄い、孤独だ」と語彙力の無い詩人のような事ばかり言う友人に、何か良いアドバイスが出来ないかと手に取ったのですが、そもそも理解してくれなさそうなので諦めました。
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生きている時間の中で孤独に過ごすこと。
自然を愛して、森と共に生きていると、他人との交流もそんなには必要がない。森の四季折々の変化が自分を楽しませてくれる。
相手との付き合い方。
など、ソローの考え方が表記されている。
情報や物質的にもあふれている今の世界で、世間から距離をとって聞こえる言葉は、発見や関心があった。
個人的には特に他者関係の考え方がためになった。
でも、まだ難しいくて理解できないところもあったので、また挑戦したい。
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ソローの箴言集
見開きで、右に箴言、左にその解説と、非常に読みやすい
ただし、切り貼りしているのが如実にわかる部分もある
孤独を「是」とする考え方は、モノや情報に溢れた今の世で、まさに求められているかもしれない
また、ソローの人となりも垣間見えた
仙人のような印象を持っていたが、割とクセの強い人物だったということもわかった
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ソローの言葉が、短くまとめられている。
ゆえに読みやすいが、断片的な側面しか捉えられないようにも思う。
もっと大きな文脈の中で読んでこその内容ではないか。
けれど、その中で気に入ったものをいくつか。
3.自分のリズムで歩くことが大切なのだ。
他人の歩調に合わせようとするから
つまずく。(p20)
5.「みんな」という言葉に
まどわされてはならない。
「みんな」はどこにも存在しないし、
「みんな」は決して何もしてくれない。(p24)
53.春という季節は、
すべてを一度許すために巡ってくる。(p122)
83.仕事のために目覚めた一日からは、
得るものは多くない。
朝、自分の人生を始めるために起きる。(p192)
87.自分が糾弾している悪に
手を貸していないか、じゅうぶん警戒する。(p200)
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無数の命が犠牲になっても,自然は余裕だ。
この言葉が一番響いた。
宇宙的スケールの前に,命ははかなく,一瞬である。
大きなものをみよ,恐れよ。畏れよ。
そうだ,山に行こう。海に行こう。人工音を遮ろう。
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「森の生活」や「市民の抵抗」から155の名言集としてまとめたもの。孤独の贅沢、簡素に生きる、働き方、持たない喜び、自然の教えの5テーマに分けている。
ソローを取り上げている著作は多い。今までに読んだ中でも「孤独の研究」「平和をつくった世界の20人」がある。また、ガンジー、キング牧師といった活動家にも影響を与えた。
・他人に認められることは必要だが、そのことばかり求める人生ではつまらない。
・仕事とは何かをやりとげるためにするものだ。
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買う前に手に取り数ページ見た時はどのページも、示唆に溢れている様に思えたが、実際に読んでみると「そうは言っても、なかなか現実的ではないな」と思う部分が多くあまり心に入ってこない。シンプルな生活を心掛けると言う点では共感。もっと違ったタイミングで読めばもっと心に入ったかな。
【学】
余分な富で買えるのは、余分なものだけだ。魂にとって必要なものを買うのに、金銭は必要ない。
野性味とはどう育めば良いものか?
森を歩く
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難しい言葉はひとつもないけれど、さっと読んでしまうと、何を言わんとしているのか???。で、もう一度戻って読んで、「あっそういう意味か!」とやっとわかりました。
極論のように思ってしまうところもありますが、私の生活→あわただしく人にまみれて1日が終わり、ストレス発散とばかりに人と楽しい計画をたて、一年が終わるのって早いねぇなんて呑気に言って新年を迎える、この繰り返し。ダメです。怖いことです。
一人の時間(考える時間)の大切は痛いほど伝わりました。